アルバイトで入社後、ブランドや会社への愛情が募り、正社員の道へ【ザボディショップ 中川千里さん】#1
スポーツ用品の販売員からコスメ業界の販売員に転身した中川さん。「美容知識ゼロ」からコツコツと勉強し、アルバイトから正社員にキャリアアップ。現在はストアマネージャーとして働くかたわら、公式SNSの発信などさまざまな業務に意欲的に取り組んでいます。
前編では、スポーツ用品業界からコスメ業界に転身した理由や、販売員という仕事のやりがいなどについてお話を伺います。(撮影店舗:ザボディショップ新宿店)
お話を伺ったのは…
ザボディショップ
イオンモール成田店 ストアマネージャー
中川千里さん
高校卒業後、スポーツ用品店でのスタッフとした働いたあとザボディショップの販売員となる。アルバイトで入社し、3年後に正社員にキャリアアップ。現在はイオンモール成田店のストアマネージャーとして、スタッフの指導をしながら店頭にも立ち続けている。
NAKAGAWA’S PROFILE
お名前 |
中川千里 |
|---|---|
出身地 |
千葉県 |
尊敬している人 |
高阪剛(格闘家)、棚橋弘至(新日本プロレスリング社長) |
趣味 |
格闘技観戦 |
専門性のある接客がしたくて転職

――中川さんは美容が好きで、ザボディショップに入社したんですか?
いいえ、違うんです。もともと美容にはあまり関心がなくて。転職先を探していた時にちょうど募集が出ていたのがザボディショップでした。興味を持ち応募して、まずはアルバイトとして働くことになりました。
――転職前はどんなお仕事をされていたんですか?
高校卒業後、スポーツ用品店で販売をしていました。スポーツ用品店なので、取り扱う商品の幅がとても広く、スノーボード売り場の担当になったり、シューズ売り場の担当になったり、定期的に担当が変わるんです。知識が増えるのはいいことなんですが、「もっとひとつの分野を専門的に扱う仕事をしたいな」と思い、転職することにしました。
――ザボディショップに応募してみようと思った理由は?
現在の夫である当時の彼が、ザボディショップの商品を愛用していました。まだ日本に入ってきたばかりの時期だったので、彼から「おしゃれでかっこいいブランドだから、受けてみたら?」と言われて。私はというと「名前は聞いたことあるけれど…」という程度の知識しかありませんでした(笑)
――それで「応募してみよう」と。
はい。応募の前に、ブランドの背景や理念を調べてみたところ、環境に配慮していることや、動物実験をしていないことなど、エシカルなブランドであることがわかりました。私自身動物が好きだったこともあり、その理念に共感をして応募することにしました。
3年のアルバイトののちに正社員へ
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――一社目も二社目も販売員という職種ですが、販売員という仕事が好きだったんですか?
当時は若かったので、正直あまり深く考えていませんでした。デスクに向かってする仕事にあまり興味がなかったのと、元来の性格が「出たがり」というのがあるので、人とコミュニケーションをとる仕事を自然と選んだ感じですね。
――アルバイトから正社員になった経緯を教えてください。
アルバイトは3年ほど続けました。正社員になろうと思ったのは、会社や一緒に働く人が好きだったからです。先ほども申しましたが、私はもともと美容に関しては素人です。全然知識のなかった私に、当時の職場の上司や同僚はひとつひとつ丁寧に教えてくれました。
それ以外にも、働くうちにブランドの商品の品質の高さといった、深い部分がどんどん好きになって。「正社員になりたいな」と考えるようになりました。
――長期的に働きたいと思ったということもあるのでしょうか。
そうですね。このお店で腰を据えて働きたいと思ったということはあります。同時に「もっとスキルアップしたい」とも考えるように。知識を増やしたり、スキルを高めるための努力をするのが好きなので。そんな私の性格を知った当時の上司が、「正社員登用の試験というものがある」と教えてくれました。
――いい上司に恵まれたんですね。
はい。商品の知識から接客方法まで、当時の上司がすべて教えてくれました。当然ですが、スキンケアをお客様に施すなんて、入社するまでしたことがなくて。最初はものすごくドキドキしたんですが、そういったことにもだんだん慣れてきて、やりがいが増えていきましたね。仕事が楽しかったです。
――アルバイトと正社員に大きな違いはありますか。
基本的には同じような仕事ですが、責任感は全然違います。あと、正社員になると、その先の昇進といったキャリアアップの道も開かれます。私もステップアップを目指したかったので、正社員への道を選びました。
正社員になった後は順調にストアマネージャーに昇格

――正社員等用の試験に向けて準備はされましたか?
試験の内容は、筆記試験と3回の面接がありました。筆記試験は数字に関する内容も多かったので、しっかり勉強しました。面接もお店の先輩に相手をしてもらい、何度も練習しました。そうして3年のアルバイトを経て、2015年に正社員になりました。
――希望していた昇進はできましたか?
はい。副店長になって、そのあとすぐストアマネージャーになりました。お店は異動することなく、アルバイト時代からずっと同じ店舗です。ストアマネージャーになると、接客のほかにスタッフの育成やお店の数字管理もしなくてはいけません。スタッフとの定期的な面談も大事な仕事です。
――アルバイト、正社員、現在はママさん店長とさまざまな立場を経験してこられています。よかったことはありますか?
それぞれの立場を経験できていることは、スタッフの育成にとても役立っています。自分が子供を持つ前は、正直ママさんスタッフの大変さがわかっていませんでした。今は、「自分一人で仕事と育児を両立させるのは無理」ということが身にしみてわかりますし、家族や周囲のサポートがあってできることです。そうやって、スタッフ一人一人の状況や立場に立てることは、何にも変えがたい経験ですね。
取材・文/皆川知子(tokiwa)
撮影/ワタナベミカ
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