伝統的なバーバースタイルでお客さまを魅了する『MR.BROTHERS CUT CLUB』
バーバースタイルを前面に押し出したサロン『MR.BROTHERS CUT CLUB』。渋谷駅から徒歩10分弱に位置しており、店頭のベンチではポマードでパリっと極まったスタイルのお客さまが談笑するなど独特な雰囲気が漂っています。一歩店内に入れば、異国情緒あふれるハードボイルドなアメリカンテイスト。そんなおしゃれな佇まいもさることながら、高い技術力が評判を呼び、雑誌に数多く取り上げられています。他にも海外のバーバーコンテストへの出場など、世界の舞台でも活躍中。
今回はそんな『MR.BROTHERS CUT CLUB』のスタイリスト今冴人さんにインタビュー。前編ではコンセプトやバーバーならではの魅力について伺いました。
古きよきアメリカンバーバーカルチャーを日本から
————まずは今さんが『MR.BROTHERS CUT CLUB』に入社した経緯について教えてください。
「サロン自体は2013年の2月8日に本店がオープンし、その後中目黒、大阪に出店しました。今年の6月頃に原宿にもう1つサロンをつくる計画が進んでいます。僕が入社したのは約2年前で、日本っぽくない雰囲気が素敵だなと思い、上京してからずっと興味を持っていたんです。元々は北海道の出身で5年前に地元を離れ、腕を磨くために都内にある別のバーバーで働き自信が付いたタイミングで代表の西森に直接連絡を取って入社が決まりました」
————サロンは、どのようなコンセプトを掲げているのでしょうか？
「『古きよきアメリカンバーバーカルチャーを日本の中心から発信する』をコンセプトに掲げています。アメリカのバーバーはお客さまとの距離が近くてカッコいい大人が集まる社交場のような雰囲気があるんです。同様に『MR.BROTHERS CUT CLUB』では、一般的な美容室やバーバーよりもずっとラフで、休憩時間はとくに決めていませんし、サロンが忙しくなければ、食事に行ったり、洋服を見に行ったり、タトゥーを彫りにいくこともあります。いろいろなお店の方と交流することで、お店を知ってもらうこともできますからね」
幅広いお客さまから支持を得る高い技術力
————ご来店されるお客さまについて教えてください。
「お父さんと一緒に来る4～5歳のお子さん、70代の方、女性も時折いらっしゃいます。最近はインスタグラム経由で足を運ぶ外国人の方が増えました。SNSにはきれいなグラデーションを作りながら刈り上げる技法である、フェードを使用したスタイルを投稿しています。もともとは外国の技術なので、海外のお客さまが多いのはそれをSNSで見つけて来店されているのかもしれません」
男性を魅了する居心地のよい空間
————バーバーならではの魅力はありますか？
「まず男性の方がリラックスできると思います。若い頃はきれいな美容室に行くことに違和感はないと思いますが、年齢を重ねると居心地があまりよくないと感じる人も少なくありません。男くさい感じの雰囲気で、よい意味でラフな男性スタッフとの会話は堅苦しくなく、力を抜いて過ごせると喜ぶ方もいらっしゃいます。また男性は女性に比べて一度通うサロンを決めると、なかなか変えない傾向があるんです。長年足を運び続けてくれるので、深いお付き合いができるのもバーバーの魅力だと思います」
取材中も多くのお客さまがふらっと訪れ、楽し気に会話をして笑顔で帰っていく姿が印象的だった『MR.BROTHERS CUT CLUB』。後編では、オリジナルの美容商材やサロン外での活動について伺いました。
▽後編はこちら▽
日本に新しいバーバーカルチャーを生み出すために『MR.BROTHERS CUT CLUB』>>
Salon Data
MR.BROTHERS CUT CLUB 原宿本店
東京都渋谷区神宮前2-31-8 1F
TEL 03-6721-1774
http://www.mr-brothers-cutclub.com/
