逃げてきた人生が美容師という職業に出会って変わった。周囲に頼りながら成長を続ける 「ZYNX」みちゃきさん

エクステやハイトーンなどの技術力が高く、渋谷のギャルを中心に絶大な支持を得る「ZYNX」。今回はそんな同サロンのなかでも圧倒的な指名数を誇るスタイリストのみちゃきさんにインタビューを行いました。

渋谷の人気サロン「Lapis」で経験を積み、現在は「ZYNX」で活躍するみちゃきさん。専門学校に通いながら国家資格取得とサロンワークを両立し、成長を重ねてきたそうです。

前編では、キャリアのスタートから転職の背景、そして新人時代に直面した壁とその乗り越え方について伺います。

今回、お話を伺ったのは…

「ZYNX」

スタイリスト

みちゃきさん

高山理容美容専門学校通信科に在籍し、地元のサロンで働きながら国家資格の取得に励む。その後渋谷の人気サロン「Lapis」に就職。在籍中に国家資格を取得し、約4年の経験を積む。その後、「ZYNX」立ち上げに伴い転職。現在はスタイリストとして、ハイトーンやエクステを中心に多くの顧客から支持を集めている。SNS発信にも力を入れ、新規・リピートともに高い集客力を誇る。

インスタグラム

自分らしく働く兄の背中を追って美容業界へ

「ZYNX」のオーナーTAKUMAさん(左)とスタイリストのみちゃきさん(右)

――まずは、美容師を目指したきっかけを教えてください。

じつは兄が「ZYNX」のオーナーのTAKUMAなんです。兄の働いている姿がすごくかっこよく見えて。いつも楽しそうに働いているので「美容師ってこんなキラキラした仕事なんだ」と興味を持ったのを覚えています。

自分の将来を真剣に考えたとき「兄と同じように美容の道で自分らしく働きたい」と思いました。

――最初のサロンはどのようにして選んだんですか?

通信科の専門学校に通っていたので、国家資格を取る前から地元の美容室で働いていました。当時はまだ知識も経験も浅く、正直美容室ってどこも一緒だと思っていたんです。なので、そんなに深く考えていなくて。近場で通えるところを選びました。

でも、そこでは白髪染めや髪質改善を強みとしていて、「サロンによって特徴ってこんなに違うんだ!」と気付かされたんです。私はブリーチやハイトーンなどの技術に興味があったため、やりたいこととのギャップが大きくて。「もっと技術を高めたい」「業界の最先端を知りたい」と思い、渋谷の「Lapis」に転職しました。

はじめての苦労を周囲に頼ることで乗り越える

今でも落ち込んだときはお兄さんに相談するというみちゃきさん

――「Lapis」に入社して感じたことを教えてください。

最初に感じたのは「きつい」ということ。技術面もそうですが、人間関係や指導の厳しさにも戸惑いました。社会に出るまでは、家のなかでも学校でもあまり怒られる経験がなくて。バイト先でもちょっと厳しかったり、人間関係がうまくいかなかったりすると逃げてきたんです。

でも当時は国家試験も控えているし、憧れの業界にせっかく入れたんだし、簡単には辞められない状況。社会人としての厳しさを目の当たりにしたのと、試験のプレッシャーもあって、精神的に大きなダメージを受けていましたね。

さらにそんな状況で同級生が遊んでいる様子を見ると、自分だけが違う道にいるように感じてしまい、つらくなることも。ただ、それでも美容の仕事自体は楽しかったので、続けたいという気持ちは強かったです。

――つらい時期をどのように乗り越えましたか。

ひとりで抱え込まず、とにかく周りの人に話を聞いてもらいました。具体的な解決策がほしいのではなく、共感してもらうことで心が軽くなったのを覚えています。

当時は先輩の存在が大きかったですね。厳しく指導されることもありましたが、その分しっかり話も聞いてくれて。がんばろうと思える言葉を掛けてくれました。その繰り返しで続けることができたと思います。

美容師として先をいく兄にもよく相談にのってもらっていました。あのとき掛けてくれた言葉があるから今があると思います。

同じように落ち込む方は一度誰かに話を聞いてもらうのがおすすめ。解決策がなくても、言葉にするだけでスッキリしたり、考えがまとまることがよくあるんです。

つらい経験のおかげで、忍耐力やコミュニケーション力が強みになった

「ZYNX」で自分らしく働くみちゃきさん

――辞めずに続けられた理由は何だったのでしょうか。

美容師という仕事が本当に楽しいからです。じつは地元の美容室をやめて「Lapis」に入る前に、2ヶ月ほど仕事を離れていた時期があったんです。そのときも「私にやっていけるのか」って悩んでいました。

でも休んでいる間もずっとサロンワークや美容のことを考えちゃうんですよね。お店は合わなかったかもしれないけど、美容師という仕事自体は大好きなんだなって気づいて。

だからこそ、つらい時期でも「ここで辞めても、きっとまた戻りたくなる」と思えました。その気持ちがあったから、踏ん張ることができたのだと思います。

――今振り返って、当時の経験をどう捉えていますか。

当時は本当に余裕がなくて、毎日必死でした。ただ、振り返るとあの経験があったからこそ今の自分があると感じています。

悩んでいるときは「早く抜け出したい」と思っていましたが、実際にはその過程で考え続けたことや、向き合った時間が、自分を成長させてくれていました。

最近は後輩も増えてきたのですが、同じように悩んでいる後輩の気持ちを当時の自分と重ねて理解できることは私の強みのひとつだと思います。よいコミュニケーションが取れるのも、過去の経験があったからですね。

大変な時期ではありましたが、自分にとっては必要な通過点だったと、今は前向きに捉えています。

後編では、技術習得のプロセスやSNSを活用した集客、そしてハイレベルなサロンで働くための心構えについて伺います。


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ZYNX
住所:東京都渋谷区宇田川町11-6渋谷宇田川KKビル6F
TEL:03-6712-7991

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