魔法の呪文は「絶対に可愛くする」。自信のなかった私を変えた言葉「ARiA by ECLART 新宿南口店」
東京・埼玉・大阪を中心に、わずか4年で35店舗を展開している美容室「ECLART」。最新技術を取り入れた髪質改善メニューを手ごろな価格で提供し、全店に個室を備えたスタイリッシュな空間づくりでも注目を集めています。
今回お話を伺ったのは、美容師歴12年目、「ECLART」に入社して4年目となる小松崎結花さん。初めて入ったサロンは日々の業務に加え、練習やモデルハントに励み、技術を磨いてきました。あがり症な自分に自信をつけるためには練習を重ねるしかないと考え、朝の6時から練習に励むこともあったといいます。しかし人に恵まれた環境に感謝しかなかったと振り返ります。
お話を伺ったのは…
小松崎結花さん
株式会社ECLART
エリアマネージャー
栃木県出身。同県の美容専門学校を卒業後、大手サロンの神奈川県・湘南にある店舗で10年間経験を積む。その後1社を挟んで、2021年に「ECLART」に入社。現在は東京や神奈川を中心に5店舗のエリアマネージャーを務める。
「人を前向きな気持ちに」。その思いから美容師の道へ
――美容師になろうと思ったきっかけは?
中学校1年生のときに縮毛矯正をかけたことがきっかけです。幼いころから自分のくせ毛にコンプレックスがあり、ヘアアイロンを使うなどさまざまなことを試してきましたが、あまりきれいにならなくて。
それが縮毛矯正をかけたことで、髪がまっすぐでサラサラになりとてもきれいに仕上がったんです。その瞬間に自分に自信がついて、気持ちまで前向きになれました。自分も誰かをこんな風に感動させたい、ポジティブに変えられるような美容師になりたいと思ったのが最初の動機でした。その後、美容専門学校に進み、本格的に美容師を目指すことになったんです。
――美容専門学校時代は、どんなことを感じましたか。
実家を離れて一人暮らしを始め、学校の授業に加えてアルバイトもしていたため、毎日が本当に忙しかったです。しかし大変さ以上に楽しいという思いが勝っていました。ずっと憧れていた美容師の勉強や技術練習をできることが何よりもうれしく、学校で学べること自体が幸せでした。
勉強はあまり得意ではなく、テスト前は徹夜して勉強することもありましたが、同じ目標を持つ友だちの存在が大きな支えになっていました。
出遅れたシャンプー試験。あがり症の性格は徹底した練習で克服
――その後、どのようなサロンに就職されたのですか。
全国に100店舗以上を展開している大手サロンに入社しました。決め手はふたつあり、ひとつ目は努力次第で早くデビューできるという点です。早くお客様を担当したい気持ちが強かったので、カリキュラムの進みが早いことは大きな魅力でした。
ふたつ目は私が栃木県の出身で海のない土地で育ったので、海の近い湘南エリアに憧れていたこと。湘南に店舗があるという点も決め手になりました。
――入社時はどのようなことを感じましたか?
当初は、華やかな美容師のイメージとは異なり、地味な仕事が多いと感じることがありました。また入社と同時にカリキュラムの最初にある、シャンプー試験に合格できないという壁にぶつかったんです。次々と同期が合格していくなか、私は出遅れてしまって。練習ではうまくできても、本番になると失敗してしまう。あがり症の性格が影響して、悔しい思いを繰り返していました。
――どのようにして乗り越えましたか?
緊張しやすい性格を克服するには、緊張しなくなるまで練習するしかないと思い、実践を重ねました。自主的に朝6時前にはサロンに行き、練習をしていましたし、営業後ももちろん練習。そのあとに駅まで行ってモデルハントを続ける生活を続けていたんです。
一見すると大変に思えるかもしれませんが、どんなに夜遅くなっても真剣に指導をしてくれる先輩や、モデルとして施術の練習をさせてくれる同期の仲間がいたため、不思議と辛さを感じることなく乗り越えることができました。憧れる先輩や仲のよい同期に囲まれ、とても恵まれた環境だったと思います。
また、負けず嫌いの性格だったということも大きかったと思います。最初のシャンプー練習でつまずいた分、「もう負けたくない」と思う気持ちが強く、それ以降はとにかく練習を重ねました。
お客様の前では自信のない自分を封じて、演じる
――その後は順調でしたか?
スタイリストデビューは入社から2年目と比較的早く達成することができたため、その点では順調だと感じていました。お客様も徐々に増えていったのですが、自分の美容師としての強みがないように感じ、悩む時期があったんです。
――強みを見つけるために、取り組んだことは?
ディーラーさんに紹介していただいた講座を受講し、「SYSTEMケアロジストディプロマ」、「ヘアケアマイスター」の資格を取得したほか、ヘアカラーリスト養成スクールに通い、修了することができました。当時の私はカラーのメニューが好きだったのですが、カラーが得意な美容師さんは多いと思ったので、そのなかでも抜きんでるためにカラー関連の資格が中心に取得したんです。
――資格を取得したことによって、どのような変化がありましたか。
自分に自信がつきました。さらに驚いたのはお客様がとても喜んでくださったことです。「資格を持っている美容師さんに担当してもらえる」と思っていただけたことで、信頼度が高まった実感がありました。
――新人時代に学んだことで、今も実践していることはありますか?
デビューしたてのころ、先輩から「お客様の前では自信を持っている美容師を演じなさい」と教えられ、今でも実践しています。元々の私は自信がなくネガティブな面があったのですが、「自信のない美容師に担当されたらお客様は不安になってしまうよ。自信のなさは絶対にお客様に伝わってしまうから」と言われ、はっとしました。
それ以来、どんなに自信がなくても、緊張していても、「絶対に私がお客様を可愛くする」と心のなかで自分に言い聞かせるようになりました。そうしているうちに、本当にお客様の前に立つときはそう思えるようになってきて。気づけば今では、自分が後輩に同じことを伝えています。
後編では、小松崎さんが転職を経験し「ECLART」にたどり着いた経緯について伺います。「ECLART」の前に入った会社では、自分を否定されるような環境になじむことができず4ヶ月で退職。
一時期は自信を失い、美容師を辞めようと考えるほど落ち込んだこともあったそうですが、「何度考えても自分がやりたいことは美容師しかない。もう一度楽しく美容師がしたい」との想いからたどり着いたのが「ECLART」だったといいます。
Check it
ECLART CENTRAL 赤坂店
住所:東京都港区赤坂2-14-16F
TEL:03-6770-1232

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