尊敬する業界のプロは?憧れの人は?東京ビューティーアート専門学校#5

美容専門学校の中でも高い信頼性と実績を誇る東京ビューティーアート専門学校。第一線で活躍している卒業生が多いことでも有名です。学科は美容科とトータルビューティー科の2つから構成され、それぞれの中でさらに5つのコースに細分化されています。全6回にわたって東京ビューティーアート専門学校を徹底リポートするこの企画。第5回目は、学生さんたちが尊敬する業界のプロについて、どのような影響を受けてきたのかなどを伺います。憧れの人があるから頑張れるってことありますよね。

小島「中学3年のときにネイリストを目指すきっかけとなった、なかやまちえこさんが今でも憧れるプロの方です」

田中「有名人とか人気店のカリスマオーナーに憧れるというよりかは、エステコースの先生のようになりたいと思っています」

丸山「私はテレビで活躍されている美容家のIKKOさんにとても憧れています」

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――3人とも、その理由を教えてください。

小島「やっぱりなかやまさんが作り出すデザインですね。立体的でかわいらしいネイルアートはオリジナリティがあって、秀逸だと思います。自分もあんなふうにデザインできたらいいなあって思います」

田中「エステコースの先生は知識や技術はもちろんなんですけど、お客さまへの配慮という部分がすごいんです。実習の授業で、面識のない方々を施術するときに、私なんか頭の中が『上手にやらなくちゃ』という思いでいっぱいになるんですけど、先生は『部屋の温度は大丈夫? 暑さや寒さも気にしてね』って言ってくれます。お客さまだけを見ているんじゃなくて、お客さまのいる空間全部を見て判断しているんです。すごいなあって思います」

丸山「IKKOさんは、普段テレビで観ているときは冗談を言ったり、共演者につっこまれたりして、3枚目キャラになっているんですけど、でも本当は自分の中にしっかりと芯を持っていて、ブレることがない方なんです。しかも心が繊細で気配りもできる。作り出すメイクもクリエイティブでステキです。IKKOさんは人間的に奥が深いので、そんな風になれたらなあって本気で思います」

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――みなさんが尊敬する人のようになるためには何が必要だと思いますか?

小島「技術的なことやイマジネーションが第一だと思います。その他にも、愛されるキャラクターと言いますか、気さくさと言いますか。私、去年の11月に初めて『ネイルエキスポ』というイベントに行ったんです。東京ビッグサイトに。そのときになかやまちえこさんがいらっしゃって、実物をこの目で見ました。デモンストレーションをやっておられて、終わったあとは感激して思わず泣いてしまいました(笑)。そのあとサインもいただきました! 『私、専門学校でネイルの勉強をしています』と話したら、『頑張ってね』って優しく言ってくれたんです。有名な方なので恐る恐る話しかけたんですけど、とても気さくに返してくれました。ますます好きになりました」

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田中「私の場合は、もっと視野を広くすることだと思います。先生にもよく言われるんですが、せっかちなところがあるんです。施術をしているとだんだんと力んでしまい、雑になってしまうんです。もっとリラックスしてまわりにも気を配りながら施術しないと、お客さまも気分が悪いでしょうし、二度とやってほしくないなんて言われたら、エステティシャンとして失格です。就職する前に直したいところだと思っています」

丸山「まずは練習して技術を高めることだと思います。仲間と技術を高め合ったり、いっしょに目標についておしゃべりしているので、今の環境に喜びを感じています。ひとりのときでも雑誌やSNSを見て、かわいいヘアスタイルやメイクをチェックしています。チェックするだけじゃなく、どうやったらこうなるのだろうとシミュレーションもしています。そうやってちょっとずつでも努力していくことで、IKKOさんに近づくことができればいいなと思います」

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小島「私は、ちえこさん以外にもうひとり憧れている人がいます。Hana4(はなよ)さんというネイルアーティストです。Hana4さんの作品はとにかく細かいんです。人間の手で描いたとは思えないほどディテールまでこだわっていて、アート性が高いです。こんな作品をつくることができたら楽しいだろうなあって思います。というか、そうなれるように頑張ります」

3人とも憧れの人が作り出す作品だけをスクラップするのではなく、どういう意図で作られたデザインなのか、デザインを生み出す根底となる人間性や価値観までも「知りたい」「吸収したい」という意欲にあふれていました。

憧れる人がいてこそ、その道に向かう推進力になりますし、つらいときがあっても頑張れます。今回は3人のみの登場でしたが、学生の方たち全員に目標となる人物がいるはずです。その人に少しでも近づけるようにまい進してほしいと思います。

第6回目の最終回は、今後の目標について引き続き学生の方たちにお話を伺います。卒業後どうなりたいのか、大いなる夢を語っていただきたいと思います。

卒業後が夢の始まり!希望に燃える!東京ビューティーアート専門学校#6>>

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