少数精鋭のスタッフと日々センスを研磨『B.I.P Esthetic&Nail Salon』

最新のエステ機器を導入する一方、ハンドケアに自信があると語る森井オーナー。エステとネイルのスペシャリストであるオーナーを筆頭に、各分野のスペシャリストが活躍する環境づくりやスタッフ教育など、人気サロンを支える一番大切な部分について教えてもらいました。

B.I.P Esthetic&Nail Salon

かゆい所に手が届く珠玉の心づかい

――取材時に出していただいたコールドドリンクにラップをかけた上でストローが差してありましたが、こういった細かい部分にホスピタリティの高さを感じます。このようなサービスができるお店になるために何か努力されている点はありますか?
「ネイルサロンではよくドリンクを提供すると思うのですが、ネイルを削る際に出る細かな埃が入らないようにと考えた結果ラップでグラスの上部を覆うことにしました。こういった部分については、実は他のサロンにお客として行くことでアイデアを得ています。当店はスタッフにも仕事の一部として他店舗で体験することを推奨しており、そのための手当ても用意しています。というのも、他店様のサービスやレベルを知ることが自分たちの向上に繋がり、また一方で反面教師にもできるから。良い点は取り入れ悪い点は改善する。客観的な目線を持つためにも他のサロンでのリサーチは欠かせません。それが結果としてお客様にとって快適なサービスであったり、施術に反映できれば、店そのものが高いレベルに到達できるのではないかと思います。」

B.I.P Esthetic&Nail Salon

程よい距離感でアドバイスしやすい環境に

――現在3名のスタッフさんで運営されていますが、少数ゆえの悩みや教育方針などをお聞かせください。
「現在働いてくれているスタッフは、いずれも完成形に近いスタッフばかり。技術面でもサービス面でも安心して任せられます。少人数ゆえに距離が近く、互いにアドバイスし合える関係ではありますが、あえて近くなりすぎないようにもしています。そのためスタッフ全員の食事会などは節目の時だけにし、スタッフのプライベートな時間を重視するように気をつけていますね。また、時間外のレッスンは一切せず、勉強会やレッスンは勤務時間内に実施することで、仕事ばかりにならずにオンとオフを区別できる職場環境を保つ工夫も。ただ、もちろん厳しくすることもありますよ。例えば当店のネイルはスピードも売りのひとつで、仕事や家事で忙しい女性が合間の時間に来られる店でありたいと思っています。なので技術とサービスは落とさずいかに短時間で完成させるかなど、タイムトライアルなどを取り入れて研修します。その段階で脱落してしまう人もいる中、要求に見事に応えて活躍しているのが現スタッフ。だから少数でも精鋭揃いなのが自慢のひとつです。」

森井さん

――先ほどお客様目線のお話がありましたが、具体的にどのような点でゲスト目線を意識されていますか?
「お客様にとってより快適な場所になるには、ということを常に考えていますが、お客様目線のひとつに価格の明朗さが挙げられますね。一昔前はエステって高額でローンを組まされて…なんていう負のイメージを持たれる人は多かったかと思いますが、当店は基本都度払いでOLさんが毎月無理せず通える価格であることを重視しています。とても良くても高価過ぎると通い続けられないし、価格が不明瞭だと不安ですよね。だからこそ安心して通える、続けられる、ということをエステにもネイルにも共通して反映させています。」

B.I.P Esthetic&Nail Salon

引く勇気とチャレンジ精神を大切に

――お店を構えて14年、移転リニューアルし3年ですが、今後の展開はどのようにお考えですか?
「実は以前東心斎橋に2店舗目を出店したことがあり、そこは1年で撤退しました。理由は私自身の力量が足りなかったせいで全てのスタッフに目が届かなくなったため。店舗展開するにも勇気がいりますが、その時は今の力量では無理だと自分で判断し撤退する勇気の方が大きかったですね。その経験を踏まえ、今後は自分に力量がついたと自信が持てた時に2店舗目を出そうと考えています。その時は大阪にこだわらず、名古屋など別の都市も選択肢にありますね。最初独立する際に右も左もわからない大阪で始めた経験があるので、チャレンジすることへの怖さはないです。ただ、施術を終えたお客様を玄関でお見送りする際に必ず笑顔でお帰りいただきたいので、どこで挑戦するにしても行き届いたサロンを作りたい。それだけは譲れないですね。」

B.I.P Esthetic&Nail Salon

常に前を見てゲストの目線を大切にするオーナーの森井さんは、オーストラリア政府公認のエステの国際ライセンスも保持するなど、長いキャリアに奢ることなく常に前進を続ける人。前進の過程で得たアイデアをサービスという形に変えるので、その都度サロンそのものがより良く進化し続けています。そんな相互作用が今後どういう風にお店に反映されていくのかを楽しみにしているのは、やはり長年通い続けるお客様なのかも知れません。

B.I.P Esthetic&Nail Salon
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Salon Data

B.I.P Esthetic&Nail Salon

B.I.P Esthetic&Nail Salon

大阪府大阪市中央区南船場4-13-12 南船場OMビル8F
06-6120-7707

Profile

森井さん

森井沙代さん

代表
京都府出身。高校卒業後大手エステサロンに入社し、経験を積んだ後独立。エステティシャンを目指したきっかけは高校時代の同級生の影響だそうで、当初興味本位で飛び込んだエステ業界に魅了され現在に至る。エステではハンドテクニックに定評があり、リンパの流れを改善する技術が特に評判。ネイルでは繊細で丁寧かつ、スピーディな仕上げが好評を得ている。

常にゲスト目線でサービスを提案『B.I.P Esthetic&Nail Salon』>>

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