美容業界の応援メディア
コラム・特集 2019-11-08

天職になるとは思っていなかった 私の履歴書Vol.17【エステティシャン 高橋ミカ】#1

多くの著名人や芸能人から絶大な支持を集めるエステティシャンの高橋ミカさん。今回は、人気サロン「ミッシィボーテ」の経営者であり、ゴッドハンドの異名を持つ、高橋ミカさんにお話を伺いました。前編では、エステの道へ進むきっかけや会社に勤めていた際の苦労話などを振り返っていただきました。エステが天職になると、当時は思ってもいなかった高橋さん。エステ会社に就職することになった理由は、なんと痩せたいという想いがきっかけだったとか!?

TAKAHASHI’S PROFILE

新卒時代

朝から晩まで働いて、家に帰るのは月数回という生活を送っていました。

――幼少のころから美容に興味があったのでしょうか。

子どものころは、いたってどこにでもいるような普通の子だったと思います。習い事も長く続くようなタイプではなかったんです。両親も美容とはまったく関係ない仕事をしていたので、小さいころから美容とは無縁の生活を送っていました。高校卒業後の進路も、母親がインテリアコーディネーターをやっていたので、その影響で、なんとなくインテリア関係の専門学校に行ったんです。

――美容への興味を持つきっかけはあったのでしょうか。

たまたま高校生のころに無茶なダイエットを繰り返していたら、体重増減がかなりあって、太ってしまったんです。“痩せたいな”と思って、大手エステ会社への就職を決めました。エステに通うお金もないし、勤めたら一石二鳥で痩せられるんじゃないかなと思ったのがきっかけです!入り口は、そんな単純な理由なんですよ(笑)。思い立ったら即行動!通っていた専門学校も辞めてしまいました。入学金や学費が無駄になってしまったので、母親にはこっぴどくしかられましたね……。

――痩せたいというのがきっかけなのは驚きです!就職したとき、つらかったのでは?

初めはとても大変でしたね。知識も、何もない中で、練習もしなくちゃいけないし。今までやったことのない経験だったので、目の前のことに一心不乱に取り組んでいました。とにかく、朝早くから仕事をして、夜の12時過ぎくらいまで仕事をするという生活が苦しかったです。休憩も無かったし、お家に帰れるのは月に数回。ただ、職場にいる全員がそういう生活を送っていて、みんなで一緒に生活している感じが、今となっては楽しい思い出だったなと。そのころは必死に勉強して、実践しての繰り返しでしたね。すぐに店舗へと配属されて、アシスタントもほぼ経験せずに、お客様の対応をしていました。

――その後、長く大手のエステサロンに勤めていたのでしょうか。

いえ。辞めてまったく関係ないアルバイトとかをやっていました。大手のエステサロンは売り上げ重視。技術を一生懸命磨くというよりは、売り上げを上げることだけが目的という感じだったので、だんだんとつまらなくなってきてしまったんです。もう一度、再就職しようとなったときに、自分は簿記などの資格も持っていなかったので事務仕事は難しいかなと考えていたんです。ちょうどそのときに、2社目となるエステサロンでオープニングスタッフを募集していたのを見て、応募しました。

転職後

エステティシャンとしての人生を歩む上で、刺激を受けた人との出会いがありました。

――2社目を選んだ理由はなんですか?

そのときはオープニングスタッフだし、定時に帰れるかな~なんて思って選んだんです。もう少しゆったりと仕事できるかなと思って就職しましたが、現実はまったく違いますよね(笑)。エステティシャンって重労働だし、時間も体力も使う。お客様対応もあるし。当たり前ですが、ゆっくりできる時間なんかないです。そのときにエステティシャンの大変さを痛感しました。

――2社目のエステサロンはどうでしたか。

オープニングスタッフだから年齢差があってもスタートラインはみんな一緒で、音頭を取るような子もいなかったです。だから、個々で主張するし意見は言うから、みんな好き勝手にやっていましたよ(笑)。徐々に後輩が入ってくるようになったときに、やっとまとまってきたなという感じはありました。そこのサロンで使っていた化粧品が外資系のブランドだったのですが、その関係で、海外でエステティシャンとして経験していた子が入ってきたんですね。その子たちが入ってきたことによって、エステの概念が覆りました。

――どういったところに影響を受けたのでしょうか。

海外で経験していた子は、1人のお客様に対して時間をじっくりとかける施術をしていたんです。以前は1人のお客様に対して3人のスタッフがついて、本当に流れ作業で施術を行うから工場にいるかのよう。今では1対1の施術が当たり前ですけど、当時はそのスタイルがとても新鮮でしたね。このころから、1対1でお客様に向き合う施術スタイルがいいなと思い始めました。

――このころから、エステを一生の職にすると考えていたのですか?

特にエステを一生やっていくぞという感じではなかったし、思ってもいませんでした。

――その後、独立されたとのことですが、なにかきっかけはあったのですか。

サロンの雰囲気や使っている化粧品も好きで、とっても施術することが楽しくなってきたんですね。そんな矢先に本部へ異動になってしまって、現場に立てる回数が少なくなってしまったんです。現場に戻れないんだったら、独立しよう!と決めました。そのときは技術も自信があって、お客様もきっとついてきてくれるだろうなと思っていたのですが……。

思い立ったら行動へと移し、自ら道を切り拓いていく高橋ミカさん。後半では、独立後の人生や知名度が上がるきっかけとなった出来事などについて語っていただきます。

▽後編はこちら▽
一生モノの技術を手に入れました 私の履歴書Vol.17【エステティシャン 高橋ミカ】#2>>

取材・文/梅澤暁
撮影/中村早

Salon Data

Mishii Beaute(ミッシィ ボーテ)

住所:非公開
TEL:03-3400-0812
https://mishii.com/
サロンではエステティシャンやセラピストの方はもちろん、自分自身や家族、友達にマッサージできるようになりたい!という未経験の方でも受けられる講習会を実施しています。実際に高橋ミカさんが教えるコースも。詳しくはミッシィボーテのインスタグラムをチェックしてみて。
https://www.instagram.com/mishii_beaute/(@mishii_beaute)

この記事が気に入ったら
いいね!してね

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事