渋谷からネイルアートの魅力を発信する『DLAW』
いまやファッションの一部として欠かせないネイルアート。ちょっとした色使いやフォルムの工夫が、その人の個性を引き出します。都内に数多くあるサロンのなかで、ネイルの常識に捉われず、独自の世界観を持っていると人気を集めているのが渋谷にお店を構える『DLAW』。ネイルだけでなくジュエリーにも力を入れているなど、オリジナリティあふれる新しいスタイルに挑戦し続けています。
今回はそんな個性的なサロンで働くふたりのネイリスト、KAHOさんとAIさんにインタビュー。後編では、大好評のセミナーやネイリストという職業の魅力について伺いました。
オリジナルネイルアートのセミナーを開催
———『DLAW』で独自に取り組んでいる活動はありますか?
KAHOさん「もっとオリジナルアートのおもしろさを広めたいと思いセミナーを開催しています。毎日ネイルに触れていても『もっとこうしたほうがいいかもしれない』という探求心が湧くので、その奥深さをたくさんの人たちに知って欲しいんです。セミナーは『DLAW』のサロンで開催しており1日で3回の教室を開催しています。合わせて20人ほどの生徒さんが集まり、参加されている方はプロのネイリストさんや趣味でやっている方、初心者の方までさまざまです。またオンラインサロンも開講していて、ネイルアートの解説動画やコラムを発信しています」
ネイルはファッションの一部
———ネイル業界で変化を感じている点はありますか?
AIさん「流行りに左右される人が減っていると感じています。たとえばこれまでは、夏は水面ネイルのデザインをオーダーする人が増えるといったように、ある程度の傾向が見えました。しかし、最近はまわりと比べることなく、ただ自分の好きなデザインを楽しむ人が増えています。おそらく、ネイルをファッションの一部として捉えるようになったからではないでしょうか。もっと多くの方々に喜んでもらえるような魅力的なデザインを作っていきたいですね」
いろいろな分野と掛け合わせることができる、魅力的な職業
———ネイリストの魅力について教えてください。
KAHOさん「いろいろな分野と掛け合わせることができる、可能性がある仕事だと思います。実は私は、元々アパレル業界で働いたんです。『DLAW』ではジュエリーも取り扱っていますし、お客さまの服装に合わせてネイルを考えることができますから、アパレルで身に付けた知識はとても役に立ちます。近い例でいえば最近はイラストレーターさんが、ネイリストとして活躍しているという話を聞きました。爪をキャンバスに見立てて、作品を生み出しているそうです。私はスポーツ業界といった、もっと畑違いの分野との組み合わせもおもしろいと思っています。最近はネイルに興味を持つ男性も増えてきましたから、さらに多様な広がり方をしていくのではないでしょうか。これからのネイリストには、さらに柔軟に対応する力が必要になるかもしれません」
———そもそも、なぜジュエリーの販売を始めたのでしょうか?
KAHOさん「長年身に着けることができる美しいものを作りたいという、オーナーRISAの想いからです。ネイルは1ヵ月に一度は変えるので、ずっと残るものではありませんから。またもともとファッションがとても好きだったことも理由のひとつです。そこで、ネイルの技術を使いながら、RISAが自らデザインをしたアクセサリー作りも始めました」
———AIさんが感じるネイリストの魅力について教えてください。
AIさん「お客さまの役に立てているのを、本当に実感できます。『毎日可愛いから、爪を見てしまう』と言われることもたくさんあるんです。自分の作品を見てそんな気持ちになっていただけるのは、本当に幸せなことだと思います。もちろん技術を身に付けるためには楽しいことばかりではありませんが、苦しいことを忘れてしまうほど、施術後には達成感があるんです。本当に素敵な仕事ですから、興味がある方は積極的にネイル業界に飛び込んでほしいですね」
常にチャレンジの気持ちをもちながら、ネイルに取り組んでいる姿勢が印象的だったおふたり。指先から新しいおしゃれを取り入れたい方は、ぜひ『DLAW』に足を運んでみてください。
▽前編はこちら▽
ファッションとネイルを融合させるネイルサロン『DLAW』>>