本当に欲しい人材って? 採用担当のホンネ 【AMATA 店長 ERIさん】#1
「こんなスタイリストになりたい!」という理想をかなえるには、技術を磨く努力はもちろん、経験の積み重ねがものを言います。その体験の場となるのがサロン。そこで、人気ヘアサロンの採用担当者に、求めている人物像を直撃しました。さらなる高みを目指している人を応援します!
今回は、ビューティ プロデューサーとしてさまざまなメディアに登場している美のカリスマ、MIKAさんがプロデュースするヘアサロン、AMATAで採用を担当している店長のERIさんにホンネをうかがいます。
今回お話しを伺ったのは…
AMATA 店長のERIさん
都内の別サロンに1年間勤務した後、2004年にアシスタントとしてAMATA入社。令和元年5月に店長に就任。サロン業務全般の責任を担うと同時に、採用と人材育成にも携わっている。
「AMATAは大人のためのヘアサロン。ゆったりとした雰囲気を大切にしています」
—-AMATAはMIKAさんの美意識を体現したサロンですよね。AMATAというサロン名にはどんな想いが込められてるのでしょうか?
AMATAはイタリア語で「愛される人」という意味で、「大人の『ときめきのある艶っぽい』空間」をキーワードにしています。
2002年の誕生以来、「癒されながら、極上の『美』を追求」することが、今も変わらないコンセプトです。時代のニーズに合わせ、止まることなく新陳代謝を繰り返しながら、「真の美」を提案しています。
—-サロンの創業以来、大切にしていることは何ですか?
お客さまには美容やファッションに携わっている方や、アーティスト、医師、弁護士といった方々が多くいらっしゃいます。大人のお客さまがほとんどなので、落ち着いてゆったりとした雰囲気を心がけています。スタッフにもキャリアなお客さまにふさわしい対応ができるように注意しています。
—-採用を担当されるようになって、変わったことはありますか?
若い世代にAMATAのよさを理解してもらうには、どうすればいいのかを考えるようになりました。AMATAにいらっしゃるのは、10代~20代前半のお客さまではなく、キャリアを築いていらした大人のお客さまがほとんど。大人のお客さまに対するホスピタリティと、AMATAの世界観を伝えるのはとっても難しいですね。
指導する方法も考えるようになりました。一方的に「以前はこうだったから」と、考え方や技術を押しつける方法は通用しませんよね。怒ったり叱ったりせずに、最良の方法を気付かせるにはどうしたらいいか、頭を悩ませています。
—-AMATAが求めている人物はどんな人ですか?
入社する前の段階では、技術や接客のマナーなどはまったく必要ありません。入社後に身につければいいことですから。必要なのはやる気と体力ですね。この2つさえあれば何とかなります。
「やる気」は積極性で分かります。例えば、AMATAに興味があってもっと知りたいと感じたら、サロン見学をするなり施術を受けに来るなり、行動で示してくれると分かりやすい。実際にサロン見学にやって来ても、ただ見ているだけでは印象に残りません。仕事の内容や商材のことなど、いろいろ質問してくる=このサロンに興味を持っている、ということですよね。質問はいつでも大歓迎です。
—-AMATAに入社すれば叶うことは何でしょうか?
AMATAではヘッドスパのメニューが充実しています。アシスタント研修でもいちばん最初に指導するのがシャンプーとマッサージです。AMATAに入社すれば、このマッサージ技術を習得できます。
あとは年に1度の海外研修ですね。毎年3月、1週間かけてイタリアへ行きます。サロンで扱っている製品のメインは『ORGANIC WAY』というブランドで、原料はほぼオーガニックなんです。原料となる植物を育てているバイオダイナミック農場や、製品を作っている工場を見学します。お客さまに製品をご紹介するとき、製品の背景を知っているのと知らないとでは、説得力がまったく違うんですよ。
次回は、ERIさんが採用を決めた人材のひとりをご紹介します。
▽後編はこちら▽
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Salon Data
AMATA
住所:東京都港区南青山6-4-14 INOX AOYAMA 5F
TEL:03-3406-1700
定休:火曜&水曜
URL :http://www.pro-feel.net/