マカオ

ウォーキングで楽しむ世界遺産散歩。美しくなる旅マカオ #3

かつてはポルトガル領だったマカオ。現在は中国に返還され、独立した自治区として以前よりパワーアップした人気の観光地として知られています。日本ではマカオといえばカジノのイメージがあるかもしれませんが、コンパクトな街には世界遺産をはじめ、さまざまな楽しみがぎゅっと詰め込まれ、訪れる人のスタイルで楽しめるという場所なのです。

たとえば、東洋と西洋が美しくミックスされた独特の雰囲気、豪華なホテルやスパ、豊かな食、エンタメなど、五感を全部使って楽しめるのがマカオの最大の魅力。つまり、美容に関わる人なら、得るものも多い旅先です。女子旅やファミリー旅、そして社員旅行など、近場の海外としておすすめの場所。五感を刺戟するマカオ旅を、さまざまな切り取り方で6回にわたりご紹介します。

パート3は、世界遺産めぐりをご紹介します。コンパクトな街をたっぷり歩いて、知的好奇心を満たす、マカオの歴史を知る旅です。

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

まずはマカオといったらここ。聖ポール天主堂跡へ

マカオ

パート1&2は、最新のマカオ、近未来を感じさせるコタイ地区のラグジュアリーホテル&エンタメをご案内しましたが、今回は、マカオ半島側のノスタルジックなマカオの観光をご案内します。おすすめは、散歩しながら巡るマカオ、です。写真はマカオのユネスコの歴史遺産(世界遺産)の中でも最も有名な「聖ポール天主堂跡」。火災で木造の部分が焼け落ち、この石造りの正面だけが残っています。小高い丘の上にあり、散歩の出発地点としては、最適。ここは知っている、という方も多いのでは?

マップとガイドでマカオ散歩を気軽に楽しむ

ph02-min-2
ph03-min-2
世界遺産には、かならずこのような標識があります。日本語表記されているのもうれしい。
ph04-min-2
とても便利なウォーキングマップがこちら。

マカオの世界遺産は22の歴史的建築物と8カ所の広場を含み、それらが街の中に点在しています。コンパクトな街なので、そのほとんどを歩いて回ることができます。もちろん頑張って全部巡ってもいいですし、自由に散策をして、偶然出会った建築や広場を楽しむなど、自分らしい楽しみ方ができます。その強い味方が、マカオ観光局制作の「マカオを歩くウォーキングマップ」。8つのおすすめコースが紹介されています。観光局のサイトから資料請求で送料のみ実費でお取り寄せできるこのマップ。冊子形式の丁寧なガイドで、マカオ初心者でもその魅力が堪能できるマップになっています。現地でも行き先表示などが街中にかならずあり、観光客に優しい街になっています。

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

初めてのマカオなら教会をめぐるのもおすすめ

ph05-min-2
聖ドミニコ教会。バロック様式のファサードが目を引きます。そして可愛いクリーム色の石造りも。
ph06-min-2
厳かな教会の内部。
ph07-min-2
ポルトガルの雰囲気が残るマカオで最も有名な広場といえば、セナド広場。波柄の石畳が、まさにポルトガルそのもの。

ポルトガルの統治下にあったマカオは、街中や街並みにポルトガルの面影が色濃く残りますが、そのひとつが教会。街中のいたるところに教会があり、世界歴史遺産に指定されているものが多く、なおかつマカオの人々の暮らしに今も溶け込んでいて、美しく維持されているものが多いのです。教会めぐりを楽しめるウォーキングコースもあるので、マカオを初めて楽しむには、おすすめのコースのひとつです。

ph08-min-2
聖ヨセフ修道院及び聖堂には、フランシスコ・ザビエルの右上腕骨が納められています。
ph10-min-2
教会ではメダイを置いてあるところも多く、お布施をすれば、いただくこともできます。お守りにいかがですか?

記念撮影スポットとしても大人気の、お屋敷も歴史遺産

ph11-min-2
内観も素敵ですが、特徴のある窓が印象的な外観も歴史を感じることができます。
ph12-min-2
この丸にくりぬかれたところを通り抜けて中へ。これも風水を考えて作られたもの。
ph13-min-2
雰囲気のある木製の階段。

歩いていると、もちろん中国らしい歴史遺産も。この鄭家屋敷は、1881年に建設された、中国清時代の思想家の邸宅だったところ。しばらくの間放置されていたものを、政府が8年の歳月をかけて修復し、当時の面影が残る豪邸の雰囲気を感じ取れる場所に整備し直した歴史遺産です。ここは、建物の雰囲気の良さで大人気の記念撮影スポット。自然光が柔らかく入り、女子ブロガーに大人気の場所です。パート3のトップ画像もこの屋敷の内部。アンティークでノスタルジックな雰囲気が全体に漂い、とにかく居心地がよい素敵な建物です。

小さな広場でも絵になる風景があるのがマカオ

ph14-min-2

ヨーロッパの雰囲気を感じさせてくれるのは、どこにでもある広場。有名な広場もありますが、ちいさな広場も憩いの場所。木陰で休憩して次の行き先をチェックしたりするのにぴったりです。写真のようにキオスクがある広場も多く、ちょっと飲み物を買うのも。ここは、先ほどの鄭家屋敷の目と鼻の先にあるリラウ広場。この辺りは雰囲気がいい場所が多いので、歩くのも楽しいエリア。

見晴らしの良い教会に、マカオの絶景を観に行く

ph15-min-2
ph16-min-2
海を見下ろすように建つペンニャ教会は、かつて東洋におけるカトリック教会の拠点となったところです。
ph17-min-1
ポルトガルの風情を感じさせる石畳。実は大航海時代のままのところも。ペンニャ教会あたりの坂道にも、当時の石畳が残されています。数百年目からある石畳を歩いていると思うとロマンを感じます。

山の上にあるペンニャ教会。ここは世界遺産ではありませんが、ここからは絶景を楽しめます。中央に見えるタワーがマカオタワー。なんとバンジージャンプもできます。橋の向こう側はコタイ地区などがあるエリアになります。

街中の教会もあれば、見晴らしの良いこんな場所まで、マカオは実にいろいろな風景を楽しめる街でもあるのです。アップダウンがあるので、半日歩いて観光していると、あっという間に2万歩近く歩いていることも。

ウォーキングでヘルシーな観光を楽しんだら、こんどはグルメを楽しむ旅へ。豊かな食の都でもあるマカオの食の魅力はパート4でお伝えします。

撮影・取材・文/高橋麻紀子

取材協力/マカオ観光局
http://www.macaotourism.gov.mo

医食同源でおいしいチャイニーズ+αを満喫!美しくなる旅マカオ #4>>

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

この記事をシェアする
マカオ

編集部のおすすめ

関連記事