若返りの効果が高い!モンテセラピーの技術と資格を取得する方法

女性の美容や健康を改善し、維持することを目的としたサロンにはさまざまなものがあります。エステサロンだけでもその種類と店舗数はたくさんありますが、近年注目されているセラピーのひとつにモンテセラピーがあります。

モンテセラピーは、一時的な改善を図るというより、持続的に内側から美しくすることを目的としたセラピーです。
老化防止や若返りの効果も高いことで知られる、モンテセラピーの技術と資格の取得方法をご紹介します。

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モンテセラピーとは?やり方や効果は?

モンテセラピーとは、モンテとセラピーを合わせた造語で、モンテはフランス語で『上がる』という意味です。一般的なエステのように、肌などの主に表面的な部分に働きかける施術とは異なり、ツボやリンパに沿って身体の内側に働きかけていくマッサージを主としたもので、筋肉や骨の歪みを取り、気の流れを整えて本来の正しい位置に戻すことで、内側から美しさを引き出していきます。エステの要素と治療の要素が、組み合わされた施術といってもいいかもしれません。モンテセラピーは、鍼灸師の松永みち子さんによって考案されたマッサージ方法です。東洋医学の要素が大きく取り入れられており、トルマリンをメインにした天然鉱石を含んだクリーム、そしてパックを用いて施術を行います。天然鉱石を含んだクリームを使用するのには、もちろん意味があります。鉱石の持つ微弱な振動が身体のツボを刺激し、それぞれの組織に効果的に働きかけることを目的としているのです。フランス語であるモンテの意味にあるように、モンテセラピーはバストやヒップなどを上げる効果が高く、個人差はありますが顔を引き締めたりたるみを改善したりという効果が期待できるマッサージです。フェイスラインを整えリフトアップすることを目的にモンテセラピーを受ける人は多く、本来の機能を正常に整えたり活性化させたりすることで、内面から健康的に美しさを引き出したいという人を中心に近年注目されています。骨格や筋肉を整えて、リンパマッサージやツボを刺激して身体を整えていくため、恒常性維持機能を高めることができます。たるみにくい肌を手に入れることで、一時的な美しさではなく継続的に老けにくい身体に改善していくのが、モンテセラピーです。特に、顔のたるみに関係する表情筋は、自分で鍛えることはなかなか難しいものです。モンテセラピーは、自分では鍛えにくい筋肉に働きかけてくれます。

必要な道具と選び方のポイントは?

サロンを開業する場合には、どれだけのスペースが必要でしょうか。モンテセラピーは、施術するスペースさえ用意することができれば個人で小規模に開業することができるので、住居の一部を使用するだけで十分可能です。施術に使用する専用のベッドを用意することはもちろん必要ですが、個人で開業するのであればベッドが1台と、待ちスペースの椅子やテーブルを置くスペースがあれば開業することができます。そのほかには、着替え用の個室に、化粧を直すためのスペースもあるといいでしょう。施術に使うものは、フェイスとボディではそれぞれ必要なクリームやクレンジングなどが異なります。施術に使うクリームやパックなどは、サロンによって他店との差別化をはかったりこだわりを持って揃えたりしているところが多いものです。どんなものを揃えるか吟味するのも、経営者には求められます。モンテセラピーのサロン専用に使用する商品を購入できる業者があるので、開業するときには事前にどんな商品があるかをチェックし、実際に導入する前に金額の見積りを取りましょう。施術に使用する消耗品は、経費として継続的な出費になります。品質を落とさない程度に抑えておきましょう。また、施術中はガウンなど顧客が使用するための専用の着替えも必要です。ほかには、タオル類など細かいものを揃えていきますが、最低限必要なものはおさえながら、人気のサロンをお手本にしたり顧客のニーズに応じたりしながら、少しずつ揃えていくという方法もあります。エステティックサロンやネイルサロン、美容室など、近年のサロンは施術中や終わった後に顧客に寛いでもらったり、アロマを楽しんでもらったりするところが増えています。サービスの一環として、飲み物やアロマを揃えるのもいいでしょう。

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おすすめの講座やスクールの選び方は?

モンテセラピーの技術を学ぶには、講座や専門のスクールで必要な知識を学び、技術を習得する必要があります。講座には1日5時間から可能なコースがあり、いくつかのコースを小分けして学ぶことができます。1回の講座も良心的な受講料が設定されているところが多いので、自分がやりたい部分を選択して受講したり、総合的に受講したりすることも可能です。『一般社団法人モンテセラピー協会』が実施している、10日間の集中講座もおすすめです。1日6時間の授業を10日間受講し、学科と実技の両面を学んでいきます。学科と実技をしっかり学ぶことで、独立開業を目指せるだけでなく、顧客の体調や細かいニーズに応えながらオリジナルのメニューを組んでいくこともできるようになります。つまり、モンテセラピーのプロとして、働くことができるのです。さらに、この講座は厚生労働省が管轄としてまとめている『キャリア形成促進助成金』の対象になっているものなので、受講の際にはぜひ活用しましょう。そのほか、『一般社団法人モンテセラピー協会』には直営スクールと認定スクールもあります。短期間で学べるカリキュラムが多いので、集中して習得し開業を目指す人もいます。通学して短期集中で学ぶ以外に、通信講座の受講ができるところもあります。実技などはDVDを参考に学ぶことが中心になりますが、疑問点や不明点はメールや電話で質問するなど、仕事や育児でまとまった時間が作りにくい人におすすめです。

モンテセラピーに必要な資格は?

モンテセラピーを行うには、専門の講座を受講したりスクールに通ったりして知識や技術を習得する必要がありますが、独立・開業を目指すなら『一般社団法人モンテセラピー協会』で施術に必要な知識と技術を認められたことを証明する、モンテセラピスト資格を取得しましょう。その上のモンテトレーナー資格を取得すれば、開業だけでなくトレーナーとして技術指導することもできます。自分で直接施術するより、トレーナーとして多くの人にモンテセラピーの技術を浸透させたいという人におすすめの資格です。それだけではありません。『一般社団法人モンテセラピー協会』の認定スクールを開校するという夢も広がります。モンテセラピスト資格やモンテトレーナー資格は、『一般社団法人モンテセラピー協会』が実施している、10日間の講座を受講することで取得できます。そこまでは必要としない場合でも、短時間の講座を受ければ修了証は授与されるので、簡単に理論と技術を身につけたい人にはおすすめです。しかし、サロン勤務を目指して習得する人でも、将来開業することやトレーナーとして指導することも視野に入れているなら、セラピー協会が実施している集中講座の受講や、運営する直営校または認定校でのレッスンを受けて、モンテセラピスト資格またはモンテトレーナー資格を取得することをおすすめします。モンテセラピーは、鍼灸師を目指したい人にもおすすめの仕事です。鍼灸師は治療がメインになるため、治療を軸にしながら美の追求に寄った位置づけにあるモンテセラピーは目的がやや異なりますが、治療も視野に入れた施術を行うのであれば鍼灸師の資格を持つのもいいでしょう。

一度資格を取得していれば、結婚や育児などの事情で、外で働くことが難しくなった場合にも、自宅をサロンにして個人で開業することも可能になります。モンテセラピーは一生を通して、続けやすい仕事ではないでしょうか。

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