本当に欲しい人材って?採用担当のホンネ【FIX-UP 統括 宇賀治 智さん】#1
「こんなスタイリストになりたい!」という理想をかなえるには、技術を磨く努力はもちろん、経験の積み重ねがものを言います。その体験の場となるのがサロン。そこで、人気ヘアサロンの採用担当者に、求めている人物像を直撃しました。さらなる高みを目指している人を応援します!
今回は、サロンワークだけでなく撮影やショーなどさまざまな分野で確固たる地位を築いているFIX-UPで、採用を担当している宇賀治 智さんにホンネをうかがいます。
今回お話しを伺ったのは…
FIX-UP 統括 宇賀治 智さん
女性誌やヘアカタログ、ヘアショーに参加。ヘアカットやスタイリング、フォトセミナーの講師としても活動している。美容歴22年目を迎える今、ワーキングポリシーは「お客さまクライアントの希望に全力で応える」こと。
技術的なことは入社してから学べます。明るくて元気なことが最優先ですね
—-幅広い年代層の人気を得ているFIX-UP。現在にいたるまでの歴史を教えてください。
1982年、渋谷にオープンして以来、銀座、たまプラーザ、表参道で美容室を展開してきました。現在は渋谷と銀座に2店舗の美容室とヘアメイク事務所を運営しています。
—-創業から今日まで、大切にしていることは何ですか?
サロンのコンセプトは「今を感じて」。
オーナーの佐々木 信一さんはカットコンテストのグランプリを獲得したスペシャリストであり、イタリアと日本のファッション誌でへアメイクを手がけると同時に、日本のファッション誌でフォトグラファーとしての経歴もあります。
私たちも彼に習って多角的な視点でスタイルを仕上げるように心がけています。立体裁断のような頭や顔の骨格にフィットするフォルムが美しいバイアスカットテクニックや、ナチュラルにつくるメイクアップテクニックは、今に受け継がれており、お客さまからの支持もいただいています。
—-採用を担当されるようになって、変わったことはありますか?
採用担当責任者として仕事をするようになって、採用したスタッフが「美容師という職業を選んでよかった」と思えるような環境作りをいちばんに考えるようになりました。
「オレについてこい」的なスタイルではなく、スタッフ1人1人と寄り添うようなスタイルで、1人1人の夢を叶えるためのサポーターになることを目指しています。
—-採用にあたって、どんな人材を求めていますか?
応募している人たちは、千差万別でそれぞれ個性があります。明確なビジョンがあって応募してくる人はむしろ稀で、ほとんどが将来への期待と不安で揺れている場合が多いと感じています。ですから、採用にあたって特別な人物像はありませんが、「一流の美容師になりたい」、「技術の基礎をしっかり勉強したい」、「雑誌などで活躍したい」、「コンテストにでたい」、「ヘアメイクの仕事をしたい」…こんな希望を持っている人を採用したいですね。
FIX-UPはスタッフみんなが同じサービスを提供するのではなく、メンバーそれぞれが個性的なサービスを提供するサロンを目指しています。例えるなら、花の色や形が違っても全体としてみたときにバランスがとれている「生け花のような美容室」。その個性的な一員になって欲しいですね。
—-宇賀治さんが面接で重視していることは何ですか?
とにかく明るくて元気であることですね。
技術的なことは、入社してからの訓練で、ほとんどの人ができることだと思っています。
—-FIX-UPに入社すれば叶うことは何でしょうか?
「一流の美容師になりたい」、「コンテストに出たい」など、入社に際して抱いている希望をベースに、ご自身が追求したいことを、思う存分追求できます。またそれをサポートします。
次回は、宇賀治さんが採用を決めた人材のひとりをご紹介します。
▽後編はこちら▽
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