北原孝彦 interview #1:理想を形にする美容室『Dears』オーナー北原孝彦の仕事術

北原孝彦 interview #1:理想を形にする美容室『Dears』オーナー北原孝彦の仕事術

顧客のリピート率は90%以上、スタッフの離職0、入社希望の美容師が順番待ちになるなど、驚異的な成果を上げているのが全国に45店舗展開しているヘアサロン『Dears』。「店長を作らず個が責任者」、「仕事が終わったスタッフから帰宅」、「週休3日制」といった、新しい美容室の形が注目を集めています。
今回はオーナーの北原孝彦さんにインタビュー。起業に至った経緯や、独自のサロン運営術について語っていただきました。前編では、美容師に興味を持ったきっかけやサロン勤務時代のエピソードを伺います。

異例の早さでスタイリストから店長へ

北原さん

――まず、美容業界に進んだきっかけを教えてください。
「学生時代に自分の髪の毛をカットした際に、すごくおもしろいと思ったのが美容業界に進んだきっかけです。卒業後は、創立80年を誇る老舗サロンに就職しました。入社後は日付が変わるまで自主トレーニングを積んだ成果もあり、異例の早さでスタイリストデビューを果たし店舗のミーティングを任されるようになりました。そして、3年目には店長に抜擢されたんです。その後、11年間勤務していました」

月間3名だった新規のお客さまを100名に急増させた集客術

北原さん

――店長時代は、どのようなことが大変でしたか?
「新規集客が大変でしたね。ほとんどのお客さまが常連の方で、月に多くても3人や5人しか新規の方の来店がありませんでした。集客のためにブログやメールマガジンなど、さまざま方法を試したところ、月に100人以上新規のお客さまを獲得できたんです。実は、集客に効果的だったメールマガジンは、はじめは社内用に発行していました。怒るよりも褒めたほうが、スタッフは生き生き働くと気づいたので、『今日の○○さんは、この点がよかった』など、1000字ほど書いて全員に送っていたんです。1人あたり1時間ほどかけて毎日書いていましたたね。そのメールマガジンが、スタッフのご両親の目にとまり、そしてご家族の勤め先の社長まで読み始めたんです。その後、スタッフの身近にいる方がサロンに関心を持ち、お客さまとしていらっしゃったことで一気に新規集客が伸びました」

“思い描いた未来を形にする”ヘアサロン『Dears』

北原さん

――北原さんが立ち上げた、『Dears』について教えてください。
「2015年の5月、長野県に1号店をオープンしました。髪の毛からお客さまの理想を叶えるサロンを作りたいという思いから『思い描いた未来を形にする』をコンセプトにしています。多くの方は理想を持っていても『現実は違う』と言って諦めてしまいますが、僕はみんなにもっと理想を追ってはしいんです。お客さまのなかには、髪をきれいにしたことで、それまでまったく関心がなかった化粧品に興味を持ち、スポーツジムにも通い見違えるような体形を手に入れた方もいます。『人生が変わりました』という声を聞くと本当にうれしくなりますね。また、お客さまだけではなくスタッフの理想も叶えられるサロンを目指し、フレキシブルな労働環境を整えています。とくに女性は結婚や出産などの転換期が多く、大切にしたいことやものが変わりますから、その時、その時でスタッフが理想の生活を送れるように環境を整えることがオーナーの務めだと思いますね」

店長になって数年は、叱ってスタッフを伸ばそうとしていたと言う北原さん。しかし、指導続けるなかでスタッフを褒めた時のほうがいい接客に繋がり、お客さまも笑顔になることに気が付いたそうです。中編では、独自のサロン運営法について伺います。

Profile

北原さん

北原孝彦さん

2015年、美容サロン『Dears(ディアーズ)』を地元長野に開業。翌年には2店舗目を展開。アフィリエイトで培ったスキルとリアル店舗を融合させた独自のweb戦略とでお客様が集まる空間を形に。入社したスタイリストは6ヵ月で予約が1ヵ月先まで埋まるプレイヤーに成長、自身も独立から1年7ヵ月でハサミを置き完全経営者にシフト。現在Dearsは全国45店舗まで拡大。将来の夢は、若者に勇気と笑いを与え「失敗してもいい」を伝えられる講演家になること。

Salon Date

『Dears』

https://dears-salon.com/

北原孝彦 interview #2:人との繋がりを大切にする独自のサロン運営法>>

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