本島彩帆里 interview ＃2：自分自身とコミュニケーションを取る大切さ

ダイエットと言えば、きついイメージが強いものです。少し痩せても、つい食べてしまいリバウンドを繰り返す。そして『どうして私は痩せられないのだろう』と自分を責め続ける。そんな苦しい生活を送っている人に、「自分に優しく接するダイエット法」を伝えているのが本島彩帆里さん。インスタグラムで27万人のフォロワーを誇る、人気のダイエット美容家です。しかし、そんな本島さん自身も過去に何度もリバウンドを繰り返し、身心ともに辛い日々を過ごしていたそうです。いったいどのようにして、今のスタイルを手に入れたのでしょうか？今回は、本島さんの経験談や、ダイエット成功の秘訣についてインタビュー！中編では、ダイエットがうまくいくようになったきっかけなどについて語っていただきます。

人生を変えた、心理カウンセラーとの出会い

――ダイエットが成功したきっかけを教えてください。
「心理カウンセラーの方にカウンセリングを受けたことがきっかけです。働いていたエステサロンでは、お客さまやスタッフ同士の関わり方を円滑にするためのセミナーがありました。その先生が心理カウンセラーでもあったんです。当時の私は、仕事では売上がまったくあげられず、プライベートもうまくいっていませんでした。そこで個人的にカウンセリングを受けることにしたんです」

心の声に耳を傾ける大切さ

――カウンセリングを受けた際に、どのようなことを知ったのでしょうか？
「自分のなかにいる、コントロールできないもうひとりの自分に、寄り添うことの大切さを知りました。初めてカウンセリングを受けた時に、ダイエット中に『食べたい』と暴れだす自分は何歳かをイメージしてくださいと言われたんです。想像すると、だいたい3歳くらいの自分が心のなかにいるように思えました。その時、これまで『お腹がへった』と小さい自分が言ってきた際に、『我慢しなさい！』と大人の自分が厳しく抑え込んでいたことに気が付いたんです。それが、ストレスになり暴食の原因になっていました。そこで、まずは満たされていない小さな自分の声を聞くことから始めたんです」

――具体的に、自分の心の声とどのような会話をするのでしょうか？
「たとえば、『チョコレートが食べたい』と小さな自分が言ってきたとします。しかし、ダイエット中だから食べたくない大人の自分もいます。そこで『チョコレートは食べるけれど、糖分が少ない種類を選ぶのはどうか』とお互いの意見をすり合わせて考えるんです。こうして丁寧に自分の心の声に耳を傾けるようになってから、徐々にダイエットがうまくいくようになりました」

自分とのコミュニケーションをとることで、変わり始めた日常

――自分との会話を意識し始めて、変化したことはありましたか？
「他人とのコミュニケーションまで円滑になっていきました。相手を尊重しながらも、自分の言いたいことをしっかりと伝えられるようになったんです。心の声に耳を傾け始めたことで、小さな自分が何を求めているのかを意識できるようになり、自分を尊重できるようになったからだと思います。また、仕事にもよい影響がありました。今までの自分では信じられないくらいに売上が上がり、目標の数字を達成することができました」

自分の素直な意見を聞きを伝えられるようになったことで、対人関係も大きく変わったと語る本島さん。以前、まわりには考えを押し付けてくる人が多かったそうですが、今では「どう思う？」とお互いを尊重できる人が増えたと言います。相談をし合うことで、視野が広がり仕事やプライベートにいい影響が出ているとのこと。後編では、自身のダイエット法を発信してからのエピソードについて伺います。

Profile

本島彩帆里さん

ダイエット美容家。幅広い世代の女性に支持され、インスタグラムを中心としたSNSや雑誌、メディアで心も身体も健康的に美しくなるための情報を発信している。インスタのフォロワーは27万人超え。著書累計30万部を超える。

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