「プラスアルファ」のおもてなしを届けるフラッグシップショップ『erikonail OMOTESANDO』
サロンやショップはお客さまをお迎えする場であり、コンセプトを形にする場であり、スタッフにとっては職場でもあります。
「On Stage」では、お店づくりのアイデアがいっぱいのお店にとっての“表舞台”をご紹介します。
ネイル業界をリードするトップネイリストの黒崎えり子さんが主宰するネイルサロンerikonailは全国に6店舗を展開しています。なかでも2013年に移転オープンしたerikonail OMOTESANDOは、erikonailの集大成ともいえる旗艦店。お客さまの導線や細部の使い勝手にもそれまでの経験がいかされています。そんなサロンの魅力をerikonail OMOTESANDO店長/クリエイティブチーフの久米かおりさんに伺いました。
最上級の技術と接客、そしてくつろぎの時間を
「旗艦店である表参道サロンのコンセプトは、癒やしやくつろぎを感じていただけるプラスアルファがあるサロン。全席ソファ席で個室もご用意しています。元々、表参道ヒルズで営業をしていたのですが、2013年にこちらのビルが竣工した際に移転しました。5、6階が黒崎えり子ネイルビューティカレッジ表参道校、7階が事務所、8階がサロンとなっています」
「内装は森田恭通さんにデザインしていただきました。私たちスタッフも初めて足を踏み入れた瞬間に『わー、素敵!』と感激しました。森田さんに一からお任せして、これまでにはない特別な空間にしていただきました。
窓側にソファ席、中心に個室があり、芸能人の方もいらっしゃるので、エレベーターから個室までの導線はほかの客席からは見えないようになっています。細かいところでは収納をたっぷり設け、備品などはお客さまから見えないところに仕舞えるようになっていたり。新規開店や移転・リニューアルも含めるとこのサロンの移転は10回目ぐらいの経験でしたので、機能面でもお客さまやスタッフのいろいろな要望や想いを集結させることができました」
毎月新デザインを提案し、トレンドにも対応
「ネイルのデザインは季節やトレンドを取り入れやすいので移り変わりも速いですね。erikonailでは常に新しいデザインを提案できるようにしていて、毎月すべてのネイリストがデザインを提案し、そのなかから黒崎がチェックをして全サロンで展開しています。
また、各サロンにはネイリストのチャンピオンをはじめベテランのスタッフが何人もいますので、勉強会を開いたり、スタッフ同士で施術をし合いながら日々技術の向上に励んでいます。スタッフはそれぞれが自由に好きなデザインのネイルをしているので、『それにしようかな』という感じで同じデザインを希望されるお客さまも多いです」
ベテランから若手へ。技術も接客も丁寧に指導
「表参道サロンのお客さまの年齢層は比較的高めで、落ち着いた雰囲気の方が多いです。スタッフの年齢は20歳ぐらいから40代とかなり幅がありますが、10年以上のキャリアのあるベテランスタッフが多いので、技術はもちろん、接客においてもベテランが若手スタッフに伝えるという形で教育しています。
接客でとくに注意しているのは目上の方への接し方。年齢が近ければ対等にお話することもありますが、年齢の若いスタッフが目上の方にベテランと同じような態度で接するのは間違いなので、『まだ若いんだから、逆に可愛がっていただけるような接客をしましょう』という感じで、その人の個性に合った接客ができるように指導しています」
——極上の空間で黒崎えり子さんから継承された高度な施術を受けられるのがerikonail OMOTESANDOなんですね! 次回はそんなサロンを支える裏舞台に迫ります。
Shop Data
erikonail OMOTESANDO
住所:東京都渋谷区神宮前5-1-3 Omotesando Keyaki Bldg. 8F
TEL:03-3409-5577
月~金11:00~21:00、土日・祝10:00~19:00 無休(年末年始を除く)
http://www.erikonail.com
【サロン探訪】仲が良すぎて困る!?erikonailは、やるときはやる女子の集まり『erikonail OMOTESANDO』