しなやかな心で挑む接客。この心構えを持つことが、繊細なサービスへとつながる。『RUBY&ONYX』

みんなが気持ちよく働くための環境づくりや取り組み、そこで働くスタッフの普段の顔などが見られるのが、この「Back Stage」。本来なら、実際に働いてみないとわからないサロンやショップの裏側を、オーナーやスタッフのみなさんにこっそり教えていただきます。自分の 考え方にマッチする取り組みやポリシーが分かるかもしれませんので、要チェックですよ!

自分自身が、オンリーワンになる教育がモットー

ハイクラスな客。流行に敏感な客。そうした、“目の肥えた”客を満足させるために必要なのは、常に怠ることのない努力と、「誰かのマネをしない」プライドであると、RUBY&ONYXの代表・三浦加納子さん。

サロン探訪_ルビーアンドニックス
代表の三浦加納子さんは、数々のメディアで活躍する日本ネイル界のパイオニア。ネイルをやろうと思ったきっかけは、当時まだ職業として台頭していなかったネイリストという生き方に興味を持ったからとのこと。もともと美容に興味があり、マニキュアでデザインをしているなかでネイルサロンというお店があることを知り、まだ周りで誰も挑戦していなかったこの職業に飛び込んだそう。基礎技術はネイルスクールで学び、サロンに入社してからも学び続け、ネイルの世界にのめり込んでいきました。

三浦「私がスタッフたちに必ず伝えることは、『誰かのマネはしちゃだめだよ』という言葉。ことデザインに関しては、いかに自分のオリジナルで勝負できるかが、ネイリストの実力。誰かのマネをしても『あら、このネイル、きれいね。でも、どこかで見たことあるわ』で終わってしまい、リピーターの獲得できなくなってしまいます。目の肥えたお客様が求めるのは、『この店にくれば、自分だけのネイルが創ってもらえる』ということ。技術向上はもちろんですが、お客様が何を求めているのか、どんなネイルが創ってほしいと思っているのか、そうしたことを組み上げる力を養い、自分自身のデザイン力も高めてほしい、スタッフにはいつもそう願っています」

後輩の「学びたい」をどこまでも尊重

三浦「RUBY&ONYXが目標としているのは、押しつけがましくない、細やかでスマートな接客です。お客様のふとした視線の動き、ちょっとした仕草、そういう部分から、お客様の気持ちを察知し、先回りして気配りできるように心がけています。さらに、親しみやすく、お客様が気兼ねなくくつろいでもらえるようにするのも、ネイリストとして大切なお仕事。こうした“気配り”面を教えることは、なかなか難しいのですが、都度、スタッフ同士で食事に誘い合い、サロン以外の場でも交流を深め、互いのスキルを伝えあったりするようにしています。
上下関係はもちろんあるけれど、スタッフ同士の仲が良いのが、当サロンの特徴でもあります。なぁなぁではなく、厳しく教育するときは厳しく。でも、後輩が『学びたい』という姿勢を見せてくれたときは、つきっきりで練習に付き合ったり、ネイルをスタッフ同士でやりあったり。みんなで切磋琢磨しながら、伸びていけたらいいと思っています」

サロン探訪_ルビーアンドニックス

撮影や取材時は、積極的にスタッフを同行

三浦「定期的に技術勉強会も設けているのですが、なによりスタッフの実力が高められると思うのが、雑誌やメディア、CMといった撮影現場の立ち合いです。希望するスタッフはこうした撮影現場に同行してもらい、サロンワークとは異なる世界を見せ、ネイルアーティストとしての幅を広げてもらうようにしているんです。店でネイルを創るのと、撮影を行う現場で創るのとでは、ネイルの“魅せ方”がまるで変わります。そうした現場でアシストを行ってもらうことは、スタッフの実力を伸ばすきっかけになると、私は考えています」

先輩として、道筋を作る。これがスタッフ育成のカギ

三浦「いま、経営者のほとんどが、スタッフを育てるのが難しいと悩んでいることが多いと思います。でも、それは育て方を変えない、経営者のほうに責任があると思うんですよ。以前は『先輩の仕事を見て、自分で覚えてね』って言えば、勝手に技術を盗み、育ってくれました。でもそれは、そのときのスタッフが、そういう性格をしていただけ。今どきの子たちだって、きちんと忍耐力があるし、やる気もあるんです。ただ、学び方がうまくないだけなんです。きちんとこちらが教えれば覚えてくれるし、伸びていってくれるんですよ。
ようは、きちんと道筋を教えてあげることが大切なんだと思います。以前のように放置しておく教えた方は、経営者サイドから見たら、確かにラクだったかもしれません。今は手間暇を掛けなければいけない分、大変かもしれません。でも、そこは柔軟に対応しないといけないと思います」

サロン探訪_ルビーアンドニックス
サロン内はいつでも清潔。代表である三浦さん自ら、率先して掃除を行い、快適な空間を作り上げている。

――次回は、三浦さんおすすめの最旬ネイルと、RUBY&ONYXならではの新しい取り組みをご紹介します!

Salon

RUBY&ONYX

住所:東京都渋谷区猿楽町9-3 Barbizon75 3F
TEL:03-5459-5882
Mail:info@rubyandonyx.com
LINE ID:@rubynail
営業時間:12:00~21:00(月~土曜)、11:00~20:00(日曜・祝日)

【サロン探訪】ネイルサロンの新たなる可能性を目指す、月額定額会員制度と、最新ネイルを紹介 『RUBY&ONYX』>>

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