目指すのは「絶対に信頼される美容師」であること【one core 毛谷嘉明さん】#2

困難にぶち当たったとき、先輩たちはどうやって壁を乗り越えたのかを紹介する本企画。
前編に続いてone coreのスタイリスト、毛谷嘉明さんにお話を伺います。

最初に勤めた店の統合を機に、転職を決めた毛谷さん。理想的な環境と人間関係のサロンに勤めることができました。

後編では、アシスタントとして自分の居場所をつくるためにどんな工夫をしたのか、美容師デビューをしてどのような集客活動をしているのかについて伺います。

お話を伺ったのは…

one core

スタイリスト 毛谷嘉明さん

2017年に理美容専門学校を卒業し、鎌倉にあるヘアサロンに入社。2020年の店舗統合を機に退社し、one coreに入社。5年間のアシスタントを経て、2025年春にスタイリストとしてデビューする。

お客さまから信頼を得るため、自分にできることを徹底する!

尊敬できる先輩スタッフに囲まれて、カット技術を磨いていた頃の毛谷さん(右下)。

――前のサロンではもうすぐスタイリストデビューという時期だったのに、one coreではアシスタントとしての採用。特にここは「頑張った」ということはありますか?

シャンプーとかヘッドスパですね。シャンプーでお客さまから褒められることが多かったので、もっと気持ちよくなっていただくにはどうすればいいのか、研究していました。今でも、ダメージへアでもまとまりのある髪になるにはどんなシャンプーがいいか模索しています。

――シャンプーがお得意なんですね。

落ち込んだときは、特に時間をかけて丁寧にシャンプーしていました。そうすると褒めていただけるじゃないですか(笑)。その言葉で気持ちが切り替わったし、モチベーションも上がりました(笑)。

――お客さまにとって嬉しいことですね(笑)。

シャンプーだけのつもりでも、そのままヘッドスパのご依頼になったり、次回のヘッドスパの予約に繋がることもありました。

――すごいですね。他に「頑張ったこと」はありますか?

あとは、ヘアカラーの商材を選んで提案したことですね。

――まだ入社から日が浅くて、しかもアシスタントだったのに提案を?

当時は店長も社長もカラーにはこだわっていなくて、僕がブリーチカラーのメニュー提案したら「自由にやっていい」と言ってくれたので。

もちろん好き勝手にやっていいワケではなくて、使いたい商材が見つかったら社長と店長にプレゼンをして、予算的にもOKだったら仕入れています。

――すごくしっかりしていますよね。アシスタント時代の失敗談はありますか?

数え切れないほどありますよ(笑)。「発注しておいて」って言われたのに忘れていたり、白髪染めを使わないのに白髪染めで染めちゃったり。いろいろやらかしています(笑)。

そのたびにしっかり怒ってもらえたので、「次からは絶対にやらない!」って反省しました。

――自分が悪いと分かっていても、怒られたら落ち込みますよね?

そのときは、お客さまのシャンプーで気持ちを上げるんです(笑)。いつもよりガッツリ丁寧にシャンプーとかマッサージをして、褒められてテンションを上げていました(笑)。

――辛いと感じたとき、美容師を辞めたくならなかったんですか?

辞めるのは自分の中では「逃げ」だと思っているほど負けず嫌いなので(笑)。

手が使えなくなるまで、美容師を続けていくつもりです。

先輩のお客さまを引き継ぎ、信頼される美容師を目指す!

この春にスタイリストデビューをして先輩のお客さまを引き継いでいるそう。

――転職してからアシスタント期間はどのくらいですか?

5年ですね。ここに移転する前の店舗はイスの数がちょうどスタイリストの数だけあって、僕がスタイリストになっても、お客さまをカットする席が無い状態だったんです(笑)。

早くスタイリストデビューをしたいというより、先輩たちを支える立場の方がずっと楽しかったんですよね。

――そうすると毛谷さんのスタイリストデビューはこちらに移転してから?

そうです。移転してからしばらくして、先輩の一人が美容師を辞めることになって退職してしまったんです。

――仲の良い方だったんですか?

いろいろな意味でお世話になった方です。仕事でもプライベートでも面倒を見てもらっていました。退職してしまった今でもお付き合いは続いています。

――その方は美容師を辞めてしまったんですか?

そうなんです。なので先輩のお客さまをそのまま僕が引き継ぐことになりました。お客さまは担当が変わると他の店に移ってしまうケースが多いんですが、ほとんどの方が残ってくださいました。すごく嬉しかったですね。

――引き継ぎが上手くいったんでしょうか。

まだ先輩が在籍していたときから僕が皆さんのシャンプーやヘッドスパを担当していて、世間話をしたり、いろいろな相談事をしたりされたりしていたこともあります。その頃から信頼関係を築けたことが大きいと思います。

――信頼関係は大きいですか?

大きいと思います。店長も社長もお客さまとの信頼関係がしっかり結ばれていて、僕もそんな関係を築きたいと思っています。

――こちらのサロンはスタッフは全員男性ですが、お客さまの層は?

店長は30代の女性が多くて、社長はその上の世代の女性が多いですね。先輩は男性のお客さまがほとんどで、僕個人のお客様はどちらかというと20代の女性が得意というか多いですね。先輩のお客さまを引き継いでからは男性が多くなりましたが。

――アシスタントからスタイリストになって変わったことは何ですか?

責任感ですね。自分の立ち居振る舞いひとつでお店の売り上げや口コミにも関わってきますから。ストレスがぜんぜん違いますね。いちばん下のアシスタントで働いていたときがラクだったなと、つづく思います(笑)。

――責任の重みの差ですね(笑)。

サロン内の役職変更があって、店長が社長になり、ゆくゆくは僕が店長になると言われています。そのためにも売上をしっかり作って後輩を育てていかなければいけないと思っています。

――売上を作るにはどんな工夫を?

SNSで週に1~2本は情報を上げるようにしています。スタイルやカラーの他に季節に合わせたへアケア方法を発信しています。

SNSから新規ご来店につなげて、そこからリピートしていただくのが課題ですね。

――なかなか難しいですよね。

デビュー1年で売上100万を達成するために、自分ができることはすべてやろうと思っています。

――毛谷さんにとって理想の美容師とはどんな方ですか?

お客様から絶対的な信頼を寄せられる美容師です。そんな美容師になりたいと思っています。

――美容師を目指す方たちにアドバイスをお願いします。

美容業界は離職率が高くて辛いことも多い業界です。その分、お客さまの喜ぶ顔が見られるなどやりがいや達成感は大きいと思います。辛いことも忘れちゃうくらい、美容師という職業は楽しいですよ。

毛谷さん流! 壁を突き破るための3つのポイント

1.自分がどんな環境で働きたいのか明確なビジョンを持つ。

2.技術に自信が持てるまで、遠回りでも勉強・研究を続ける。

3.小さな信頼を積み重ねて、お客さまと絶対的な信頼関係を築く。

撮影/森 浩司


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ONE CORE
住所:神奈川県鎌倉市大船2-21-3 飯島ビル2F
電話:0467-38-7035

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