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コラム・特集 2017-09-13

親しき仲にも礼儀あり!好きな客に対する美容師の接し方とは?

美容師は接客業です。お客様の髪を施術している間はいろいろな会話がはずむことも多いのではないでしょうか。しかし、お客様の中には苦手と感じる人もいれば気が合う人もいます。苦手なお客様であってもおもむろに態度に出す人は少ないでしょうが、好きなお客様に対してつい馴れ馴れしくなってしまうことはありませんか。周囲のお客様に対してもあまり良い印象を与えないこともあります。好きなお客様に対して節度を持って接するにはどうしたらいいのかを解説します。

親しい仲でもお客様という位置付けを忘れない

サロンのお客様という立場で知り合った人でも、気が合う人や憧れてしまう人はいます。年齢が近かったり趣味が同じだったりすると、お客様と美容師という関係を超えてプライベートな時間を過ごすというケースもあります。メールなどのやり取りをするのも珍しいことではありません。お客様に対して好感を持てるということはよいことです。しかし、度を超えてしまうことのないように注意しましょう。

どんなに親しくなってもお客様はお客様という特別な存在であることを忘れてはいけません。自分が好きであるという以前にまずサロンの大切なお客様です。つい馴れ馴れしい態度をとり過ぎてしまうと、ときには相手が気分を悪くしたりサロンから足が遠のいたりすることもあります。特にサロンの利用が長いお客様になると、ヘアスタイルやカラーなど基本的な施術が定着してくることも珍しくはありません。そんな場合に見られやすい失敗が勝手に施術をしてしまうことです。また、自分がお客様を好きなことで、自分が似合うと思うスタイルを押しつけてしまうというケースもあります。どんなに好きなお客様で親しくしている間柄でも、どんなスタイルにするかはちゃんと本人に確認してから施術をしましょう。

自分が似合うと思ったらさりげなくすすめてみるのはいいですが、無理はいけません。例え毎回同じスタイリングをオーダーするお客様でも、きちんと確認することは大切です。同じ髪型やカラーを長いスパンで楽しんでいても、イメージを変えたいと思うこともあります。大好きなお客様のことをよく知っているのはよいことですが、決めつけることは違います。

また、素敵な生き方をしているお客様には同性でも憧れてしまう人は多いでしょう。気になることをあれこれ聞いてみたくなるかもしれません。しかし、あまりプライベートに踏み込んだ話題は人によって好まれないこともあります。お客様の方から話してくれるなら別ですが、美容師の立場であまり踏み込んで聞いてしまうことは避けましょう。どんなに親しい間柄になっても、お客様はお客様です。お客様も行きつけのサロンの美容師という位置づけで見ていることも考えられます。しっかりと一線を引いて、そこから逸脱しないように接しましょう。”

フランクに接することでメリットもある

サロンのお客様と担当美容師という立場でも、お客様によってはフランクに接するのもアリという場合もあります。フランクな接し方がNGになるかどうかはお客様の性格で分かれるといってもいいでしょう。つまり、お客様にとって嫌だと感じなければそれは失礼にならないということにもなります。中にはサロンのスタッフと親しくなることをステイタスのように感じている人もいます。その場合は逆にフランクに接するほうがいい場合もあるのです。

フランクに接することでお客様が話しやすくなり、考えているイメージを伝えやすくなるというメリットも考えられます。お客様にもいろいろなタイプがあります。サロンに行くのが苦手という人の中には美容師との会話が苦手と感じる人や、自分がやりたいヘアスタイルのイメージを思うように話せないという人もいるのです。親しみやすい雰囲気で会話を盛り上げることで、普段はサロンが苦手と感じるお客様でもスムーズに考えを話してくれることもあるでしょう。また、楽しく会話が弾んでいることで周囲のお客様も楽しい空気になることもあります。何でも話しやすい感じのよいサロンという印象を持ってくれるというメリットも考えられます。自分が好きなお客様とややフランクに会話することでサロン全体がリラックスしたムードになるかもしれません。

お客様はサロンで髪をきれいにするのが一番の目的です。しかし、ときには仕事の疲れを癒したいという人もいます。美容師が好きなお客様がいるように、お客様にとっても気が合うと感じたり話しやすいと思えたりする美容師はいるものです。美容師がフランクに接してあげることで、カットやセットをしてもらいながら日常のちょっとした悩みを聞いてもらえる美容師と感じてもらうこともできるでしょう。

失礼な言い方やタメ口はよくありません。しかし、フランクに接することは必ずしも悪いことだけではないということです。お客様が話しやすいと感じるような空気を作るのもよい美容師の条件と言えるでしょう。

仕事であることを忘れずに節度のあるコミュニケーションを

美容師はカットやパーマ、そしてヘアレンジにヘアカラーと高い技術とセンスを求められる職業です。しかし、施術を行いながら、一方ではお客様との会話もしなければなりません。それを同時にこなさなければならず、なかなか大変な職業と言えます。特に会話や接し方は客を増やすことも失ってしまうこともある重要なテーマです。どんなに技術があっても態度で顧客が離れてしまうことはあるので、注意しましょう。

どのような心構えが大切なのかといえば、やはり仕事であることを忘れないことです。どんなに自分が好きなお客様であっても、親しい関係になっても、それ以前にサロンのお客様であるということを忘れてはいけません。コミュケーションは美容師の大切な仕事のひとつです。だからこそ、節度を持った態度が望まれます。お客様にとって苦手な美容師という印象を与えないためには、まずお客様の性格を見極めることも必要でしょう。例え自分と年齢が同じであったり趣味が同じであったりしてもタメ口や馴れ馴れしい言葉づかいは慎むのが懸命です。場合によっては他の美容師やオーナーに悪い印象を与えてしまうことも考えられます。

美容師によっては、イベントや食事など仕事を離れたところでお客様との時間を過ごす人もいるでしょう。その場合もあまり自分から誘うことは控えた方がいいかもしれません。お客様の方からアプローチがあれば、自分の都合によって応じるというのが適切ではないでしょうか。サロンによってはお客様の誕生日を祝ったり、結婚式に祝辞を出したりとプライベートなイベントに関わることもあります。そのような場合でも失礼のないように考えて行いましょう。

好きなお客様が来店するとテンションが上がってしまう人もいるかもしれません。そんなときでも周囲の空気をしっかり汲んで落ち着いた接客を心がけてください。お客様が親切にいろいろな質問に答えてくれる場合でも、あまり踏み込み過ぎないこと、そして自分の好みや意見を押し付けないことです。勝手にあだ名をつけてしまうのも相手によっては嫌がる行為になります。お客様が何を求めているのか、自分がすべきことは何かをしっかり見極めて正しい接客をしましょう。

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