大人の男性が落ち着ける、敷居の高くない本格派バーバー『LES GARCONS』
清澄白河駅の目の前にある『LES GARCONS(レ・ギャルソン)』オーナーの藤森健至さんと清澄白河店店長の齋藤隆介さん。同サロンは藤森さんの“自分と同世代が行きたくなる店が欲しい”という想いから生まれました。あちこちに落ち着いた男性向けのこだわりが見られる店内は、とても素敵な空間です。前編の今回は、おふたりにサロンをオープンしたきっかけや特徴についてうかがいました。
時代の波に乗る“本格派バーバー”
――『LES GARCONS』さんではどのようなサービスを提供されているのですか?
藤森さん「基本的にはメンズ向けのバーバーです。世の中的にもブームが来ている業態ですね。私と同じ30代以上の男性が落ち着ける空間を作り、そんな働き盛り世代が必要としているカットを提供しています。とくにいわゆる“昔ながらの理髪店”ともっとも違うのは、雰囲気と居心地だと思います」
男にも“男のための場所”があっていい
――サロンをオープンされたきっかけを教えてください。
藤森さん「これまでは男性も美容院に行く、という時代が長く続いていました。でも私自身や友人たちも30代から40代になり、少し美容院には行きづらいな、と考えるようになったのです。やはりあそこは女性のための場所ですから。しかし、“昔ながらの理髪店”は少し自分が行きたい店のイメージとずれていました。だから、そんな風に感じるお客さまが入店しやすく、そしてきちんとしたデザインができるお店が必要だと考えたのが、ここを作ったきっかけです。私は美容院も昔ながらの理髪店もどちらも好きですが、男には男の場所があってもいいんじゃないかな、と思ったわけですね。
いわゆる“昔ながらの理髪店”でも、技術的にはデザインスタイルはできると思います。しかし、これまでのイメージの問題で、なかなかお客さまはそういうお店に一歩を踏み出せない。そんなお客さまと理髪店のギャップのような部分、美容院はおしゃれだけど理髪店はおしゃれじゃないといったイメージを埋められたらいいんじゃないかな、ということもこのサロンをオープンしたきっかけですね」
男性客の“オン”と“オフ”に貢献する
――提供しているサービスの特徴はどういったところでしょうか?
藤森さん「このサロンのターゲットは20代、30代、40代の社会人です。もちろん学生もいますが、やはりサラリーマン、ビジネスマンのお客さまが多いので、当サロンでは“オンとオフの2wayスタイル”というカットを提唱しています。これは“オン”が“できるスーツスタイル”で、“オフ”が“ギラついた大人”というイメージです。ビジネスマンとしてはまず、スーツに似合う髪型でなければいけませんし、仕事が終わった後やお休みの日などは、ちょっと髪型をオフに切り替えてモテる男になれる。そんな風にオンとオフで簡単に切り替えられるカットが当サロンの特徴です」
齋藤さん「最近“それ、本当に普段からできるの?”というスタイルが世間では流行していて、『サロンでセットできたスタイルが、家に帰ったら再現できなかった』という話をよく聞きます。それに対して当サロンは普段から使えるスタイル、つまり私たち理容師がやっても、お客さまがやっても同じようにセットできるデザインであることを必ず念頭に置いています。さらに今までお客さまが朝5分、10分かかっていたセット時間を、2分程度に短縮できるようにすることにもこだわっています。理髪店は“男の味方”だと思っているので、そういう点で美容院には負けたくないですね」
まさに男のための聖域とも言える同サロン。後編では、人気メニューや今後のビジョンについてうかがいます。
Salon Data
LES GARCONS(レ・ギャルソン)清澄白河店
住所:東京都江東区白河1-7-13
TEL:03-5620-3946
http://amelie-et-garcon.com/les-garcons-kiyo/
“働く男たち”が気軽に寄ってくれる“庶民派バーバー”『LES GARCONS』>>