美容師こそが私の道。苦しい体験から自分の信念に気づくことができた「ARiA by ECLART 新宿南口店」小松崎結花さん
東京・埼玉・大阪を中心に、わずか4年で35店舗を展開している美容室「ECLART」。最新技術を取り入れた髪質改善メニューを手ごろな価格で提供し、全店に個室を備えたスタイリッシュな空間づくりでも注目を集めています。
今回は美容師歴12年目、「ECLART」に入社して4年目となる小松崎結花さんにお話を伺います。前編では小松崎さんの基礎を築いた1社目に入社したサロンでの経験について伺いました。
後編では、小松崎さんが転職を経験し「ECLART」にたどり着いた経緯について伺います。「ECLART」の前に入った会社では、自分を否定されるような環境になじむことができず4ヶ月で退職。一時期は自信を失い、美容師を辞めようと考えるほど落ち込んだこともあったそうですが、「何度考えても自分がやりたいことは美容師しかない。もう一度楽しく美容師がしたい」との想いからたどり着いたのが「ECLART」だったといいます。
お話を伺ったのは…
小松崎結花さん
株式会社ECLART
エリアマネージャー
栃木県出身。同県の美容専門学校を卒業後、大手サロンの神奈川県・湘南にある店舗で10年間経験を積む。その後1社を挟んで、2021年に「ECLART」に入社。現在は東京や神奈川を中心に5店舗のエリアマネージャーを務める。
4ヶ月での退職。初めての大きな挫折が進むべき道を教えてくれた
――その後、2社目に就職した理由は?
1社目のサロンで10年間勤務し、30歳を迎えたのですが、結婚などの大きなライフイベントもないなかで、自分がぬるま湯に浸かっているように感じてしまったんです。1社目はもっと長く勤めたいと思える居心地のいいサロンでしたが、さらに成長するために転職を決意しました。
さらに今までとはまったく異なるエリアで一から始めた方がさまざまなことを吸収できると思い、埼玉のサロンに転職しました。
――転職はいかがでしたか?
さまざまな事情が重なり、精神的に追い込まれて、結果として4ヶ月で辞めることになってしまいました。もちろん環境のせいだけではなく、自分の至らなさもあったとは思います。ただ当時は今までの経験をすべて否定されたように感じてとても苦しかったんです。
この出来事は美容師人生のなかでも最も大きな挫折でした。1週間ほど家に引きこもり、本気で美容師を辞めようと考えたくらいです。
――それでも、美容師を続けた理由は?
何度考えても美容師以外にやりたいことがなかったからです。そして大きな支えになったのは、お客様の存在でした。美容師は技術職ですが、私にとっては技術の結果以上に、お客様とのつながりこそが仕事のやりがいだと感じていたんです。
引きこもっていたとき、1社目のサロンを辞める際にお客様からいただいた手紙を改めて読み返してみたところ、そこには私への感謝の言葉がつづられていて。こんなにお客様と近い関係でいられて、感謝されるような仕事はほかにはないと思い、もう一度美容師として挑戦してみようと決心しました。
この会社なら、もう一度美容師として楽しく働ける

――その後、「ECLART」に入社した理由は?
転職先を探していたとき、いくつか候補のなかに「ECLART」も入っていました。しかし前職での失敗もあったので、入社前とのギャップが一番怖く、なかなか転職先を決めきれずにいたんです。
そんなとき「ECLART」の社長の南がSNSでライブ配信をしているのをたまたま目にして。営業後にスタッフと一緒に髪を切りながら配信をしていたのですが、その様子から建前ではなく本当に和気あいあいとした雰囲気の会社だということが伝わってきたんです。
お客様がゼロの状態から業務委託という雇用形態で働き始めることに若干の不安もありましたが、それ以上に「この会社でならもう一度楽しく美容師として働ける」という直感が勝ち、入社を決めました。
――実際に入社してみて、どんなことを感じましたか?
まず会社が集客に力を入れており、お客様をつけてくれたので収入面の不安は一切ありませんでした。むしろ給料形態が変わったこともあり、収入はそれまでの倍以上になりましたね。
また今でも忘れられないのが、入社した初日に髪の毛をほうきではいていたら社長が「すごいね。天才だね」と声をかけてくれたことです。前職では自分を否定されることが多かったので、当たり前の行為を褒めてもらえることが本当にうれしかったです。これは今でも変わりませんが、社長は私のやることや、やりたいことを一切否定することなく、すべて受け入れてくれます。そして自分をきちんと見て評価してくれる。そのありがたさは、前職での経験があったからこそ強く感じました。
さらに、プライベートの時間をしっかり確保でき、土日に休みも取れる。人生が変わったと思えるほど大きな出来事でした。
辛いこともゲーム感覚でモチベーションを維持。諦めなければ道は開ける
――美容師としてやりがいを感じた、印象的な出来事があれば教えてください。
あるお客様のことが思い浮かびます。そのお客様は私が美容師になりたてのころに、お母様と一緒に来店されて以来、成人式や卒業式を担当させていただきました。そして最近では結婚式に、ドレス選びから関わらせていただいて。その方の人生の節目に美容師として立ち会えたことは、大きな喜びでした。
――最後にこれから美容師を目指す人へアドバイスをお願いします
楽しむことが一番大切だと思います。新人時代はやらなくてはいけないことが多く、成果がすぐに出るわけではないので、モチベーションを保つのが難しいときもあると思います。そんなときは、ゲーム感覚で取り組んでみるのがおすすめです。
たとえば買い出しに行くときも「何分以内にお店に戻れるか」と時間制限を設けてみる。辛いことも楽しむ工夫をすれば、続けられるはずです。そして諦めずに続けていれば道が開けると思います。
美容師は本当にやりがいのある仕事です。私も一度は美容師を辞めようかと悩んだことがありましたが、それをすぐに否定したぐらい可能性のある仕事だと思っています。私が負けず嫌いな性格だということもありますが、一番の理由はお客様との関係性。次のご来店を約束しているお客様がいるから、辞められないんです。
今はエリアマネージャーとしての責任もあります。まだ経験は浅いですが、仲間に支えられながら成長し続けたいと思っています。
小松崎さんが充実した新人時代を過ごせた3つのポイント
1.あがり症の自分を、圧倒的な練習量で乗り越えた
2.先輩や同期など、人に恵まれた環境に助けられた
3.自信のある自分を演じるという教えを胸に、お客様に向き合った
2社目での苦しい体験を経て、3社目の「ECLART」では伸び伸びと自分らしく働けるようになったという小松崎さん。自分に合う環境を見つけるには、勇気を持って行動することが欠かせないと改めて感じさせられました。現在はエリアマネージャーとしてさらなる成長を続ける小松崎さんから、今後も目が離せません。
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ECLART CENTRAL 赤坂店
住所:東京都港区赤坂2-14-16F
TEL:03-6770-1232

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