人生に迷ったり遠回りしても何ひとつ無駄なことはない。私の履歴書 Vol.32【Pink rose windowオーナー KAIさん】#2

Instagramのフォロワー数が累計10万人を越えるなど、大人気のサロン「Pink rose window」のKAIさん。圧倒的なアート力や技術力で多くのお客様から支持を集めています。前編では、ネイリストを志すきっかけなどを伺いました。後半では、座右の銘は「努力と根性」と語るKAIさんの仕事への向き合い方や波乱万丈な仕事人生をお届けします。

フリーランス初期

人生なんとかなる! という精神で

——ヘアメイクの技術はどこで学んだのでしょうか。

知り合いにヘアメイクになりたいと話したところ、海外の有名ファッション誌で写真を撮っていたカメラマンさんの撮影会に連れて行ってくれました。そこに来ていたヘアメイクさんと仲良くなり、色々と現場のお手伝いを始めたのがきっかけです。

アシスタントに就く話もありましたが、自分で進んでいこうと腹をくくり、フリーランスとして自宅をネイルサロンにしたのが始まりです。約3年住んだ後は、青山のサロンでフリーランスのネイリストとして働きました。

実は特殊メイクの専門学校にも行ったんですよ。朝から15時くらいまで授業をした後は、ダッシュで青山のサロンへ向かいお客様を施術するという多忙な日々を送りました。

——特殊メイクの専門学校へはどうして行くことになったのですか。

「特殊メイクをやってみたい」と友人に話したところ、特殊メイクの専門学校に1年間通うことになりました。同時にフリーランスとして仕事をするようになり、結果いろんな仕事が舞い込んできました。多忙を極めましたが、ここで頑張ったことが仕事にもつながったと思います。

1年間特殊メイクの専門学校に通ってみて、自分がやりたいことは女の子が喜んでくれることで、ビューティー寄りのことだったという再認識ができました。

——特殊メイクで学んだことは、ネイルのデザインにも活かされていますか?

活かされていると思います。特殊メイクの勉強はとても楽しくて、一番最初の原点に戻って、デッサンから始めることもありました。人生で破茶滅茶な経験をしても、何一つ無駄なことはないと思います。多分僕は普通の人よりかなり人生を巻いていると思いますし、今の仕事とは全然関係ないことをやっていても全てに意味があると思っています。

専門学校を卒業後は、すぐに自分で物件や内装業者を探して1ヶ月半で今のサロンの準備をしてオープンさせました。

転機

Instagramを活用し、フォロワー数が爆発的にアップ!

——人生の転機を教えてください。

Instagramだと思います。3Dアートや珍しいステッカーなどを使った斬新なネイルを掲載することでより注目度が高まり、フォロワー数が爆発的にアップしました。ちょうどSNS流行の初期でキュレーションサイトに載ると一気にフォロワー数が増えていくような時代でもあったので、ちょうどいい時代に自分が仕事をできていたと思います。

実際にフォロワー数が伸びてからは、ファッション誌やネイル雑誌へ掲載のお声がけをしていただき、もちろんお客様の数も増えました。

——仕事をする上で大切にしていることは何ですか。

座右の銘は「努力と根性!!」気合があれば何でもできると思っていて、人間できないことは何一つないと思っています。遅かれ早かれいずれできるようになると、すぐに諦めないことが大事ですね。

そして常に心がけているのは、120%の力で手を抜かずにやること。具合が悪いときなど、自分が思うよりクオリティが下がったとしても110点か100点になるじゃないですか。求められることを全力でやれば、自然とお客様も毎月通ってくださるし、仕事もくると思います。自分の代わりはいくらでもいるので、一回一回が勝負だし、一つ一つの仕事がチャンスだと思って一生懸命頑張っています。

——今後の展望はありますか。

こんな時期ですが、全国や海外にもセミナー回りたいですし、プロデュース商品を増やして、自分が本当に使いやすいと思うものを他のネイリストさんにも共有できたらいいなと思います。リアルな話だと、20代はやれる範囲で精一杯やりきったので、スタッフを増やして人を育てていきたいと考えています!

——お店にはたくさんの可愛い雑貨が置かれていますよね。

昔から個性的な雑貨やパンチが効いたデザインが好きでした。自分のスタイルを崩さないまま、時代にあったテイストを自分の中に混ぜてモノを作るというやり方を今でも貫いています。ずっと古いままでも時代遅れになってしまいますし、時代に合わせてデザインをプラスオンしています。

当時こういったガーリーなデザインやオールピンクブームの先駆けだったので、僕はピンクが好きだったのと、なかなか男の子でピンク好きな子がいなかったので、良いかなと思ったんです。東京はとにかく「隙間産業」ですよね。同じことをやっても素敵な人には勝ち目がないので、とにかく隙間を見つけて攻めています。

——お店の今後の構想とかありますか。

それは秘密です(笑)。今までのお客様も楽しんでもらいながら、ちょっと違うテイストに変化させていきたいと思います。

KAIさんの成功の秘訣

1.願いを口に出す
2.努力
3.根性

▽前編はこちら▽
自分を窮地へ追い込み、自分を成長させました。私の履歴書 Vol.32【Pink rose windowオーナー KAIさん】#1>>

撮影/中村 早
取材・文/梅澤 暁

Salon Data

Pink rose Window

住所:東京都渋谷区神宮前1丁目10-34原宿コーポ別館301
TEL:03-6432-9592
インスタグラム:@pink_rose_window

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