美容業界の応援メディア
学び・キャリア 2019-11-20

【ネイリストのテクニック】erikonail HIROO 遠坂 愛さん流 冬が華やぐ『フラワーニュアンスネイル』#1

TOPネイリストに今イチオシのデザイン&テクニックを教えていただく本企画。今回ご登場いただくのは、エレガントで甘いデザインに定評のある「erikonail HIROO」の遠坂 愛さんです。前編では、遠坂さんが技術力を高めるためにしてきたことや、この冬におすすめのネイルデザインについてお伺いします。

高校生のときからあこがれていた「erikonail」でネイリストに

「erikonail HIROO」店長/スペシャルネイリスト 遠坂 愛さん

――ネイリストを目指したきっかけを教えてください。

高校生のときからネイルが好きで、よくネイル雑誌を読んでいたんです。掲載されているデザインのなかでも、erikonailの黒崎えり子のデザインが大好きだったんです。就職活動で何がしたいか考えたときに、やっぱりネイルが好きだなと思って、大学卒業後に迷わず「黒崎えり子ネイルビューティカレッジ」に通うことにしました。スクール卒業のときに、ダメ元でエリコネイルを受けて入社できることになり、10年ほど在籍しております。

――入社後はどのように技術力を磨いていましたか?

技術面は、たくさん試験があるので、それをクリアしていくために日々練習していました。フットのマニキュアとジェルから始まって、手元のケア、ジェル、スカルプチュア…、それぞれ技術ごとに細かく試験があって、受かった技術から主担当としてお客様につけるんです。フットなら3カ月程度でお客様に入れるように。手元は先輩のヘルプに入りながら技術と接客を学びました。なんでもできるようになるのは、1年ちょっとかかったと思います。

――日々の練習は、どのようにしていましたか?

早番のあとか、遅番の前など、無理のない時間でですが、できる練習を毎日のようにしていました。チップよりは、人の手や足で練習することが多かったですね。友人や先輩の手足を借りて。人で練習すると、ストーンのコーティングひとつでも、その人が3週間それをつけているので、「取れちゃったよ」とか「先端から浮いてきたよ」とか、わかるんです。チップだと、そういうところがわからないんですよね。3週間以上キレイに保てるのが理想なので、実際に人の手で練習できたのはよかったと思います。

――接客面の勉強は?

ネイリストは技術職ですが、接客業ですので、初めは緊張と不安でいっぱいでした。最初はサロンのお掃除や、電話応対や予約のとり方など雑務を覚えていきつつ、先輩のヘルプに入りながら技術と接客を学んでいきます。

入社したてのときはなにをしていいかもわからないのですが、先輩方がしっかり指導をしてくださったので初めての接客業にも少しずつ慣れていくことができました。スクール直営サロンということもあって、先生方が先輩なので、生徒時代からの信頼関係がすでにあり、とても恵まれていたと思います。お客様に入らせていただく中でも、「もっとこうしたほうがいいよ」とアドバイスをもらえましたし、たくさんの先輩の接客をみて学ぶチャンスがあり、とても助かりました。

――店長になられてから、ご自身のなかで変わったことはありますか?

みんなのこと、サロン全体のことを考えるように、という意識を持つようになったと思います。事務的な仕事も増えて、自分の中での責任感みたいなところが変わってきたかな。自分のお客様だけでなく、どのスタッフのお客様にも気を配るようになりましたし、スタッフ一人一人のことを考えるようになりました。

――サロンワークでのこだわりは?

広尾サロンのお客様は、TPOを選ばないシンプルなデザインを好まれる方が多いです。ネイルって言うとアートの華やかなイメージがあると思うんですが、つきつめるとシンプルなネイルの美しさってとても大切。お客様も長年ネイルをされてきて、そのシンプルさに落ち着いたという方が多いので、完成度の高いものを求められていると感じます。だからこそ、1色塗るだけでも手元が美しく見えるフォルムや塗り方など、基礎的な部分がしっかりできるように、丁寧に施術することを心がけています。

――デザイン提案について、心がけていることは?

長く来てくださっている方は、好きな色みやデザインを把握しているので、それを含めてご提案しています。あとは、季節感を大切にしています。ネイルって、3週間つけていることになるので、とくに季節の変わり目にかかる時期のご提案では、次の季節のデザインをご紹介することが多いです。

――新しいデザインを考えるのは、どんなときですか?

雑誌の依頼や、毎月サロンに飾るものを更新するので、いつも新しいデザインを考えています(笑)。私は、かわいいデザインが好きなので、そういうテイストが多いです。毎月1回、ひとり1デザイン提案して、みんなで全店分のチップを作る機会があるんですが、他店舗からもたくさんチップが届くので、それを見るのも勉強になります。

――秋冬に向けておすすめのデザインは?

引き続き、天然石やシェルを使ったニュアンス系は人気ですね。冬になったら、もっとキラキラした、ストーンとか雪の結晶みたいなものの需要が増えてくると思います。色みは、ちょっと青っぽかったりグレーっぽかったりという、くすんだカラーがたくさん出ているので、そういう色を取り入れてあげると、今っぽい仕上がりになると思います

遠坂さんが提案する『フラワーニュアンスネイル』


エレガントで甘いフラワーモチーフのニュアンスネイルをメインアートに、くすみカラーでまとめたデザイン。手元が明るく見えるほんのりくすんだ色味で、冬のトレンド感もばっちり。奥行きのある花と色の重なりがおしゃれ!

遠坂さん流『フラワーニュアンスネイル』のいいところ

1.ベーシックカラーでオフィスもOK

2.落ち着いた雰囲気で、世代問わず取り入れられる

3.かわいい系でもニュアンスネイルを楽しみたい人に◎

あこがれのサロンに入社し、自分好みのデザインを提案しながら、店長になった遠坂さん。提案いただいたデザインは、「かわいい系でも楽しめるニュアンスネイルを」という気持ちで考えられました。後編では、そんな『フラワーニュアンスネイル』の詳しい作り方を教えていただきます。

▽後編はこちら▽
【ネイリストのテクニック】erikonail HIROO 遠坂 愛さん流 冬が華やぐ『フラワーニュアンスネイル』#2>>

取材・文:山本二季
撮影:奥村亮介(スタジオバンバン)

教えてくれたのはこの人!

遠坂 愛さん
erikonail HIROO 店長/スペシャルネイリスト

丁寧なカウンセリングと施術による、心地よい接客が人気。JNA認定講師の資格を持ち、併設のスクール「黒崎えり子ネイルビューティカレッジ」では講師もつとめる。フェミニンでロマンティックなアートが得意。

Salon Data

erikonail HIROO by MoreCouture

住所:東京都港区南麻布5-16-8 エルスール広尾 3F
TEL:03-3442-1155
https://www.erikonail.com/

この記事が気に入ったら
いいね!してね

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事