ヘアカラーについての、アレコレちゃんと知ってますか？【美容業界テスト】
オシャレを楽しむ人にとってかかせないヘアカラー。髪の毛の色を変えるだけで気分が明るくなったり自分に少しだけ自信がついたりと嬉しいことがたくさんありますよね。今月はそんなヘアカラーの知っておきたい情報をお届けします。（編集部調べ）
ヘアカラーの起源は何年前？
今や世界中で流行しているヘアカラー、その起源は『紀元前3500年の古代エジプト時代』だと言われています。この頃は主に男性が魔よけや社会的地位を表すために、ヘナやインディゴなどの植物を使って染毛していたそうです。
女性が美しさのために行うようになったヘアカラーとしては、紀元前350年頃にギリシャ人が欧米人に憧れて髪をブロンドに染めたことや、日本では平安時代に墨を使い白髪を黒く染めていたことが記録に残っています。美しいブロンドヘアに憧れたり若さを保つために髪を染めたりと、当時の人々にも常に美しくありたいという思いがあったことはとても興味深いですね。そして現在市場で数多く出ているオシャレとして女性が使用するようになったヘアカラー剤は、18世紀後半にフランス人によって商品化されたものが始まりだそうです。そこから改良が進み、より時代のニーズに合わせた商品が発売されるようになりました。
ヘアカラー前のパッチテストって？
パッチテスト(皮膚アレルギー試験)とは主に薬剤などのアレルギー反応の有無を調べるために疑われる物質を皮膚に塗り、30分後と48時間後に塗布部分の皮膚の状態を見てアレルギーの判定を行う検査方法です。パッチテストを美容院で行う場合、２日後に再来店し皮膚に異常がないことを確認してからカラーリングをすることになるので、ほとんどの方が面倒だという理由で希望しないそうです。しかしジアミン系の塗料によるアレルギー性のかぶれが発症してしまうと、一週間以上生活に支障をきたしてしまう場合があるので、特に肌が敏感な方や初めてカラーをする方はパッチテストを行うことをおすすめします。そしてパッチテストはヘアカラーを行うときだけではなく、化粧品やアロマオイルなど初めて使う薬品には毎回行うと良いでしょう。
抹茶で白髪を染められる？
抹茶で髪の毛を染めると聞くとイメージがわかない方も多いかと思いますが、抹茶に含まれるカテキンの作用によって髪の毛に黒色を定着させ、白髪を染めることができるそうです。白髪染めと聞くと強い薬剤を使用し、髪の毛を黒く染めるイメージがありますが、この抹茶を使った方法だと天然素材なので安全に髪の毛を染められます。カラー剤に含まれるジアミンアレルギーの方や、染めるときに頭皮が炎症を起こしてしまう方への白髪染めとして、高齢の方を中心に人気が出ているそうです。髪の毛そのものへの安全はもちろん、化学塗料を使わない天然の成分なので施述中に気分が悪くなることもありません。ネット販売などで購入できるので、気になる方は試してみてください。
日本人の髪質は○○カラーがすぐ落ちてしまう？
正解は外国人風な柔らかさや透明感が出ると人気の『アッシュ』カラー。アッシュカラーは「色落ちが早い」「思ったように色が入らない」などという声をよく耳にしませんか？ これには人間が持つ髪のメラニン色素が深く関係しています。日本人は欧米人と比べて赤味と黄味が強い髪の色素を持っているので、赤味の強さにアッシュが負けてしまい、色が入りにくいうえに色落ちも早くなってしまうそうです。しかしせっかくカラーをするなら、色落ちを気にせず長く楽しみたいですよね。日々使用するシャンプーを洗浄力が強すぎないものや、カラーの持ちを良くするヘマチンなどの成分を配合したシャンプーを使用することがオススメです。特に『ラウレス硫酸Na』という成分は、洗浄力が高いので成分表の初めの方に書かれているシャンプーの使用は、カラー直後には避けた方が良いでしょう。
ヘアカラー後はシャンプーをしてはいけない？
ヘアカラーをして24時間以内はシャンプーしないほうが良いそうです。その理由はカラーリングした色を髪にしっかりと馴染ませるため。カラーが馴染んでいないうちに強く髪の毛を洗ってしまうと、カラーが長持ちしない原因になります。翌日以降もなるべく洗浄力の弱いシャンプーを使い、色が落ちるのを防ぎましょう。また熱いお湯で洗うとキューティクルがはがれて色が流れやすいため、38度くらいのぬるま湯で洗うことがおすすめです。そしてカラーリング後の一週間は特にダメージを受けやすく色が抜けやすい状態なので、この期間のケアはとても大切です。髪の毛を乾かすときはドライヤーを髪から10センチ以上離して根元から乾かしましょう。そしてヘアオイルなどの洗い流さないトリートメントをつけておくだけで、髪を熱から守り水分の蒸発を防いでくれますよ。
以上、今回は『ヘアカラー編』でした。普段何気なくしているヘアカラーも、まだまだ知らないことがたくさんありそうですよね。気になることがあったら行きつけの美容院で質問をしたり、自分で調べてみるのも良いかもしれません。
