「あなたがいいと思うデザインにして」。自信につながったタイ人からのリスペクト「PLUS 31 Hair&Beauty Atelier」T2さん
多くの人が憧れる海外で活躍する人や、地方で独自の道を切り拓く人に注目し、その多彩なキャリアを紹介する本企画。今回ご登場いただくのは、タイの美容室「PLUS 31 Hair&Beauty Atelier」で働くT2さんです。
前編では、日本での美容師のキャリアや海外で働くことになったきっかけについてお聞きしました。
後編では、いま働いているタイでの美容師のキャリアについてくわしく伺います。タイの文化と現地の空気を感じながら働きたいと考えていたT2さん。オーナー以外のスタッフ全員とお客様の多くがタイ人であるところに惹かれて、いまのサロンに入社したそうです。
今回、お話を伺ったのは…
「PLUS 31 Hair&Beauty Atelier」スタイリスト
T2さん
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東京都出身。山野美容芸術短期大学を卒業後、都内サロン2社を挟み、シンガポールの某サロンに入社。3年勤めたのち、タイのサロン「PLUS 31 Hair&Beauty Atelier」に転職。現在、美容師歴15年目でスタイリストを務める。
文化に触れながら働きたい。スタッフがほぼタイ人のサロンに転職
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――どうして活動拠点をタイに移そうと思ったんですか?
シンガポールで働き始めて3年が経ったころ、キャリアの次のステップを考えるようになりました。働きながら近隣の国をいくつか巡っていたのですが、そのなかでもとくに魅力的に感じていたのがタイでした。
――具体的にどんなところが魅力的でしたか。
人柄は温かく、ご飯もおいしい。気候も自分に合っていて、生活のイメージがしやすかったんです。
――仕事面でいうと?
海外のなかでも、とくにタイは日本人美容師のニーズが高いんです。実際にタイで働くと、現地人の平均月収の約2倍の給与を得られます。シンガポールで働いていたときと同じように、仕事とプライベートどちらも充実させたいと考えていたので、タイがぴったりだと感じました。
――「PLUS 31 Hair&Beauty Atelier」を選んだ理由は?
タイの文化と現地の空気を感じながら働きたいと思ったからです。最初に、タイで人気のある日系サロンをいくつか調べたんですが、日本人スタッフがほとんどで、カリキュラムや働き方も日本のスタイルそのまま。せっかく海外で働くなら、もっと現地に近い環境でチャレンジしたいと思ったんです。
――それで、たどり着いたのが今のサロン?
そうです。「PLUS 31 Hair&Beauty Atelier」は、オーナー以外はスタッフ全員がタイ人です。お客様もローカルの方ばかりなので、常に刺激を受けながら施術できるところが決め手でした。
タイには優しい人ばかり。お客様に支えられて乗り越えた言語の壁
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――入社してみて、どんなことを感じましたか。
タイは本当にやさしい方が多いですね。嫌な対応をされることがないのはもちろん、カウンセリングではこちらの提案をしっかり尊重してくれます。
――たとえば?
「私はあなたがいいと思うデザインにしてほしい」と言われたことがありました。そんなふうに美容師を信頼してくれる姿勢に触れてからは、もっと自信を持って施術できるようになりました。
――働き方に違いはありますか。
タイの方は、日本人と比べるとあまり練習に時間をかけないですね。僕はいまスタッフを育てるトレーナーも担当しているんですが、マイペースな方が多く、成長スピードもゆっくりなんです。ただ、これは文化の違いによるもので決して悪いことではありません。
もしタイで働くなら、流されずに自分の技術を磨き続ける姿勢が大切だと感じています。
――働き始めてから、壁にぶつかったことは?
やはり言語ですね。スタッフもお客様もローカルの方が多いサロンを選んだこともあり、英語が通じない場面が多くありました。なので、仕事をしながらタイ語を覚えなければいけなくて、最初は大変でした。
――施術はどう乗り越えられてきたんですか。
お客様に助けられました。みなさん本当に親切で、僕が言いたいことを汲み取ってくれたり、話すまで待ってくれたりするんです。そうやって支えてもらいながら働くうちに、少しずつタイ語も話せるようになっていきました。
行動すればどこで働きたいか見えてくる
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――タイで働くなら、どんなスキルを持っておくといいですか?
技術力をしっかり磨いておくといいかもしれません。タイでは「日本人美容師は上手」というイメージを持っている方が多く、その分、求められるクオリティも高いと感じます。だからこそ、国が変わっても成長を続ける姿勢を持ち続けることが大事です。
――上手いイメージがあるからこそですね。
はい。あと、タイには仕上がるまでのプロセスを楽しむ方も多いんです。カットの手つきに動きをつけるなど少し演出を加えたり、「いまこういう意図で切っています」と技術の説明を添えたりすると、より満足してもらえると思います。
――今後の目標を教えてください。
自分のお店を持つことです。どの国で開きたいかはまだ決めていませんが、いまは事業計画書やスキームをまとめたり、出資者を探したりと準備を進めています。およそ2年後を目安に実現させたいと思っています。
――最後に、海外で働こうか迷っている方へのアドバイスをお願いします。
いきなり移住して働くのは正直ハードルが高いと思います。なので、まずは旅行で気になる国に行ってみて、現地のサロンの空気や働いている人の雰囲気に触れるのがおすすめです。行動してみれば、日本との違いがはっきり見えてきて、自分がどこで働きたいかも決めやすくなります。チャレンジしたいと思ったら、まずは一歩踏み出してみてください!
T2さんが海外進出で手に入れたもの3選
1.どんな環境でも自分の軸を曲げない姿勢
2.収入の豊かさによる充実したプライベート
3.お客様からの信頼を感じる場面と施術への自信
楽しいことも苦しいことも前向きに語ってくれたT2さん。お話を伺うなかで、そのすべてを自分の成長につなげているのだと感じました。T2さんの前向きさと、人を大切にする姿勢は見習いたいですね。ぜひこの記事をヒントに今後のキャリアを考えてみてください!
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PLUS 31 Hair&Beauty Atelier
住所:スクンビットsoi31奥yeak4、オアシススパの通りYIM’S STYLE内
TEL:061-776-9292(日本語)
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