アイリストはうつ病になりやすい?うつ病の原因と予防・対策方法を紹介
お客様の目元を美しくする、アイリスト。アイリストは美容に関わる仕事で、おしゃれで華やかなイメージが強いですが、一方で大変なことも多く、うつ病になってしまうことも考えられます。
なぜアイリストはうつ病になってしまうのでしょうか?今回は、アイリストとうつ病の関係性について解説し、うつ病の原因と予防・対策方法について紹介します。
なお、「アイリスト」はローヤル化研が商標登録しているため、許可なく「アイリスト」を名乗ることはできません。
うつ病になりやすいのはどんな人?
うつ病はほかの身体的な病と同じく、何らかの原因が考えられます。さまざまな原因のなかのひとつに、うつ病になりやすい性格があります。まずは、うつ病になりやすい性格とはどんなものなのか、どんな人がうつ病になりやすいのかについて見ていきましょう。
ただし、あくまで傾向が高いだけであって、この性格に当てはまるからといってうつ病になってしまう、というわけではありません。
循環気質
うつ病になりやすい性格のひとつ目は、「循環気質」です。
循環気質の人の性格の特徴には、以下のようなものがあります。
・明るく社交的で友人が多い
・親切で面倒見がいい
・ユーモアがあり柔軟な思考性
循環気質の人は人当たりがよく、人と交流を取るのが好きで、一見人間関係の悩みは少ないかのように見えます。しかし、頼りにされると断ることができず、板挟みになってなかなか決断できない優柔不断な面もあります。
仕事などでも高い評価を得やすい反面、他人からの評価を気にしすぎてしまい、批判されると必要以上に落ち込んでしまうなど、気分が高まっているときと落ち込んでいるときの落差が激しく、躁うつ病(双極性気分障害)を発症しやすいタイプ、と言われています。
執着気質
ふたつ目の性格は、「執着気質」です。
執着気質の人の特徴には、以下のようなものがあります。
・真面目
・完璧主義
・几帳面
・正義感が強い
真面目で几帳面、完璧主義なため、自分の目標を達成するまで心身の疲労に気づかずにストレスを溜め込んでしまいがちです。また、同様の真面目さや完璧さを周囲にも求めてしまい、現実との乖離からストレスを抱え込んでしまいうつ病を発症してしまうことが考えられます。
メランコリー親和型気質
「メランコリー親和型気質」の人も、うつ病になりやすいと言われています。
メランコリー親和型気質の人の特徴には、以下のようなものがあります。
・真面目
・責任感が強い
・調和を重んじる
ルールや規則を重んじ、周囲の人への配慮を怠らず、調和を保って円満な人間関係を築こうとするタイプと言われています。人当たりもよく信頼を得やすい反面、調和を重んじるあまり頼まれごとを断れなかったり、他人からの評価を気にしすぎてしまい評価されること自体がプレッシャーになってしまったりして、押しつぶされてしまう可能性があります。
アイリストがうつ病になってしまう原因は?
うつ病になってしまう原因は、性格だけではありません。アイリストという仕事ならではの大変な面から、ストレスや悩みを抱えてしまい、うつ病になってしまうことも考えられます。
ここからは、アイリストならではの、仕事のつらいことや大変なことを見ていきましょう。
失敗が許されない神経を使う仕事
アイリストは、目元という繊細な場所へ施術をするうえ、失敗してしまうとお客様の目に重大なダメージを与えてしまいかねないというリスクがあり、プレッシャーがとても大きい仕事です。
完璧主義者ほど、お客様の安全に気を配りつつ時間内に完璧な施術をおこなわねばならない、というプレッシャーを感じてしまい、精神的な負担になってしまうでしょう。
体の一部への負担が大きい
アイリストは、立ち仕事である美容師やエステティシャンなどと比較すると、座って作業ができるため体力的な負担は低いかもしれません。しかし、細かい作業が必要なため目への負担が大きく、椅子に座ってうつむき加減の姿勢を長時間続けるため、首や肩、腰などにも高い負荷がかかってしまいます。
肩こりや腰痛、頭痛などの身体的な不調が続くとストレスがたまりやすくなることも。さらに、身体と心の健康は連動する部分もあるため、うつ病につながるリスクが考えられます。
お客様からクレームが入ることがある
アイリストは技術職ですが、接客業でもあるため、ときにはお客様から不満を訴えられることもあるでしょう。
施術に満足できなかった、接客で不快な点があったなどは自分の努力次第で改善できますが、なかには言いがかりのような理不尽なクレームが入ることもあり、ストレスになってしまう恐れがあります。
仕事を評価してもらえない
大きな失敗をしていなくても責められることなどが続いてしまったり、給与に反映されなかったりするなど、自分の働きに正当な評価を得られないことも悩みの原因になってしまいます。
労働環境が悪い
労働環境の悪さも、うつ病の原因のひとつです。たとえば、一日の労働時間が長い、業務が多すぎる、休日が少ないなどがあると体の疲れが取れず、疲労の蓄積にともなって精神面も疲弊してしまいます。
人間関係で悩んでしまう
アイラッシュサロンというのは大勢の人間が集まるため、人間関係の悩みがつきもの。お客様、あるいは他スタッフと良好な関係を築くことができなかったり、板挟みになってしまったりすると、ストレスを蓄積してしまい、うつ病につながってしまう恐れがあります。
自分でできるうつ病の予防・対策方法
ここまで解説してきたような個々の性格があてはまったり、仕事上の原因があったりしても、必ずしもうつ病になってしまうわけではありません。しかし、悩んでしまったり不安をかかえてしまったり、気分が沈んでしまったりすることは誰しもあることだと思います。
ここからは、気分が沈んでしまった時に自分でできる、うつ病の予防や対策方法について見ていきましょう。
オン・オフの切替えをしっかりする
まず、うつ病の予防にはしっかりと休養を取ることが大切です。とはいえ、仕事に追われる毎日ではなかなかまとまった休みを取ることは難しいかもしれません。
仕事とプライベートのオン・オフをしっかりと切り替え、仕事のときは集中して励み、休日は仕事のことを忘れてきちんと休養を取ってください。体調の回復や気持ちのリフレッシュをして心身の調子を整えることで、不安な気持ちが解消できるでしょう。
外に出て軽い運動をする
休養を取るからといって、家に閉じこもりきりになってしまうこともあまりよくありません。外に出て日光を浴びたり、軽い運動をしたりすることで、自律神経が整いやすくなります。自律神経が整うと睡眠の質が上がり、心身の調子がよくなる効果が期待できると言われています。
仕事の環境を変える
労働環境や職場の人間関係に悩んでいるなら、思い切って転職をすることもおすすめ。職場をかえて新たな環境で働くことで、気持ちを切り替えられる可能性があります。
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アイリストの仕事を楽しめる職場を探してみよう
今回は、うつ病になりやすい性格や、うつ病の原因になりえる仕事のつらい点について紹介しました。アイリストはおしゃれで華やかな職業ですが、大変な点もたくさんあるため、気持ちが滅入ってしまったときにはしっかりと休養を取ったり、軽い運動をしたりして気分をリフレッシュしてみてください。
労働環境に悩んでいるときは、思い切って転職することもひとつの方法です。リジョブを利用して、楽しんで働ける職場を探してみてはいかがでしょうか。
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なお、もしもうつ病になってしまったら、悪化する前に専門医に相談してみてください。
引用元
大阪府:どうしたらいいの?- うつ病の治療 – うつ病を予防するには?