1人ひとりと向き合うために選んだ転職。自費診療に見出した大きな可能性「大船エール整骨院」関口温人さん

神奈川県鎌倉市の大船エリアで2019年に開業し、自費診療の丁寧な施術で人気を集める「大船エール整骨院」。今回お話を伺ったのは、2025年に中途採用で入社した柔道整復師の関口温人さんです。

前編では柔道整復師を目指したきっかけや、1社目でぶつかった壁について伺いました。

後編では、より幅広い経験を求めて転職を決めた経緯や、「大船エール整骨院」との出会いについて伺います。

マニュアルのある環境で基礎を学んだ関口さんは、その後、個人院や整形外科でも経験を重ねながら、「ひとりの患者様と最後まで向き合う働き方」を模索していきました。

新人時代の経験を振り返りながら、これから柔道整復師を目指す人へのメッセージも語ってくれました。

今回、お話を伺ったのは…

関口温人さん

大船エール整骨院/柔道整復師

小学校時代にサッカーでけがを経験し整骨院に通ったことがきっかけで、柔道整復師を目指す。医療専門学校で柔道整復師の資格を取得後、接骨院や整形外科で経験を積み、2025年に「大船エール整骨院」に入社。痛みやしびれなどの慢性症状や、スポーツ外傷への施術を得意とする。

経験を広げるために選択した「ダブルワーク」という働き方

1人ひとりに合わせた施術ができる力を身につけたいと転職を決意し、さまざまな経験を積んできた関口さん

――その後転職をされたとのことですが、その理由は?

もっと自分の技術の幅を広げたいという思いがありました。

最初に入った接骨院はマニュアルがしっかりしていて、一定のレベルで施術ができる環境ではあったのですが、その分、どうしても患者様への対応が画一的になってしまう部分もあって。

ひとりの患者様にしっかりと向き合い、その人に合わせた施術をしたいという気持ちが強くなっていったんです。

そんなとき、友人が整形外科と接骨院でダブルワークをしていると聞いて。その形であれば一気に経験の幅も広がると思い、個人経営の接骨院と整形外科で働くようになりました。

――働き出してみてどんなことを感じましたか?

個人の接骨院は開業して20年ほど経つ、地域に根差した小さな院でした。かなり長く通っている常連の患者様も多く、院長との信頼関係がとても厚くて。ここでも1社目のときと同じように、院長と自分の大きな差を感じることが多かったです。

院長の技術はもちろん、ひとりで院を回す時間管理のうまさも学びになりました。

――整形外科の方はいかがでしたか?

けがの対応がほとんどで、多くの症例を経験することができました。ただ、病院という性質上、1人ひとりの患者様にじっくり時間をかけることは少なく、どうしても「回す」感覚になってしまう場面もあって。

その経験を通して、ひとりの患者様の健康に最後まで関わりたいという思いがより明確になり、今の自費診療中心の働き方につながっていきました。

自費接骨院へ転職。「健康のパートナー」として頼られる存在へ

関口さんが現在所属する「大船エール整骨院」。2019年の開業以来、地域に愛されてきた

――「大船エール整骨院」に転職する際は、どんな点に惹かれたのですか?

転職エージェントを使って自費診療の院を探していたところ、「大船エール整骨院」を紹介してもらいました。院長の荻野先生とお話をする機会をいただいたのですが、この院では患者様と向き合って健康のパートナーとして頼ってもらえるような存在になれると聞いて、自分の目指す姿と重なる部分があったからです。

知識、技術の面でもレベルが高く、患者様をしっかり治すというところに重きをおいていると聞いたので、自分もそうなれたらと考えたんです。

――これまでの職場との違いを感じるところはありましたか?

患者様の感覚がまず違うと感じました。保険診療は診察料があまり高額ではないため、なかにはマッサージ感覚で来院される方もいます。でも完全自費の接骨院となると金額も上がるので、「治したい」、「変化を感じたい」という思いを持って来院してくださる方が多いんです。

また、これまではマニュアルのなかで対応する形でしたが、今は自分で学んで考えて対応していくことが求められます。症状が強く、辛い思いをしている患者様を見ると、「自分がもっと技術や知識を身につけなければ」とプレッシャーを感じることもありますが、やはりそこに大きなやりがいを感じています。

まだ入ったばかりではありますが、勉強をする時間は確実に増えました。わからないことは、院長先生や先輩に聞くことも多いです。

「できないから諦める」は選ばない。成功体験を積み重ねた新人時代

うまくいかない時期を乗り越えた経験が、今の関口さんの治療家としての基礎を築いているという

――この仕事の魅力はどんなところにありますか?

患者様が変わっていく過程を、すぐそばで見られるところです。

多くの方が痛みや不調を抱えて来院され、できることが限られている状態からスタートします。それが少しずつ改善して、できることが増えていく。

「こんなことができるようになった」と明るく話してくださる姿を見ると、この仕事をやっていてよかったと感じます。

――新人時代の経験は関口さんにとってどんな学びになりましたか?

めげないことの大切さを学んだ時期だったと思います。

僕は同期のなかでもできないことが多く、そういうことが続くとやはりやる気がそがれてしまうこともありました。

でも僕のなかには「できないから諦める」っていう簡単な選択はしたくないという気持ちがあって。学生なら許されるというわけではありませんが、社会人になった以上、簡単に逃げてはいけないなという気持ちがあったんです。

とにかくできたことにひとつずつ目を向けて、成功体験を積み重ね、できることを増やしていくしかない。その覚悟が決まった時期でもあったと思います。

――今振り返ってみて、新人時代の関口さんに足りていなかったのはどんな部分だと思いますか?

平たくいうと、そもそも社会人としての自覚が足りていなかったと思います。当時の自分はとても生意気で、患者様からお金をいただくことを当たり前のように感じてしまい、それがどれほど大変なことか、きちんとわかっていませんでした。

患者様に貢献し、その効果をしっかり実感していただいたうえで対価をいただく。その意識と感謝が、当時の自分にはまだ足りていなかったのだと思います。

――最後にこれから柔道整復師を目指す方にアドバイスをお願いします。

僕はふわふわとした気持ちで柔道整復師の世界に入ってしまいましたが、まずは自分がどうなりたいのかというビジョンを持って、そこから逆算して入る会社を選ぶとスムーズにキャリアアップできると思います。

ただ、もしビジョンが明確でなくても、実際に働くなかでやりたいことが見えてくることもあるのかなと。どんな環境でもさまざまなことを吸収する意識を持つことで、自分の進みたい方向も少しずつ明確になっていくかもしれません。

新人時代は大変なこともあると思いますが、技術を身につけて患者様に求めてもらえるようになると、大きなやりがいを感じられる仕事です。

開業権のある国家資格でもあるので、力をつければ独立など将来の選択肢も広がりますし、大きな可能性を秘めた仕事だと思っています。


関口さんの新人時代が充実した3つの理由

1.マニュアルと研修が整った環境で、基礎を徹底的に身につけた

2.うまくいかないときほど、「聞く・見る・実践する」を繰り返した

3.患者様を観察し、求められている関わり方を考え続けた

新人時代は患者様からNGを受けることも多く、決して順調とはいえないスタートだった関口さん。それでも「できないから諦める」という選択をせず、目の前の課題に向き合い続けてきました。

その積み重ねが、少しずつ患者様との信頼関係につながり、今の考え方や技術の土台になっています。

最初からうまくできる人はいません。うまくいかない時期とどう向き合うかが、その後の成長を大きく左右するはずです。

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大船エール整骨院
住所:神奈川県鎌倉市岩瀬1-5-6
TEL:046-795-2338

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