外国人も癒されたい!セラピストとして活躍するために英語を学ぶ

毎日忙しく働いていて、肉体的・精神的に大きな負担がかかっているのを感じている人も多いのではないでしょうか。そのため、心身のストレスを軽減させるセラピーの需要は、近年ますます高まってきている傾向にあります。

セラピーが必要なのは日本人だけではなく、外国の人も同じことです。日本で働いていたり観光で来日していたりする外国人たちも、日本のセラピーを利用することがあります。そこで今回は、セラピストと英語の関係を解説していきます。

セラピストとして活躍したいなら英語は必要不可欠

グローバル化などの言葉に代表されるように、世界中で自身が生まれた国以外の国に住んでいる人はたくさんいます。世界各国「こんなところにも?」と思うほど、さまざまな場所で日本人が暮らしているのと同様、日本各地にも外国から移住してきた人たちが住んでいます。また、日本に住んでいなくても、観光や一時滞在で日本を訪れる外国の人たちは、近年急に増え始めており、大都市を中心として日本語以外の言葉を使う人たちを街で見かけることは珍しくなくなりました。その彼らが日本の高い癒しの技術を求めて、セラピーの門戸をたたくようになってきています。英語は現在世界的に使われている言語であり、英語ができれば欧米系の人たちだけではなく、アフリカの人ともアジアの人とも会話ができるという素晴らしいツールです。

特に、世界を何カ国も旅をしている人にとって、特定国の特定言語だけを学ぶことは非効率的であることから、観光で日本に来る外国の人たちのなかには、日本語を学んでくるというよりも、英語を勉強して私たちと意思疎通をはかろうと考える人たちもいます。日本に住んでいると、外国からの来訪者は日本語を話せるべきだと考えてしまいがちですが、挨拶程度の日本語はできても、会話をするまでには至らないことは往々にしてあります。セラピーの種類はさまざまであり、心理カウンセリングや心理療法など、心にかかるストレスを軽くする仕事もあれば、マッサージやアロマセラピーなど、体の負担を軽くするものもあります。外国の人たちが日本で求めるセラピーの多くは後者です。マッサージなどは心理カウンセリングなどとは違い、実はあまり複雑な会話を必要とはしません。

そのため、英語が苦手という人もいくつかの定番のフレーズを覚えるだけで仕事をスムーズに運ぶことができ、訪れてくれた外国のお客様にも満足して帰っていただけるという、お互いにとって良い関係を構築できるでしょう。

英語は採用を有利にさせる?!給料UPも見込める英語の知識

あなたが、セラピーを提供するお店のオーナーであると想像してみてください。新たにセラピストを雇い入れる際に、同じような能力を持つ2人のセラピストが応募をしてきたとき、これからお店を繁盛させたいと思えば、何かセラピーには直接関係がないプラスアルファを持っている方を積極的に採用したいと思うのではないでしょうか。そのプラスアルファは、人柄かもしれませんし英語力かもしれません。オーナーであるあなたの経営方針によって、採用される人は変わってくるでしょう。英語が話せるセラピストは、話せない人よりも採用される確率が上がる可能性が高くなります。

なぜなら、特に大都市においてセラピーを利用する人のなかには、日本語が得意ではない外国人もたくさんいるからです。少しでも多くの顧客を獲得するためには、英語で会話ができるセラピストがいることは、お店の強みになります。また、英語ができると、給料がアップする確率も高くなります。英語で対応が可能な場合、日本人のほかにも指名が来ることが予想されるので、単純に仕事量は増えます。歩合制で働いている場合は稼げる額が増え、指名されるようになれば指名料も入るので、英語ができるだけでほかのセラピストよりも多くお金を稼げることでしょう。

知っておきたいセラピストがよく使う英語のフレーズ

セラピストが頻繁に使うフレーズは、そう多くはありません。ここで列挙したものを覚えるだけでも、仕事に役立つことでしょう。

・はじめに
Do you have a reservation?(ご予約はいただいておりますか?)
May I have your name, please?(お名前をいただいてよろしいですか?)
Please write your name.(お名前を書いていただけますか?)

・施術中に
Please lie down on the bed.(ベッドに横たわってください)
Lie on your stomach, please.(うつ伏せになってください)
Lie on your back, please.(仰向けになってください)
How is the pressure?(力加減はいかがですか?)
Do you feel OK?(痛みはありませんか?)
Do you have any requests?(何か要望はありますか?)

・最後に
We are done.(終了しました)
Would you like a cup of water?(お水をお飲みになりますか)
The shower room is right here/over there.(シャワールームはこちら/あちらになります)
Thank you for your visiting.(お越しいただきありがとうございました)

今回ご紹介した英語フレーズは、どれも中学校で習う平易な表現のものばかりで、かつ丁寧な言い回しがされているものです。見覚えがある単語を見つけたという人も多いのではないでしょうか。

どうすれば英語が得意になる?

セラピストがよく使う英語フレーズをいくつか覚えたとしても、会話は生き物なので思いもよらない返答がかえってきたり、何かトラブルがあったときに適切に対応しなければならなかったりすることもあるでしょう。そのため、日常会話とちょっとしたビジネス英会話もできるようになると、仕事がもっとやりやすくなります。英語を学ぶ方法にはいくつかありますが、学校で英語の時間が苦痛だったという人は、英会話スクールに通っても途中で辛くなってしまうかもしれません。手っ取り早く英語を好きになり得意になる方法は、英語を話せる友人を作ることです。日本で外国人が多く集まるバーなどに出かけたり、インターネットを通じて遠くに住む人たちと友好関係を結んだりすることで、楽しみながら英語が話せるようになります。

一方、英語を誰かから習うことが好きな場合は、英会話スクールに通うのも良いでしょう。費用が高いと感じる場合は、オンライン上の格安英会話教室を利用するのもひとつの手です。例えば、東南アジア出身の講師によるマンツーマンの英会話レッスンは、日本で欧米系の講師によるマンツーマン英会話レッスンの料金に比べて、かなり格安の価格で授業を受けることができます。セラピストというサービス業に従事するにあたり、英語はおもてなしの一環としてもできていて損はないものです。英語に苦手意識がある人も、英会話は学校で習う文法中心のものとは違う性質のものなので、きっと楽しく勉強できることでしょう。英語が話せるようになれば、知ることができる世界が広がるだけではなく、ビジネスの幅も広がります。英語ができるだけで給料が良くなることもあるので、セラピストとして活動していくためにも、英語はできておいた方がお得であるといえるでしょう。

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事

近くのセラピスト求人をリジョブで探す

株式会社リジョブでは、美容・リラクゼーション・治療業界に特化した「リジョブ」も運営しております。
転職をご検討中の場合は、以下の地域からぜひ求人をお探しください。

関東
関西
東海
北海道
東北
甲信越・北陸
中国・四国
九州・沖縄