本当に欲しい人材って?採用担当のホンネ 【ROI 総括代表 野口 尊さん】#2
「こんなスタイリストになりたい!」という理想をかなえるには、技術を磨く努力はもちろん、経験の積み重ねがものを言います。その体験の場となるのがサロン。そこで、人気ヘアサロンの採用担当者に、求めている人物像を直撃しました。さらなる高みを目指している人を応援します!
常にトレンドを意識したスタイルにて意表のあるヘアサロン、ROIの採用にまつわるホンネをうかがう2回目は、実際にどんな人物が採用されたのか、その人物像をご紹介します。
今回お話しを伺ったのは…
ROI 総括代表の野口 尊さん
都内サロンを経て、15年前に仲間とともにサロンを立ち上げる。6店舗まで業績を伸ばしたところで、6年前に自ら総括代表としてROIを創業。サロンワークをこなすかたわら、ヘアケアからネイルケア、フェイシャルまでの総合プロデュース、オリジナル商品の開発など活動は多岐にわたる。
「彼は真面目で不器用。でも、そこがいいんです」
—-今年スタイリストとしてデビューした松本克也さんの採用の決め手は何ですか?
彼と最初に会ったのは集団面接でしたね。ほかの学生と比べてもダントツでよかった。受け答えが丁寧で、まじめさや人間性のよさが伝わってきました。何よりも「このサロンに入りたい!」という必死さに好感が持てました。
—-スタイリストとしてデビューしましたが、仕事ぶりはいかがですか?
アシスタント時代から変わらず、今もいちばん真面目で不器用。でも不器用だからこそ、きちんと練習をするんです。そこがいい。
—-今後の松本さんに期待することは何ですか?
彼は将来、店長や管理職になれる人材です。人を引っ張っていくようになって欲しいですね。そのためにも、もう少し「人」に興味を持ってくれたらな…と思います。人を好きになることで仕事にも幅ができるし、トップにもなれるでしょう。
ROOKIE’S FILE 松本克也さん
資生堂美容技術専門学校卒業。ROI入社5年目を迎えた‘20年2月にスタイリストとしてデビュー。
—-スタイリストを目指した理由は?
サラリーマンとして働くよりも、努力が結果として表れ、評価になって反映される美容師としての仕事の方が自分には合っていると思ったからです。それに技術は一生、学び続けなければなりません。この部分にも魅力を感じました。
—-就職先としてROIを選んだ理由は?
理由は3つあります。まず、自分が思い描いていた美容師像に、ここなら近づけると思えたことですね。ヘアメイクとしてモデルや芸能人の撮影に携われるし、プロデュースもできますから。
2つ目は、ここなら店舗や会社が大きくなっていく可能性があること。会社と一緒に自分も成長できることを期待しています。
3つ目は、特別なお客さまが多いこと。中途半端な接客や人間性では相手にしてもらえません。自分の努力も必要ですが、お客さまからさまざまなことを学べる機会はほかにはないからです。
—-将来、どんなスタイリストを目指してる?
美容院に行くのは日常の一コマですよね。その日常を「素敵な日」に変えられたら嬉しいです。
理想像でいえば、目指しているのは総括代表の野口です。僕が美容師になったらやりたいと思っていることのすべて体現しているのが彼なんです。ROIに入社するにあたって、ここで学べるメリットしか思い浮かびませんでした。
—-ストレス発散法は?
自分一人で過ごす時間をつくって、自分と向き合うようにしています。本を読んだり、町を歩いて情報をキャッチしたり。休日も勉強する時間に使って、自己投資しています。
採用担当のホンネから分かった3つのポイント
1.「このサロンで働きたい!」という意思や志望動機がはっきりしていること
2.時間を守るなど基本マナーを身につけていること
3.努力を惜しまない真面目な態度であること
一見、華やかに見えるスタイリストの世界も、実は地道な努力の積み重ねがなくては一人前になれません。だからこそ、トップスタイリストとして活躍する野口さんがイチオシする人材は、真面目で努力家の松本さん。人を惹きつけるスター性に、努力して身につけた技術力が加われば、もうトップの座は約束されたようなもの!
▽前編はこちら▽
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