忙しいセラピストの恋愛事情はどうなっているの？
セラピストとは、アロマやマッサージといった専門分野の技術を駆使して、お客さんに癒しを提供する仕事です。自分の興味がある分野をお金に換えられてやりがいのある仕事といえますが、毎日が多忙で休みが少なく、恋愛ができるかどうか不安な人も多いようです。
セラピストはどんな場所で異性と出会って、恋愛にまで発展しているのでしょうか。そして、セラピストはモテるのでしょうか。ここでは、気になるセラピストの恋愛事情について詳しくまとめてみました。
セラピストはどんな相手と恋愛している？
セラピストは、毎日が多忙です。セラピストは特別な知識がなければできない仕事なので、世の中に絶対数が少ない仕事です。そのため、ひとりのセラピストが多くのお客さんを担当する必要があり、自然とセラピストは仕事でスケジュールが埋め尽くされてしまう傾向があるようです。もちろん、自分で望んだ仕事であるなら充実した日々を送れることでしょう。しかし、セラピストも人間であり、恋愛に興味がある人も大半のはずです。どんな場所でパートナーと出会い、恋愛にまで発展するのかは気になるところです。
セラピストの出会いの場は、ほかの職業と大きな違いがないケースも多いようです。知人の紹介や合コン、パーティーなどに出会いを求めている人もいるでしょう。勇気がある人なら、ナンパをする場合も考えられます。セラピストだからといって、突飛な出会いをしているというわけではなさそうです。
もちろん、職場恋愛をしているセラピストもいます。セラピストは多忙で、外の世界での出会いには恵まれていませんが、その代わり同僚と顔を合わせる時間は長くなります。気の合う同僚であれば会話も弾みますし、仕事のことやお客さんのことで相談し合っているうちに、関係が深まっていくということも十分にありえます。
同僚でなくても、セラピスト同士の恋愛は珍しいケースではありません。講習会やセミナーなどでセラピスト同士が顔を合わせることはありますし、専門学校からの交流があって恋愛に発展することも考えられます。セラピスト同士はネットワークが強く、定期的に情報交換し合っているセラピストも数多く存在します。もしも「誰か良い人いないかな？」と聞かれたら、知り合いのセラピストを紹介するケースも目立ちます。お互いの仕事に理解があるセラピスト同士の恋愛は、安心感を持って育んでいくことができるでしょう。
そして、セラピストのなかにはお客さんと恋愛している人もいます。セラピストを続けていれば魅力的なお客さんと出会うこともありますし、それから恋が芽生えても不思議ではないのです。実はセラピストにとって、最大の出会いのチャンスはお客さんだといえます。お客さんとなら毎日、新しい出会いがあるため、お客さんを恋愛対象に加えるのであれば「出会いがない」というセラピストの感覚は逆転します。ほかの仕事と比べても、セラピストは恋愛のきっかけに恵まれている仕事に変わるのです。
本当にセラピストとお客さんの恋愛は成立するか
では、本当にお客さんとセラピストの間で、恋愛は成立するのでしょうか。懸念されるのは、セラピストの就業規則です。多くのサロンでは、セラピストとお客さんがプライベートで連絡を取り合うことを禁じています。セラピストからお客さんに個人の連絡先を渡すことは禁止ですし、聞かれても答えてはいけないことになっています。この就業規則は実質上、「お客さんとの恋愛禁止条項」と捉えてもいいでしょう。
しかし、人の気持ちはコントロールしきれないものであり、現実には好感を抱いたお客さんとの間で恋愛が始まってしまうケースは存在するのです。就業規則で禁止されていたとしても、サロン内でセラピストとお客さんがコミュニケーションをとっているのは多くの場合、密室です。監視カメラや監視員がいるわけでもないので、そのなかでどんな会話が行われているか、経営者側が関知することはほとんどできません。そっとセラピストがお客さんに連絡先を渡したとしても、自分かお客さんが告白しないかぎり明るみに出ないといえます。
そうでなくても、セラピストはモテる仕事です。お客さんは癒しを求めてサロンに通い、セラピストの施術を受けます。普段、どんなに気を張っている人でもサロンでセラピストと過ごす時間はリラックスしています。すると、条件反射的にセラピストとリラックス状態が紐付けられて、セラピストの顔を見ただけで安心感を抱くようになります。
また、密室空間でのコミュニケーションが、安心感に拍車をかけます。セラピストが相手なら、お客さんはほかの人に言えないような悩みも思わず相談してしまいがちなのです。サロンに通ううち、お客さんはセラピストのことを担当者ではなく、異性として認識することもありえます。セラピストから連絡先を渡さなくても、お客さんの方から連絡先を渡してくることは多いのです。
もしも、連絡先をくれたお客さんが性格もルックスも良い人であれば、誘惑をふりきれるセラピストはそう多くはないのではないでしょうか。つまり、セラピストとお客さんの恋愛は大いに可能性がありますし、セラピストの毎日にドキドキをもたらしてくれる要素でもあるのです。積極的にお客さんを恋愛対象として考えるのは、プロのあり方としておすすめできませんが、少なくとも相手からの誘いに対して過剰に頑なになる必要はないでしょう。
セラピストの恋愛に関する悩みとは？
セラピストは異性から見ればモテる仕事ではありますが、それでも恋愛に悩んでいるセラピストは数多く存在します。
まず、「時間がない」という悩みです。これまでも述べてきたように、セラピストは多忙な仕事です。たとえ、恋人がいたり好きな人ができたりしても、デートの調整が困難という傾向があります。平日は遅くまで働いており、土日も出勤となれば、普通に土日が休みの相手とデートを重ねることは確かに難しいでしょう。それだけに、LINEや電話でのコミュニケーションはとても大切です。相手のことを忘れていない、気にかけているというサインを定期的に送ることがおすすめです。また、会える日が少ないのであれば、デートができるときには、長い時間を共に過ごせるようなプランを立てておくと、恋愛が冷めにくいのではないでしょうか。
次の悩みとしては、セラピストは女性が多い職場であるため、つい心が緩んでしまい、自分磨きを怠けてしまうということです。メイクを手抜きしてしまった、美容院に行くのが遅れている、女性ばかりの職場であれば同僚に甘えてしまい、女性の魅力を引き出そうとしなくなってしまいがちです。また、知らない間に言葉づかいも荒くなっていないでしょうか。これらの要素は、異性の好意を遠ざけてしまう原因となります。もしも、「お客さんと恋愛に発展する可能性があるかも」という考えを念頭に置いておけば、自然と毎日の服装や所作にも緊張感が漂うと考えられます。毎日、女性らしく振舞えば異性の目を引く可能性は高まっていきます。
複雑な悩みとして、気のないお客さんから言い寄られてしまうというパターンもあります。モテるのはうれしいことですが、タイプではないお客さんに告白されるのは困ってしまう状況でしょう。付き合うことはできなくても、お客さんだから邪険にはできない、そんなジレンマに襲われるかもしれません。そんなときははっきりと「お客さんとプライベートで接点を持つことは禁止されています」と伝えてしまった方が、失礼にならないものです。「規則なら仕方がない」と、多くのお客さんが納得してくれるのではないでしょうか。それでもアプローチが続くようなら、上司に相談して担当を替えてもらうなどの手段に出るのも、仕方がないケースもあります。
