派遣美容師から社員への転職。やりたいことを次々と叶える友人の姿に触発されて「tokute高円寺」 蒲生悠衣子さん

吉祥寺や国分寺、立川など東京西部のエリアに、美容室、ネイルサロン、アイラッシュサロンを展開する株式会社Link up。 デザインカラーの技術で人気を集め、現在、吉祥寺と高円寺に2店舗を展開しているのが美容室「tokute」です。

今回お話を伺う蒲生悠衣子さんは、その吉祥寺店に2024年に中途採用で入社し、高円寺店の立ち上げメンバーとして活躍しています。

前編では蒲生さんの美容専門学校時代の体験や、1社目となるオーストラリアの日系サロンに入社した際の採用試験などについて伺いました。

後編では蒲生さんが「tokute」に転職しようと思ったきっかけや、環境の変化について伺います。オーストラリアのサロンではスタイリストデビューまでは到達しなかったため、美容師のアシスタント業を行う派遣社員として2年ほど働いていたという蒲生さん。

いつかはスタイリストデビューをしたいと考え、社員として経験を積まなければならないと考えていたところに、「tokute」で働く友人が声をかけてくれたことに縁を感じ、転職を決意したといいます。

今回、お話を伺ったのは…

「tokute高円寺」スタイリスト

蒲生悠衣子さん

美容専門学校卒業後、オーストラリアの日系サロンに就職し、経験を積む。日本に帰国後は派遣美容師として2年ほど働いたのち、2024年に「tokute」に入社。高円寺店の立ち上げメンバーとして活躍し、現在はダメージレスなカラーの施術にこだわる姿勢で人気を集めている。

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夢を叶える友人を間近で見て。社員への転職を決意

――派遣美容師として働いていたところから、なぜ「tokute」に転職をしようと思われたのですか。

直接的なきっかけとしては「tokute」に専門学校時代の同級生だった友人が在籍しており、一緒に働かないかと声をかけてもらったからです。これもご縁なのではないかと思い、検討させていただくことにしました。

派遣社員として働きながらも、心のどこかでずっとこのままでいいのかと悩んでいる部分がありました。私はオーストラリアでカラーリストとしては働いていましたが、スタイリストにはなっていなかったのでカットはできない状態で、いつかは社員として働き、スタイリストデビューを目指した方がいいのではないかと思っていたんです。

転職活動のため、サロン見学などにも足を運んではいたのですが、ここだというサロンを見つけられずにいました。　

――「tokute」には働きたいと思えるような要素があったのですが？

一番大きかったのは、「tokute」で働いているその友人が自分のやりたいことをどんどん叶えている姿を見ていたからです。その友達もメイクに興味があったのですが、サロンワークのかたわら、撮影に呼ばれることもあるそうで、ヘアメイクとしての仕事も広げていました。「tokute」でやりたいことをのびのびとやらせてもらっている様子だったので、ここでなら私も楽しく働けるのではないかと感じたんです。

――その後は面接に進んだ形ですか？

はい、オーナーの中澤さんと面接を行いました。あまり堅苦しい雰囲気ではなく、面談のような形でリラックスしながらお話ししたのですが、「tokute」にはスタッフのやりたいことをサポートする仕組みがあることや、セミナーや講習など自分が気になるものがあったら、会社の費用で受講することもできると聞き、スキルアップを目指せる点も魅力だと感じました。

社員として働くことで生まれる、「やりがい」に気づいて

――実際に「tokute」で働き始めてからどんなことを感じましたか？

社員として雇用されて働くことのやりがいを感じました。派遣社員として働いていたときは、自由さはありましたが基本的にはシャンプーしか任せてもらえませんでしたし、派遣されるお店が次々と変わるのでお客様との関係性も築くことができません。

それがこの会社で働くようになってからは、お客様との関係性が築けるようになりました。美容師の仕事の醍醐味はお客様から感謝していただけることにあると思いますので、それを感じられるようになって美容師の仕事がもっと好きになりました。

また入社前から感じていたように、この会社はスタッフに対するサポートがとてもしっかりしている点をとてもありがたく感じています。福利厚生も整っていますし、人間関係も良いので安心して働くことができています。

転職を経て気づいた、福利厚生の大切さ

――今後の目標は？

もっとお客様に必要とされる美容師になりたいという思いが強くあります。売上を上げていくことももちろん大切だと思いますが、私はその中身がとても重要なのではないかと考えていて、指名やリピートが多い美容師になりたいと思っています。そして最終的にはお客様の生活の一部ともいえるような美容師になりたいと思います。

もうひとつの目標としては、やはり心のどこかでまた海外で働きたい思いはあります。「tokute」で海外出店を実現してくださいとオーナーにはいつも伝えているのですが（笑）。

――蒲生さんにとって、転職体験はどのような学びになりましたか？

福利厚生が整っていることの大切さを学んだ気がします。福利厚生さえしっかりしていて、給料や社会保障、休日などがあれば、安心して長く働くことができます。こういった基礎の部分が整っていないと、美容師としての力も発揮しづらいと思うんです。

そして会社との出会いはご縁でしかないと思っています。自分と縁のあるサロンには出会うべくして出会いますし、縁がなければ離れていく。ただそれだけのことなのかなと。

自分にとってよいご縁があり、よい環境に出会えるようにするには、自分のやりたいことを明確にしたり、日々努力を重ねていくことも重要だと思っています。まだまだこれからですが、自分の目指す美容師像に向かって前進していきたいと思っています。

蒲生さんが就活＆転職を成功させた３つのポイント

1.自分の夢を叶えるのに有利な美容専門学校を選んだ

2.友人が運んできてくれた縁に感謝し、転職を決意した

3.福利厚生が整っているなど、社員のサポートがしっかりしている会社を選んだ

海外で働く、美容師としてもっと活躍するなど、自分の目標を明確にして就職活動、転職活動を行ってきた蒲生さん。瞬発的な行動力がありながらも、ご縁を大切にしながら進んできた様子が伺えました。「会社との出会いはご縁」。これから転職活動を行う方は、ぜひ参考にしてみてくださいね！