気になる!美容師・ネイリストの職場恋愛
就職後の人の中には、美容業界に限らず、職場事情などさまざまな理由で出会いのきっかけが限られてくるのではないかと心配する人もいるでしょう。さらに、美容師・ネイリストの場合には、勤務時間以外にも自身のスキルアップを目指す練習や、新しい技術習得のための講習会への参加など色々と忙しいため、出会いを探しに行く時間がないというケースもあるのです。
そのため、恋愛の対象は、職場の先輩、あるいは同僚などのパターンが多くなる可能性があります。 今回は、美容師・ネイリストを含めた美容関係者を対象に「職場恋愛」がテーマのアンケートを実施しました。実際のところ、「職場での出会いはあるの?」「出会った相手はどんな人?」「いつも近くにいる職場の同僚と恋に落ちることもあるの?」ということが気になる美容師・ネイリストのために、アンケートの結果を踏まえながら「職場の恋愛事情」を紹介していきます。
多い?少ない?どのくらいの人が職場恋愛しているの?
ここでは、美容師・ネイリスト、その他を含めた美容関係者12名を対象としたアンケートの結果から、美容師・ネイリストの「職場恋愛」を中心に紹介していきます。 まず、美容師の結果を見てみると、6名中4名が「職場恋愛経験あり」という回答で、経験者の方が多いという結果が出ました。要するに、異性が多い職場では、多い分だけ恋愛につながりやすいということがいえるでしょう。しかも、新しい技術を習得したり、自身のスキルアップに励んだりすることで忙しいというプライベートの状況が、恋愛対象が職場関係者というパターンを多く作り出す理由のひとつといえます。
美容師とネイリストの職場恋愛を考える上で、大きく異なるポイントは「職場の男女比率」。美容師の場合は男性美容師も多いため、職場の約半数が男性といった店舗も少なくないのです。それに対して、ネイリストは、男性ネイリストが少ないため、店舗によっては、男性がまったくいないというケースもあります。中にはオーナーも含めて女性という店舗もあるので、その場合も職場恋愛の可能性が低くなるともいえるでしょう。さらに、ネイリストの場合、3名中「職場恋愛経験あり」と答えた人は0名という結果が出ました。こうして、職場に男性がいないというパターンが多いネイルサロンでは、職場恋愛の経験者は少ない可能性もあると考えられるのです。
相手は誰?どんな人と恋愛しているの?
「職場恋愛」とひと言でいっても、その中には先輩、後輩、同期、あるいはオーナーと、さまざまな職場関係者が考えられます。さて、相手としては、どのような人が対象になりやすいのかが気になるでしょう。それでは、こちらの方もアンケートの結果を踏まえながら紹介していきます。 今回のアンケートの結果では、美容師で「職場恋愛経験あり」と答えた4名のうち、相手が「職場の同期」と回答した人が2名、「職場の先輩」と回答した人が2名という結果が出ました。この結果からも分かる通り、年齢も境遇も近いという理由から、同僚は恋愛対象になりやすいといえるのです。また、相手が先輩の場合も、「技術や接客面でいろいろなことを教わるうちに、自然と距離が近づいていき、次第に恋愛感情が生まれた」という回答がありました。
では、今回「職場経験者なし」という結果だったネイリストの恋愛事情の方もどうなっているのかが気になるところです。アンケートの結果、職場に異性がいない場合は、「職場の同僚や、友人からの紹介や合コンがきっかけで交際がはじまった」という意見が多く見られました。参考までに男性側からの意見を見てみたところ、「おしゃれで綺麗、気も利くネイリストは女性として魅力的」との声も多く、恋愛対象として人気があるようです。 実際のネイリストの恋愛体験談の中には、「出入りしている業者の人と仲良くなって付き合い出した」「美容院を間借りしながらネイルを行っているうちに、その店舗の美容師さんと恋愛関係になった」というケースもありました。このようなパターンも「職場恋愛」のひとつといえます。ネイリストの職場恋愛の可能性も少なくはないといえるでしょう。
甘いだけじゃない?職場恋愛にまつわる困ったエピソード
職場恋愛と聞くと、仕事でもプライベートでもいつも好きな人と一緒に過ごせて、良いこと尽くめの印象が強いといえます。たとえば、職場に好きな人がいるというだけで、職場に行くのが楽しみになって、しかも色々な事に対してやる気が出るようになったなど、中には思い当たる人もいるでしょう。そのような、幸福で満たされているように見える職場恋愛ですが、中にはさまざま苦労もあるのです。
アンケートの回答者に、職場恋愛に関する「困ったこと」を聞いてみたところ、「気付かれないか周囲の目が気になる」、「周囲から反対された」という回答がありました。また、「美容師は接客業である上に、勤務中は常にゲストの視線にさらされているため、仕事とプライベートを分けることにかなり気を使う」という回答も。
さらに、職場によっては、恋愛自体が禁止のところも実際にあります。お客様だけでなく、周囲の職場関係者の中には職場恋愛に対して好意的に捉えない人もいるため、恋愛禁止の場合は更に気を使う必要があるでしょう。その他の「困った」エピソードでは、「別れた後の場合」があります。円満に別れられれば良いのですが、別れた後に気まずくなったため、仕事がしづらくなったというエピソードは、美容業界に限られたことではなく良く聞く話です。 職場恋愛を楽しむ際には、上記のような事柄をあらかじめ想定しておくと良いでしょう。
やっぱり幸せ!職場恋愛にはメリットもいっぱい!
最後に、ここでは「嬉しいエピソード」を紹介していきます。今回の回答者からは「行き帰りが一緒だった」、「休日が同じ」という回答がありました。交際を順調に進めるためには時間が必要となるため、一緒に過ごせるプライベートの時間が多いというのは大きなメリットになり得るのです。その他に、「失敗しても励ましてくれる」という回答もありました。要するに、同じ職場だからこそ大変さを理解してもらえたり、困っている時にすぐ手を差し伸べられる距離の近さであったりなど、職場恋愛ならではのメリットといえるのです。それから、同じ職場であれば、仕事やそれに関係する技術の話題を共有したり、時には職場に対する評価を聞いてもらえたりするなど、共通の話題が多いのも魅力といえます。
さらに、恋人であると同時に、同じ職種の「同志」ということで、共通の夢に向かって切磋琢磨できるというのも大きいメリットといえるでしょう。尊敬できる相手とは、交際が長く続く可能性もあるのです。その上、生涯のパートナーとなった場合、たとえば独立後、二人の夢である店舗経営の実現化という目標に向かって、共に歩むという人生設計を立てる可能性も考えられます。実際に、夫婦でサロンを運営しているというケースも多くあります。これも、美容師やネイリストといった「手に職」を持つもの同士の大きなメリットのひとつであるといえるでしょう。
結婚も、独立もあくまでも一例ですが、一人では困難なことでも、同業者として二人で力を合わせてられるのは、大きな魅力であるといえます。 アンケートの回答の中で、職場恋愛経験者から「好きになるのは良い事」「楽しい25年間でした」という回答がありました。このように、「好き」という気持ちの影響は大きく、その気持ちだけでいろいろなことが楽しく感じられたり、様々なことにチャレンジするきっかけをつくってくれたりもするのです。
職場恋愛にはメリットもデメリットもあります。それでも、日々の仕事や生活に彩りを添えてくれるという点は、職場恋愛に限らず、すべての恋愛に共通する要素といえるのです。職場恋愛の機会が訪れた際には、新しい人生の一歩を踏み出すきっかけとして、前向きにとらえて楽しんでいきましょう。