セラピストのアルバイト・パートはどんな仕事をするの？ 正社員登用はある？ 求人情報をチェック！
近年では多種多様なリラクゼーション施設が登場しており、セラピストが活躍する場所も増えているといえます。メイクセラピーやアロマセラピーなどは、趣味で培った知識を活かしやすいため、セラピストとして働きたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
セラピストの仕事は無資格や民間資格だけを取得した状態でも従事できる職場が多いというメリットがあります。そのため未経験でもアルバイトやパートで始めやすく、中にはキャリアを積めば正社員になれるケースもあります。
今回はそんなセラピストとして働くことを検討されている方向けに、アルバイトやパートとして働きはじめた場合の仕事内容や、正社員登用の有無、求人情報の傾向などについてご説明します。
アルバイト・パート勤務のセラピストはどんな仕事をするの？
サロンなどのリラクゼーション施設でアルバイト・パート勤務のセラピストとして働く場合、おもな仕事内容を事前に把握してきましょう。アルバイト・パート勤務のセラピストは、勤務開始後以下のような仕事を任されることが多くなっています。
施術｜働く前にサロン内研修があることも
サロンなどのリラクゼーション施設でおこなわれているおもな業務としては来店客への施術が挙げられます。そのためアルバイト・パートとして勤務する場合でもすぐに施術をおこなうのではと考えている方は多いかもしれません。
しかし、サロンなどでおこなわれている施術はいくら無資格でもおこなえるとはいっても一定の技術は必要です。知識や技術もないまったくの未経験者が施術すると、施術ミスなどでお客さんにけがなどをさせてしまうこともあるかもしれません。
多くのサロンでは入社したアルバイトやパートの従業員に対していきなり現場に立たせるのではなく、まずは研修で基本的な接客方法や技術を教えます。サロンによっては研修後、民間資格を取得してから現場に立つケースもあります。
未経験者OKとしているサロンでは、このような研修体制を整えていることも多く、これといった知識・技術を身につけていないがセラピストとして働くことに興味を持っているという方でも、サロンへの就職はじゅうぶんに可能です。
サポート｜雑務や正社員の補助業務など
アルバイトやパートを募集しているサロンなどの施設には多くの場合正社員が在籍しています。サロンによってはおもな施術は正社員がおこない、アルバイトやパートには、そのサポート業務を任せる場合があります。
このようなスタイルで業務をおこなっているサロンでアルバイト・パートが任される仕事の例としては、来店客の体に触れない範囲内での施術補助が挙げられます。たとえば施術で使用する器具のセッティングやメンテナンスなど来店客の体に触れずにおこなえる業務です。それらをアルバイト・パートが担当しているサロンも多く見られます。
サロンでおこなわれる業務には施術以外のこともあります。たとえば予約制のサロンであれば、電話やネットによる予約の受付や施術スケジュールの調整などもアルバイト・パートが任される業務のひとつです。
このほかに掃除や受付カウンターでの来店客への対応、メールやSNSなどを活用したプロモーションなどの業務もあり、これらをアルバイト・パートに任せているところも多いようです。
以上のように、サロンではメインの施術以外にアルバイトやパートが担当できる業務が多数あります。それらをこなしながら、施術に携われる立場になるのを目標とするのもおすすめです。
就労日数・時間以外は正社員と変わらないことも
サロンによっては、アルバイト・パートであっても、最初から施術をおこなうセラピストとして働くことを前提に採用をしているケースもあります。
とくに入社直後に実践的な技術を身につけるための研修をおこなっているサロンでは、このような方針をとっていることが多い傾向にあります。とにかくセラピストとして働きながら経験を積んでいきたいという方にはおすすめです。
こういったサロンの特徴としては、アルバイト・パートと正社員の違いがあまりない点が挙げられます。働く日数や時間を除けば正社員と同じ業務をアルバイト・パートもこなしていることが少なくありません。
こなす業務内容のわりに正社員との給与面での差が大きいと感じることもあるかもしれませんが、実戦的な経験を積みながら民間資格の取得を目指したり、将来的なサロンの開業を目指す方にとっては有意義なサロンといえるでしょう。
いつか正社員として働きたいなら募集内容の「正社員登用」を探そう！
リラクゼーション施設でアルバイト・パートとして働くことをご検討中の方のなかには、将来的には正社員として働きたいと考えている方も多いかもしれません。
しかし、サロンによっては、アルバイト・パートはあくまでも雑務やサポート業務を担当する従業員とし、施術をおこなう従業員は別途正社員として採用しているケースもあります。正社員として働くことを目標としてサロンのアルバイト・パート求人に応募する場合には、応募先が正社員登用をおこなっているかどうかを確認しておくことが重要です。
そもそも正社員登用制度とは、非正規として入社した従業員が一定のプロセスを踏みながら勤務を続けた場合に正社員として雇用契約を結びなおす制度です。ただしすべての企業が正社員登用制度を取り入れているわけではありません。
企業によっては正社員登用制度があっても実際に非正規社員を正社員に登用した実績がないというケースもあり、応募時には正社員登用制度の有無だけでなくその実績を確認しておくことも大切です。
「正社員登用」制度を持つサロンはどれくらいある？ 求人情報をチェック！
セラピストの募集をおこなっているサロンで正社員登用制度を設けているサロンは多く、とくにチェーン展開のサロンでは正社員登用制度を設けているお店は多くあります。東京の求人において、パート・アルバイトでのセラピスト約300件の求人のうち、およそ200件のサロンが正社員登用制度を設けています。
そのため、サロンにおいて正社員登用制度を設けているサロンを見つけるのは比較的簡単であるといえます。正社員登用制度の有無に関してはアルバイト情報サイトなどに掲載されている求人情報でも確認することができます。
一方、上述したように正社員登用制度があるからといって、実際に非正規社員を正社員に登用した実績があるとは限りません。会社に評価方法や選考方法が確立されていない、あるいは正社員に登用しても成果や業績につながらなかったなどの理由から実際に機能していないケースもあります。
アルバイト・パートから正社員を目指す方は実際の正社員登用実績を応募前に問い合わせてみることをおすすめします。
まずはアルバイト・パートでセラピストの世界に触れてみては
サロンなどでセラピストとして働くためには一定の技術や知識が必要です。このことから、まったくの未経験でセラピストとして働くのは難しいのではと考える方も多いかもしれません。
しかし、実際には未経験者でもアルバイト・パートとして採用しているサロンは多く、いきなり正社員として働くのが不安という方は、まずはアルバイト・パートとして働けるサロンを探してみるのがおすすめです。正社員登用制度を設けているサロンでアルバイトやパートとして実績を積んでいけば、のちに正社員として働くことも可能になります。
出典元：
リジョブ 東京+セラピスト+アルバイト・パート+正社員登用
