クラックネイルとは? どうやって作るの? ネイリストを目指すなら知っておきたいデザインのやり方
サロンでネイリストとして働くことを目指している方やネイルについて学んだことのある方なら、クラックネイルについてご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。クラックネイルとはひび割れたデザインのネイルです。セルフネイルでも比較的簡単に作ることができます。
ここではクラックネイルについてお客様へアドバイスをお伝えできるように、クラックネイルの作り方とジェルネイルでクラック風デザインを作る方法についてもご紹介します。
クラックネイルとは?
ここではまずクラックネイルとは何か、どのように作るのかをご説明します。
ひび割れたデザインが特徴のネイルアート
クラックネイルは、塗るだけでヒビ割れたようにハードなネイルアートを作れるポリッシュネイルの一種です。ベースに華やかなグラデーションを入れたり、ポップなカラーで遊んだりしつつ、トップはハードなカラーでクラックを作ると、それだけでワンランク上のデザインに仕上がります。セルフネイルではワンカラーですませがちな方でも、気軽に楽しめるのがクラックネイルなのです。
ホワイトをベースにすると落ち着いたイメージに、ブラックならクールなイメージになります。かわいいカラーで作りたい場合はピンクベージュがおすすめ。その上にダークなシルバーを乗せるとクールなデザインも作れます。ブラックとベージュの組み合わせなら、レオパード柄のようなものも楽しめます。
簡単3STEP! クラックネイルの作り方
おしゃれなネイルアートを手軽に楽しめるクラックネイルについて、ここではその作り方を詳しく解説していきます。自宅でのセルフネイルでもプロ級の仕上がりとなることから、広い世代に知られています。
用意するもの
通常のベースコートやトップコート、ベースになるポリッシュに加えて、クラックネイル用のポリッシュを用意しましょう。
・ベースコート
自爪を保護するために、あらかじめ爪に塗っておくものです。色素沈着も防げるのでおすすめです。
・ベースカラー用ポリッシュ
クラックネイルのベースに塗っておくもので、好みのカラーを選んでおきましょう。
・クラックネイル用ポリッシュ
ベースカラーの上に塗っていくクラックネイル用ポリッシュです。
・トップコート
デザインが完成した後、仕上げに塗るのがトップコートです。
ほかにも、リムーバーやコットン、ウッドスティックなど、セルフネイルをする際に使うものを揃えておくとよいでしょう。
手順1.|ベースカラーを塗る
まずはベースカラーを塗ります。あらかじめ自爪を保護するためのベースコートを塗っておくと、色素沈着も防げるのでおすすめです。
ベースカラーにはクラックネイルと合わせたいお好みの色を選んでおきましょう。ワンカラーだけでなく、グラデーションやポップなカラーで華やかに演出したりなどすると、より楽しめるでしょう。気に入ったカラーになるように、丁寧に重ね塗りしていきます。
手順2.|クラックネイル用のポリッシュを塗る
クラックネイル用ポリッシュを塗ります。筆にポリッシュをたっぷりとって、筆を寝かせた状態で、爪の上に置くように塗っていきます。重ね塗りはせずに素早くサッと塗りましょう。しばらくするとピキピキとひび割れてきて、クラックの模様ができてきます。
手順3.|クラック模様ができたらトップコートを塗る
クラック模様が出てきたらハンディ扇風機など使って乾かしましょう。仕上げのトップコートを塗り、さらに乾かすと完成です。
ネイリストさんの動画を視聴して学ぼう!
動画サイトにはクラックネイルの作り方の動画がいくつか投稿されています。ネイリストさんの動画を視聴するとよりわかりやすいでしょう。
・15分で完成♪アナ スイ☆クラックネイルアート!
出典元:https://www.youtube.com/watch?v=1a62Qul64To
アナスイのネイルカラーで、クラックネイルを作っていく過程をひとつひとつ丁寧に解説してくれます。ベースはカラフルに作っていき、遊び心たっぷりのアーティスティックなクラックネイルがあっという間に出来上がっていきます。
・クラックネイルの塗り方
出典元:https://www.youtube.com/watch?v=hCSFNxm9dpc
TCN682ハイビスカスソーダを使って、クラックネイルの作り方をシンプルに解説していきます。これを見ていると、本当に簡単に仕上がりそうで、作ってみたくなります。
ジェルネイルでクラックネイル風デザインを作るには?|大理石ネイルを応用する
ジェルネイルとクラック専用のポリッシュを使って、大理石風のクラックネイルを作ることもできます。ここでは、ジェルネイルでクラック風デザインを作る2つの方法について詳しく解説していきます。
1. 筆でクラックのラインを描く方法
大理石風のクラックネイルデザインを作るには、クラックのラインを描くようにクリアジェルを乗せていきます。この方法では、クラックのテイストを取り入れたネイルアートが作れます。
ベースカラーを塗って硬化
まずはベースを作っていきます。お好みのカラーを塗って乾燥させ硬化させます。その上に細い筆で、クラックのラインとなるベースの線をルーズな雰囲気で描いていきます。その線をぼかしていって、さらに硬化させます。
クリアジェルを塗ってクラックを意識した線を引く
奥行きのあるデザインに仕上げるため、全体にクリアジェルを塗っていきます。その後、下に透けて見える線から少しずらした感じで、クラックを意識した線を引いていきます。ここでは硬化させないので注意してください。
筆でラインを少しぼかす
ベースカラーとラインのカラーを混ぜたような中間色を、ラインを少しぼかすように塗っていきます。このひと手間でさらに奥行きが出て、リアルなクラック風デザインが完成します。ぼかしすぎないように注意しながら描きましょう。この後は硬化させます。
トップジェルを塗って硬化させる
乾いたあとにトップジェルを塗り、硬化したらジェルネイルで作るクラック風デザインの完成です。
2. ジェルをのせてクラックを表現する方法
クラックネイル専用ポリッシュを使わずにジェルネイルでクラック風デザインを作ることもできます。ベースカラーの上にジェルをのせていくことでクラックを表現します。ここではクラックを意識しながらジェルを載せていく方法について、詳しく解説します。
ベースカラーを塗って硬化
こちらもまずはベースを作っていきます。ベースカラーがクラックの色になるので、それを考慮してお好みの色を選んでください。
クラックのラインを意識しながら、カラージェルを載せていく
ベースの色がうまくクラックのラインを作るように意識しながら、カラージェルで載せていきます。
硬化する
好みのクラックのラインが作れたら硬化させます。硬化の際は上述したようにハンディ扇風機などを使うと便利です。
トップジェルを塗って硬化する
全体が乾いたら、トップジェルを塗りましょう。さらに硬化すると完成です。
クラックネイルは簡単にできる! まずはセルフで練習してみよう!
クラックネイルは、専用のポリッシュをベースカラーにひと塗りで重ねて乾燥させるだけでひび割れを作ることができます。セルフネイルなのにプロの手によるネイルアートのような雰囲気を手軽に作り出すことができ、さまざまな方がオリジナルのクラックネイルに挑戦しています。
クラックネイル専用のポリッシュと通常のベースコートやネイルポリッシュ、トップコートがあれば簡単に作ることのできるネイルなので、まずはセルフで練習してみてはいかがでしょうか。
参考元:
OPI JAPAN Facebook【クラックネイルの上手な作り方】