ラウンドかスクエアばかりじゃつまらない!ネイリストの推しデザイン

5つの爪の基本形のうち、ラウンドは検定試験の実技課題で使用されるネイルの基本形で、誰にでも似合う形。スクエアは爪の面積が広いのでネイルコンテストなどで良く使用され、折れにくくクールな印象が人気です。ネイリストは、プロとしてお客様に合った爪の形を提案、きれいな指先を実現してお客様に喜んでもらうのが仕事です。
ラウンドやスクエアは人気の形ですが、いつも同じ形にするのではなく生活スタイルに合ったものや、お客様の要望などに合わせて提案できる5種類の爪の基本形は覚えておきたいものです。

履歴書なしで応募可能!

「ネイリスト×未経験歓迎」で探す

5つの基本の爪の形と特徴はどんなもの?

最も強度が強い『スクエア』は負荷が均一にかかるので折れにくく、サイドをあまり削らないため爪の横幅が同じで先端が四角いデザインです。『スクエア・オフ』は、スクエアの形を作ってから角を削ります。強度が強いので長く伸ばしたい人に向いていて、スクエアよりは柔らかい印象です。スクエアよりも服などに引っかかりにくいので、実用性とデザイン性に優れています。

『ラウンド』は、スクエア・オフをさらに丸くしたものでサイドがストレート、爪の先端が丸い自然な形で誰にでも似合います。ネイル技能検定の実技試験の課題にもなっていて、この形を上手に仕上げることができればほかの形もできるようになるほど基本の形です。

『オーバル』はラウンドの角をさらに削り丸みをつけた、側面も先端も丸みのあるデザインです。強度はやや弱くなるので、強い爪の人に向いています。上品な卵型で丸く、女性らしい印象が人気。小さい爪や短い爪などにも似合います。

『ポイント』は最も強度が弱く、オーバルの角を削り先端を尖らせた形です。マニキュアやソフトジェルには不向きで、ハードジェルやスカルプチュアに向いています。個性的で華やかなので、普段とは違う感じにしたいときや結婚式などのイベントではよく使われる形です。

ほかにも、5つの基本の形から発展させた、爪の形自体をアートとするルージュカットやキャットポイント、バレリーナやコーフィンといった爪の形もあります。

お客様の生活スタイルに合わせた形の提案を!

基本的な5種類の爪の形にはそれぞれ特徴があります。お客様がいかに生活しやすいかを考えて、ネイリストが生活スタイルに合った形を提案できることが望ましいでしょう。例えば、スクエアは角があるので小さい子どもがいる人や家事を多くしている人にはあまり向いていません。ポイントはスラリとした大人の女性らしさをアピールできますが、爪の先端が尖っているので人によっては日常生活で不便、派手な印象で落ち着かないなどと感じることもあるでしょう。自爪よりもスカルプチュアが合うポイントは、結婚式などのイベント向きといえます。ほかにも、パソコンの操作をよくする人や仕事上あまり派手なネイルができない人などは、スクエアやスクエア・オフは向かないといえますが、スクエア・オフを短くすることで引っかかることが解消されたりします。

ネイルを楽しみながらも、仕事や生活をしやすいこと最優先。いかに指が長くきれいに見えるかということも大事ですが、毎日の生活が不便になってしまうのでは困ります。爪の形を決めるときには、お客様の生活スタイルに沿うように、普段の生活や希望などを丁寧に聞き取ることが大切です。

履歴書なしで応募可能!

「ネイリスト×未経験歓迎」で探す

爪の強度も考えて形の提案をしましょう!

爪の基本形のうち、最も強度が強いのはスクエアで爪先が真っ直ぐなため均一に力がかかります。平らな爪の人に向いていて、短くすればパソコンを使う人でも大丈夫です。ただ、角があり引っかかりやすいのが難点で、長いスクエア型は日常生活には向いていないといえるでしょう。スクエア・オフも強度が強く比較的折れにくいので、爪を伸ばしたい人や薄い爪、巻き爪や小さい手の人に向いている形です。面積が大きいので短いスクエア・オフでも爪が長く見える効果があります。

ラウンドは、強度は普通で誰にでも似合う形ですが、特に手や爪が大きい人、普段から短い爪でいる人に向いています。男性がラウンドにしても違和感はなく、メンズネイルにも取り入れられていて多く使われています。オーバルは丸みを帯びているので、爪の先端が割れやすく強度は弱くなります。Cカーブが指をしなやかに、また立体的に見せてくれるので、平らな爪や指の節の太さが気になる人に向いています。上品で清潔感があり爪が長く見えるので、指先をきれいに見せたい人におすすすめです。

ポイントは最も強度が弱いのですが、スカルプチュアなどをした人に向いています。先端が細くなっていて割れやすいので、自爪には向いていません。強度を補強してイメージチェンジしたいときにおすすめです。

どれがいい?爪の形別にみたおすすめデザイン

爪の先とサイドが四角いスクエアは印象が強いので、エッジの効いたモード形のデザインや、ストーンでゴージャス感を出してみましょう。また、爪の面積が広いので派手なカラーでは印象が強くなりすぎるため、淡いカラーの逆フレンチにしてパールをあしらうなどがおすすめです。スクエア・オフは短い爪でも面積が広いので、長く見える効果があります。清潔感のある白いフレンチにすればカジュアル感を演出でき、アーチのあるフレンチはクリア部分も広く見えて爪が長く見えます。自然な形のラウンドは、優しい曲線を生かして明るいきれいなカラーのアートフラワーのデザインや、反対にブラックなどのモードカラーのミスマッチ感もおしゃれな印象になります。

オーバルは縦長効果で指がきれいに見えるので人気があり、どんなデザインでも似合います。シンプルなカラーでも華やかさがあり、オーロラフィルムにストーンやリボンなどをあしらうのもおすすめです。先端が尖っていて、スクエアのようにインパクトがあるポイントは形そのものがおしゃれなので、派手めなカラーも似合います。大人っぽくセクシーなデザインが良く合うので、ベージュのネイルカラーの先端にラメやストーンをあしらうなどのデザインもいいでしょう。また、どの爪の形でもシンプルなネイルカラーにして斜めにラインストーンをあしらうと、指がすらりと見える効果があります。

お客様の要望をしっかり受け止めて!~安心のサロンにはリピート客が集まる~

ネイリストは基本の爪の形の特徴をよく踏まえたうえで、お客様の生活に合った希望の形をおすすめすることが大切です。自爪の形はひとりひとり異なりますが、生活スタイルやどんなネイルを望んでいるのかもひとりひとり違います。どんなに小さなことでも、お客様にとっては大事なことです。普段から相手の話を良く聴く習慣をつけておきましょう。指先が他人に与える印象は大きいものです。爪が小さい、指が太いなどのコンプレックスがある人には、長く見える爪の形やデザインの提案をするなど、プロならではの視点からのアドバイスが必要です。

手のサイズや爪の形の違いで、きれいに見える爪の長さや形は違ってくるものです。爪の形によって与える印象が変わりますが、お客様は自分が求めているイメージはどの形にすれば実現できるのかは、うまく表現できないかもしれません。そんなとき、お客様はネイリストの知識と技術に頼ることになります。大きなイベントのためなのか、日常生活がしやすいタイプの形を求めているのかは分かりやすいものですが、さらに細やかにお客様の好みを上手に聞き取る技術も必要でしょう。生活スタイルに合ったもので、手の大きさや指の長さ、爪の大小などを加味してネイリストがおすすめする形がお客様に喜ばれたときには、きっとまた同じサロンのネイリストに施術をしてもらいたいと感じることでしょう。

 

履歴書なしで応募可能!

「ネイリスト×未経験歓迎」で探す

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事

近くのネイリスト求人をリジョブで探す

株式会社リジョブでは、美容・リラクゼーション・治療業界に特化した「リジョブ」も運営しております。
転職をご検討中の場合は、以下の地域からぜひ求人をお探しください。

関東
関西
東海
北海道
東北
甲信越・北陸
中国・四国
九州・沖縄