治療院にこだわらず、やりたいことをやり抜く!【いそはた接骨院 院長 磯畑 翔さん】#2
前編に続いて、いそはた接骨院 院長の磯畑 翔さんのインタビューをお届けします。
前編では、生まれ育った鹿児島を離れて上京して柔道整復師を目指した理由や、接骨院で職を得ても道を究めるために必要な知識を貪欲に吸収していたお話を伺いました。
後編では、五年間勤めた接骨院を辞めて雇われ院長として転職したこと、常に自分を大きく見せようとしていたことに気づいたこと、「シェア治療院」という新しい形に救われたこと、「接骨院」に縛られずにさまざまなことにチャレンジしていることを語っていただきました。
雇われ院長として接骨院に就職したものの2年後に倒産!

――専門学校を卒業後、下積み時代はどのくらいですか?
5年くらいですね。そのあと、浦安市にある接骨院で院長として勤務しました。
――なぜ転職を?
自分の実力がどの位なのか、どのように評価されるのか、ちょっと試してみたくなったんですね。それで転職活動をしました。
履歴書を送ったら、「院長をやって欲しい」というオファーを何件かいただきました。その中のひとつから連絡があって、「接骨院を任せるから好きにしていい。給料も自分で決めていい」とまで言ってもらえたんです。
――すごいですね!
ただし、接骨院のオーナーから「実力を示して欲しいから、半年で売上1位になったらマネージャーにしてやる」とも言われました。その接骨院は市内に4店舗あって、マネージャーは4店舗をとりまとめる仕事でした。
――どうなさったんですか?
引き受けました。売上もNO.1を取って院長兼マネージャーとして2年半、勤務しました。
――順調だったのに、なぜ2年で退職を?
会社が倒産してしまったんです。普通に診療をしていたら、オーナーの代理という人が突然やってきて「接骨院を閉めるから鍵を返して」って言うんですよ。
――それはひどい!
その場に患者さんもいるし、突然のことで僕たちもどうすればいいのか分からない。
とにかく粘れるだけ粘って、今後のことを考える時間稼ぎをしました。
ちょうどその時期、長男がもうすぐ生まれるというときで、いきなりどん底に落ちた感覚でした。ご飯が喉を通らなかったくらいキツかったですね。
「シェア治療院」という新環境で、ご自身の接骨院を開院!

――突然の倒産から、どうなさったんですか?
まだ前の接骨院に勤めていたときに、「シェア治療院」のお誘いを受けていたんです。
――シェア治療院?
シェアオフィスの治療院版です。
今のこの場所で鍼灸院をやっている先生が、「スペースが広いので、一緒にやりませんか?」と声を掛けてくださっていたんです。そのときはお断りしましたが、倒産という状況に陥って、こちらからお願いしました。前の接骨院からすぐ近くの場所で、しかも3日後には開院できたのがありがたかったです。
――前の接骨院に通っていた患者さんは、こちらに?
ほとんどの方がここに通ってくださっています。手前に僕の接骨院があって、その奥に誘ってくださった院長の鍼灸院があります。うちで施術をした後に鍼を打つ方もいるし、お隣の患者さんがうちでトレーニングをすることもある。
――便利ですね。
鍼灸院の先生は僕にとってメンターのひとりです。彼は「人生は種まきだ」って言うんですよ。「治療院に患者さんが来れば、それは収穫。その前にしっかり種をまかないと、新しい芽は育たないよ」。その通りですよね。
――良い方ですね。
その先生、白衣を着ていないんですよ。僕の接骨院の初日、先生に白衣のことを聞いたら「俺は心に白衣をまとっているから、いらない」って。僕も先生に倣いました(笑)。白衣を着ていると窮屈で動きにくいんですよね。
患者さんを第一に考えて徹底的に学んで実践!

――シェア治療院になって、集客はいかがですか?
実はあまり困ったことがないんです。ずっと通ってくださる方も多いし、患者さんの紹介で新規の方が来てくださっています。
――それはすごい!
下積みのときは患者さんから「これはどうして?」とか「何をしたら良い?」って聞かれて、答えられないことも多かったんですよ。「次までに調べておきます!」って自分の宿題にして、時間があったら勉強していました。
この業界を目指すなら、とにかく勉強です。「勉強が止まれば臨床が止まる」と師匠にも言われました。
――磯畑さんは、診療以外にもトレーナーをやっていらっしゃるとか。
社会人のフットサルチームとチアリーディングチームのトレーナーをしていて、遠征があれば帯同もしています。小中学生のサッカーチームではトレーナー兼コーチをしているんですよ。
――診察室にあるユニフォームは?
ここでトレーニングをしているラグビー選手、サッカー選手、格闘家からもらいました。
月に一度、市の体育館で「親子の運動教室」を開いているんですよ。彼らにも参加してもらって、身体を動かす楽しさを体験してもらっています。
――診療だけに留まらないんですね。
地域や社会のために、自分のできることをやっていきたい。今は東京マラソンやTokyo Yamathonのボランティア、子どもの運動とメンタルのサポートをしていますが、今後は食育のセミナーや体験会もやりたいですね。
磯畑さんの成功の秘訣
1.成長するためにあえて厳しい環境を選ぶ。
2.知識と経験を積み重ねて「手」を育てる。
3.情報弱者にならないよう、学びの姿勢を怠らない。
撮影/森 浩司
Check it
いそはた接骨院
住所:千葉県浦安市入船4-7-23
%20(1).jpg?q=1)
.jpg?q=1)
.jpg?q=1)
%20(34).jpg?q=1)
%20(33).jpg?q=1)
.jpg?q=1)