美容師のヘアアレンジの学び方は?髪型の種類と勉強方法のまとめ

ヘアアレンジに詳しいことは美容師の必須条件の1つです。サロンによってはカットではないヘアセットだけのサービスを提供していることもあります。美容師として仕事の幅を広げるためにも、同じカットでもより高い満足度をお客様に感じてもらうためにも、美容師はヘアアレンジを日々研究するべきでしょう。ここでは主なヘアアレンジの種類と学び方をまとめます。アレンジのセンスを磨いて美容師として一段上のステージに上がりたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

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ヘアスタイル・髪型の種類

ヘアスタイルの種類は長さで分けるのが第一の基本です。大雑把な分類は「ショート・ミディアム・ロング」となります。ショートはベリーショートと通常のショートに分かれ、ロングはセミロングと通常のロングに分かれます。それぞれの長さに対してアレンジを施すと、髪型の種類が増えていきます。たとえばショートで強めのパーマをかけるとカーリーヘアになります。ミディアムで前髪・後ろ髪を短めに揃えればボブカットです。

髪を上げるか下ろすかという区別もあります。上げる髪型がアップ、下げる髪型がダウンです。上げた髪を左右どちらかでまとめるのがサイドアップ、両横でまとめるものがツインテールとなります。ツインテールは、髪を束ねる位置が低い場合はダウンの仲間になります。髪を半分だけあげて残りを下げるのはハーフアップです。髪を横に持っていってすべて下げるのがサイドダウンとなります。

通常のアップもまとめ方によって種類が分かれます。アップは頭頂部・後頭部で髪をある程度まとめますが、まとめないでまっすぐに垂らす髪型がポニーテールです。ポニーテールの付け根が高い位置にある場合はアップの仲間ですが、低い位置の場合はダウンの仲間と分類されることもあります。また、ポニーテールは常にまっすぐに垂らすわけではありません。少しまとめたり強めのウェーブをかけたりすることもあります。

お団子もアップの仲間です。ポニーテールを頭頂部で丸めたスタイルがお団子と呼ばれます。また、パーティーなどでよく見られる「夜会巻き」もアップの一種です。後ろ髪をねじり上げて「もとどり」と呼ばれる髪の束を作ります。この束を少しラフに崩す、ゴージャスな髪飾りを付けるなどします。

夜会巻きとよく似た髪型はシニヨンです。髪を後ろで束ねてそこからアレンジするという点が共通しています。夜会巻きは「もとどり」という日本の伝統的な束ね方をしますが、シニヨンはポニーテールをまとめるという点が違いです。

髪を編むスタイルは三つ編みが定番ですが、三つ編みはダウンに分類されます。編んだ髪の毛を上に持っていくと編みこみです。全部上に持っていく編みこみはアップに分類され、半分だけ持っていく編みこみはハーフアップになります。その他のアップではポンパドールもあります。後ろ・横の髪ではなく前髪のみをアップにしてアクセサリーで留めるものです。おでこが一番強調される髪型の1つです。

ダウンで主に見られるヘアアレンジには「ぱっつん」があります。前髪を揃えて切るものです。アップのぱっつんもありますが、大部分のぱっつんはダウンで、長さはミディアムやロングが多くなります。

このようにヘアアレンジの種類は非常に多彩です。分類すると上記のようになりますが、それぞれのスタイルの中間もあり完全に分類することはできません。お客様が望んでいる髪型や似合う髪型がどのようなものか、ヘアスタイルの分類にとらわれずに柔軟にミックスして考える必要があります。

美容師・モデル・カメラマンのSNSから学ぶ

美容師のヘアアレンジはSNSでも学ぶことができます。実力のある美容師やモデル・カメラマンなどのSNSを見ていれば、自然と最先端のヘアアレンジがどのようなものかわかります。SNSのメリットは発信者のヘアアレンジを見られるだけではなく、それに対するフォロワーの反応も見られる点にあります。どのような髪型にどのような層の人々が反応するのか確かめられるわけです。一部の美容師・モデル・カメラマンだけのSNSを見ていたら、そうした反応にも偏りが少なからずあるでしょう。しかし、多くのクリエイターのSNSを見ていれば偏りも減ります。

また、SNSでヘアアレンジを学ぶうちに「SNSでの集客に成功しているサロン・美容師」も多く見るようになります。一定期間観察しているうちに成功している理由も見えてくる可能性があり、その点でもいい学びになるでしょう。

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雑誌や広告・テレビなどからトレンドを学ぶ

ヘアアレンジのトレンドはメディアから学ぶのも効果的です。雑誌・テレビ・街角の広告などです。雑誌はどのサロンでも多く置かれているので、休憩時間や終業後などに見て学ぶといいでしょう。ヘアアレンジの専門誌はもちろん、ファッション誌も見ながら服との組み合わせも総合的に学ぶべきです。

テレビも流行りのヘアアレンジを学ぶためのヒントとなります。女性アイドルの髪型を見れば現代の男性にどのような女性のヘアアレンジが好まれるのかわかるでしょう。逆に男性アイドルの髪型を見れば、女性に好かれるヘアスタイルを把握できます。異性ではなく同性からの支持が高いタレントを見れば、同性に受けやすいヘアスタイルもわかります。

街角の広告も同様です。広告はテレビや雑誌と比べると現実離れした髪型が採用されるケースもあります。しかし、美的センス自体はどんな世界でも共通のものです。クリエイティブな広告を見て感性を刺激することも、ヘアアレンジのヒントになるでしょう。

スタイルを見るだけでなく作り方も学ぶとなると、やはり雑誌が一番です。それぞれのヘアスタイルの作り方が毎回特集されているためです。すでにできる髪型でもよりムダのないアレンジ方法がわかる、お客様に自宅でのセットの仕方を説明する方法のヒントになるなどのメリットがあります。

自分のヘアアレンジの写真・情報をwebで発信する

ある程度ヘアアレンジに自信ができたら、自分のSNSやサロンのブログなどで積極的に発信していくといいでしょう。写真共有SNSはサロンのメインの顧客層である若い女性が多く利用しており、集客に直接プラスになる可能性もあります。ブログにアップする場合も、その写真を見てお客様が予約をしてくれるケースもあるでしょう。情報を発信しているうちに自分の頭の中でもヘアアレンジのやり方が整理され、新しいスタイルを思いつくことも増えます。また、お客様へのセットの仕方の説明もうまくなるでしょう。

ヘアアレンジの技術が向上したら、美容の感度が高いお客様がより多く集まるサロンに転職したいと思う人もいるはずです。あるいは、これから技術を向上させるためにハイレベルな美容師が多くいるサロンに行きたいということもあるでしょう。そのような希望を持っている場合、まずはサロンの求人情報をチェックする必要があります。

通常の求人情報サイトだとサロンの求人でもあまり深い内容は書かれていません。しかし、美容関連の求人情報の専門サイトであれば、美容業界の読者に向けてそれぞれのサロンの詳細が詳しく書かれています。詳細な求人情報に加えてそのサロンのヘアカタログなどを見れば、ヘアアレンジをより深く追求できるサロンかどうかわかるでしょう。

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