個性豊かな世界観をInstagramで発信し、指名数No1に!リサーチと練習の繰り返しが上達のポイント「BLANCO Tres 鏡島」中川朋美さん

すきバサミを使わないオリジナルカットとカラーリストによるプロのカラーを提供するサロン「BLANCO」。今回は全国展開する店舗のひとつである「BLANCO Tres 鏡島」にて指名No1を誇る中川朋美さんにインタビューを行います。

前編では、大手のサロンに就職したかったという中川さんが惹かれた「BLANCO」の雰囲気のよさや教育制度の充実について伺いました。

後編では個性的なパーマを得意とする理由や技術習得のための努力、その発信の成果などをご紹介します。

今回、お話を伺ったのは…

「BLANCO Tres 鏡島」

スタイリスト 中川朋美さん

石川県出身、大原学園 金沢ウエディング・ビューティー専門学校卒業。卒業後「BLANCO」に就職し、「BLANCO Tres 鏡島」にて3年半でスタイリストデビューを果たす。個性的なパーマスタイルを得意とし、店舗での指名No1に。2025年9月現在美容師歴は8年。

インスタグラム

自分の世界観をInstagramで発信し、多くの共感を得る

1人ひとりの個性を活かしたスタイルを得意とする中川さん

――「BLANCO Tres 鏡島」で現在指名No1だと伺いました。お客様から支持を得るために意識していることを教えてください。

アシスタント時代から、自分のやりたいスタイルや世界観をしっかり持っていました。もちろん先輩の意見を取り入れながらですが、その軸はぶらさずにSNSでの発信を続けてきたんです。

その積み重ねのおかげで、スタイリストになってからは自然とInstagramや予約サイトを通じてご指名をいただけるようになりました。とくにInstagramからの集客は大きく、予約サイトとの連携できる仕組みを活用しています。

アシスタントの頃からコツコツと発信を続けてきたことが、スタイリストになってからの強みになっていると感じています。

――スタイルや世界観を大切にされているとのことですが、どのような想いがありますか?

もともと個性的なファッションやスタイルが好きで、それを自分らしさとして大切にしてきました。今でこそ「個性」や「多様性」という言葉が浸透していますが、数年前までは「目立ち過ぎるのはよくない」という声も少なくありませんでした。

それでも、自分のカットやデザインを通してお客様の個性を引き出したいという思いがあり、自分の感性を発信し続けてきました。その結果、SNSを見て「いいな」と感じてくださった方が実際に来店してくださるようになったんです。

自分の世界観を大切にしながら発信を続けることで、共感してくださるお客様と出会える。そうした積み重ねが、今の自分につながっていると思います。

地域の方に「BLANCO」なら「こんなおしゃれなスタイルができる」と知ってほしい

中川さんのInstagramには個性豊かなパーマスタイルが並ぶ

――お客様の「なりたい」イメージと個性を大切にするうえで意識していることは?

お客様が見せてくださるスタイルは、東京や大阪など都市の最先端のトレンドであることが多いです。岐阜ではまだそういったデザイン性の高いスタイルを提供しているサロンが少なく、名古屋まで足を運ばれる方もいらっしゃいます。だからこそ、自分が積極的に発信することで「岐阜でもこういうスタイルが楽しめるんだ」とまずは知っていただくことを意識。とくに若い世代の方々には、もっと自由にヘアデザインを楽しんでもうために、私も美容師としてもっと幅広いスタイルを発信していけたらと思います。

岐阜にも多様なスタイルを提供できる美容師がいるサロンがあることを知ってもらい、地域全体が盛り上がっていくきっかけになればうれしいですね。

――実際に来店されるお客様とのスタイルのミスマッチはないのでしょうか?

ほとんどありません。最初からInstagramを見て来店される方が多く、私の得意とするスタイルを求めてくださるケースが多いからです。

お客様から「こんなスタイルにしてほしい」と見せていただくものは幅広く、なかにはクリエイティブなデザインもあります。そうしたときは自分にとっても新しい学びや挑戦になり、結果としてデザインの幅が広がる。そういう刺激を楽しみながら、日々いろんなスタイルに携わっています。

練習を繰り返すことでお客様に合わせたパーマを提供できるように

SNSでのリサーチも練習も、とても楽しいと話してくれた中川さん

――技術はどのように学び、伸ばしてきたのですか?

サロンのカリキュラムに対して真剣に取り組むことはもちろん、美容そのものに強い興味があったので、独学で身につけることも多かったです。SNSで見つけた「この巻き方可愛い!」と思う技術を、ウィッグや実際のお客様で試してみることを繰り返してきました。

そうして経験を積むうちに、1人ひとりの髪質に合わせた巻き方の感覚が自然と身についてきたと思います。とくにパーマは、デザインや髪質に合わせて幅広い対応が必要。だからこそ、自分の手でいろんな巻き方を試し、積み重ねていくことを大切にしてきました。

――美容師という仕事のやりがいは、どんなところにありますか?

やりがいを一番感じるのは、お客様が思い切ってイメージチェンジをされたときです。私の担当するお客様はバッサリカットしたり、デザインを大きく変えたりする方が多いので、その際にしっかりカウンセリングを行い、仕上げまで責任を持って担当します。

仕上がった瞬間に喜んでいただけるのはもちろんですが、後日「すごく気に入っています!」といったDMをいただくことも多く、そのたびにあたたかい気持ちになります。何年経ってもその瞬間は特別で、私にとっての生きがいだと感じています。

――最後に、これから美容師を目指す方、サロンで働きたい方へメッセージをお願いします。

美容師の道には、楽しいことも辛いことも半分ずつくらいあるのではないでしょうか。しかし、それを乗り越えた先に「美容師をやってよかった」と心から思える瞬間が必ずあります。

技術は1年や2年で完璧にできるものではありません。だからこそ、焦らず、諦めずに続けてほしいです。悩んだときは、きっと先輩や同期、友だちが支えてくれるはず。支え合いながら乗り越えていくことで、この仕事の楽しさややりがいを実感できると思います。


中川さんが自分の個性を発揮するために新人時代から行ったこと3選

1.大手サロンを選び、仲間と切磋琢磨して成長する

2.自分の軸を持って発信を続ける

3.サロン以外でも学びと練習を繰り返す

「器用なほうではない」と言っていた新人時代から努力を続け、指名数No1まで成長した中川さん。自分の「好き」に素直に、お客様と誠実に向き合ってきた結果だということがわかりました。これからの中川さんのご活躍や地域の流行の変化にも注目したいです。


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BLANCO Tres 鏡島
住所:岐阜県岐阜市鏡島精華1丁目3-3
TEL:058-254-8288

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