代官山というプレミアムな街にふさわしい店作り『Liike』

代官山にお店を構えるということには、少しほかのエリアとは違う意味が自然に生まれてくるように感じられます。洗練されたハイセンスな街、大人のためのおしゃれな街。街を行き交う人たちも街の雰囲気に溶け込んでいて、上品な華やかさが感じられます。
代官山駅から徒歩1分という好立地にお店を構える『Liike』。代官山というエリアに特別な思いなどはあるのでしょうか。ディレクターの内藤隆介さんに話を伺いました。

上品でありながら、攻めの姿勢も持ち続けたい

――それではまず、『Liike』のコンセプトを教えてください。
「コンセプトは、“上質でひとクセのあるデザイン”といったところです。ナチュラルな雰囲気があるなかにも品質のいいデザインが感じられるといったイメージです。ここは代官山というロケーションにあるお店なので、お客さまにしても、働いているスタッフにしてもデザインに関心を持った人が多いのです。それも高いレベルで。だから、単に上品なだけではだめで、やっぱりどこかに攻めている姿勢は見せていきたいと思っています」

内藤隆介さん

――なるほど。『Liike』を選んでいただくには、代官山エリアというプレミア感に応えるサービスが求められるのですね。
「そうなりますね。そういった意味で、代官山の『Liike』はショートやボブに強いというイメージを打ち出せていると感じています。ショートやボブって、スタイルとしては結構難易度が高いのです。お客さまの骨格などから考えて、うまくスタイルをまとめていく必要があるのです。また、髪が伸びればそれだけ変化が大きいので形が崩れやすいんですね。“『Liike』でカットとすると、もちがいい”と言っていただけるのはうれしいことです。技術があるのは当たり前のこととして、そのうえでハイレベルなものを提案したいと思っています」

『Liike』の情報発信についての考え方

――お客さまは『Liike』の強みをどこでどのようにキャッチして、来店なさるのでしょうか?
「お店が雑誌やネットでたびたび取り上げられることがありますので、そういった媒体を見ていらっしゃる感度の高いお客さまがお越しになりますね。あとは口コミからいらしてくださる方も多いです。たとえば、『髪を思い切って短くしたいけど、いいお店、知らない?』と友だちから相談されたお客さまが、うちを紹介してくださるんです。そういうことが珍しくないので、“ショートやボブに強い『Liike』”という打ち出しは、ある程度できているのかなという気持ちがあります。

『Liike』は代官山でスタートしてから今年で10年になるのですが、お店ができてわりと早い段階から、ショートやボブの強みは個性として持っていたように思います。それがずっといまも続いている感じですね」

店内

髪の話題から関係性を作っていく

――お客さまへのホスピタリティの提供という面で『Liike』が心を配っているのはどのようなところですか?
「お客さまにはいろんなタイプの方がいらっしゃいます。おしゃべりが好きな人がいれば、静かに過ごすことが好きな人もいます。そういったお客さまの様子をちょっとしたコミュニケーションのなかで見つけ出して、快適に過ごしていただけるような関係性を作っていくことが大切だと感じています。

会話の内容は髪をテーマにしたものが基本です。美容室に来られるお客さまですから髪のことを気になさっている方がほとんどですよね。私たちは専門家として、豊富な知識を持っているので、そういった話題から関係性を作っていきます」

内藤隆介さん

――たとえば、どのような話題を提供されるのですか?
「たとえば、毎朝30分の通勤を一週間続けていると、それだけで海で一日ずっと紫外線を浴び続けるのと同じくらい、髪はダメージを受けています。そういった話に納得してもらうことができれば、こちらの提案もしっかりと受け止めてもらえるようになります。

でも、あくまでもコミュニケーションは、堅苦しくなりすぎないように。お客さまの話をどれだけ聞いて、美容師がどれだけ話すかはバランスだと思うので、毎回、自然なやりとりのなかで見極めるようにしていますね」

Salon Data

Liike

Liike

東京都渋谷区恵比寿西1-35-5 鶴巻ビル2F
03-3477-1218
http://liike.jp/

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