子育ての不安は地元のネットワークで解決!【(株)ドクターシーラボ 広報グループ PR 菊地 恵さん】#2

(株)ドクターシーラボの広報担当として、ときには深夜まで仕事をこなしてきた菊地さん。出産・育児を通して、働き方やライフスタイルがどのように変化したのか詳しくお話を伺います。

限られた時間の中でベストを尽くす

——復職するには保育園の確保が絶対条件だと思いますが、スムーズにいきましたか?

本当は産休を取ってから1年で復職しようと思っていたのですが、学期の途中から保育園に入ることができませんでした。それで半年育児休暇を延長して、4月から保育園に預けるようになりました。

——ご自宅から保育園までは遠いんですか?

大人の足で10分くらいですね。ただ子どもと一緒に歩くと寄り道が多くなりますね。30分くらいかかります。

——復職するにあたって、不安はありましたか?

いちばんの不安は、子育てと仕事の両立ですね。効率的に仕事をこなせるのか、限られた時間の中で仕事をこなすのはすごく難しいだろうな…という不安はありました。

子どもは突然、熱を出すことがあるんですよね。仕事に穴を空けてしまうのが申し訳ないという想いもありました。ただ、ドクターシーラボは産休・育休から復職して仕事をしている社員も多く、同僚の皆さんを含め、理解いただけているのでありがたいです。

——実際に復職して、いかがでしたか?

やはり、時間が思うようにならないジレンマを感じますね。子どもと一緒にいたいけれど仕事がある。出勤すれば「もっとアレもしたいしコレもしたい」けれど、保育園のお迎えの時間があるし。

「私が仕事をしている意味って何だろう」と考えることもありました。

復職してからずっと、保育園のお迎えがあるので時短勤務をしているのですが、その中で「ベストを尽くしたい」と考えるようになりました。今は少しずつ、子育てと仕事とベストな割合を調整しているところですね。

——菊地さんの中で「働く意味」は見つかりましたか?

仕事は私と社会をつなげてくれるものですね。自分を磨いて成長できる環境が仕事だと思います。

子どもはまったく別人格で、けっして自分のものではありません。子育てをしている今、自分と向き合う環境も必要だと思っています。

パパとの時間をつくるのが課題

——パートナーとお子さんの時間はなかなか取れないようですね。

そうなんです。子どもが朝、夫が家を出るときに「お見送りする」と言い出して、毎朝の日課になりました。平日はこのひとときが唯一、一緒にいられる時間ですね。

夫も子どもに見送られて、すごく嬉しいと思っているはずですよ。

——休日は三人でお出かけするんですか?

三人で公園へ行ったり、家族の時間を過ごすようにしています。

子どもが男の子なので、男の子特有のわんぱくについて行くのが大変なんです。夫は子どもに付き合ってくれるので助かります。

私と子どもが一緒にいる時間が長いせいもあって、子どもはいつも「ママ、ママ」なんです。夫と子どもが一緒に過ごす時間をつくってあげたい。子どもが「パパと一緒に遊びたい」と言ってくれたら、もう喜んで家から送り出しますよ。

——お子さんと一緒に過ごすとき、特に気をつけていることはありますか?

スキンシップと愛情表現を意識しています。今までできなことができるようになったら、言葉だけで褒めるのではなく、ギュッと抱きしめています。「自己肯定感」を高めてあげたいんです。

あとは、知識を深めるように数字や色、文字を意識させています。例えば保育園からの帰り道では、ポストを見かけたら「赤いポストだね」とか、看板の文字を見ながら「あれは〇〇だね」とか。

今、私たちはマンションの9階に住んでいるんですが、息子はエレベーターではなく階段を使いたがるんです。そのとき、「ここは3階だね」、「4階に着いたね」といいながら数字の勉強をしながら昇っています(笑)。

子どもと一緒に過ごす時間が短い分、いろいろ教えてあげなくちゃ…と意識しています。

——子どもの成長に合わせて、分からないことが増えませんか?

今も親子教室に週1回、通っています。2歳までは親子でクラスに参加し、子どもの成長を見守りながら、親も家での接し方を学ぶ時間でした。3歳になると授業スタイルが母子分離になって、子どもを待っている間にママ同士、情報交換をする時間がまた増えました。

働いているママが多いので、参考になることが多いですね。

隙間時間を利用してストレスをリセット

——お子さんが小さいと仕事と育児は両立が難しいですよね。

そうですね。時間の配分が難しいですね。リモートワークになって、家で仕事をする日があると、メリハリが付きにくくなって、いつまでもパソコンが気になってしまったり。通勤時間がないと体力的にラクになりますが、あの時間はいろんな面でリセットできる時間なのかもしれません。マインド的な切り替えが難しいですね。

——お子さんができて、仕事の面でメリットはありますか?

子どもを褒めちぎる生活をしていると、どんなに小さなことでも喜べるようになりました(笑)。以前の自分より人生が楽しくなった気がします。

——-ストレスを感じたとき、どんなことで発散していますか?

眠る前のひとときに音楽を聴いたり、YouTubeでよそのご家庭のお子さんの成長を観て、息子の小さいころを思い浮かべたり、ホッコリしたり、笑ったりしてリセットしています。ストレスをため込まないように、隙間時間を利用してリセットしています。

あとは子どもの寝顔ですね。寝顔を観ているだけで癒やされます。

——理想の夫婦像や家庭像はありますか?

私たち夫婦はお互いに干渉しすぎず、いい意味で淡泊なんです。それぞれの人生を認め合っているというか。

夫は今、金融関係の仕事に就いていますが、彼自身「もっとキャリアアップしたい」と考えているようです。それが企業内で上を目指すのか、独立するのかはまだ決めかねているようですが、どんな道を選んだにしても応援していきたいですね。

お互いに嘘をつかず、誠実であることも大事ですよね。言いたいことを隠さずに伝えること、ありのままでいられるように、賑やかな家庭を心がけています。

——お子さんの将来についてはいかがですか?

明るくて聡明な大人に育って欲しいですね。自分の好きなことや得意なことを見つけて、その道を究めて欲しい。そのためのサポートをしていきたいです。

好きなことや得意なことを見つけるために、見聞きする機会をどんどん増やしたいと思っています。

菊地さんの子育て3カ条

1.数字や文字の勉強は保育園の送り迎えの時間を利用

2.スキンシップや愛情表現を欠かさない

3.ストレスは隙間時間を利用してリセット

「子どもと一緒に過ごす時間がない」「自分の時間が取れない」と嘆くより、限りのある時間を最大限に利用するのが菊地さん流。

保育園の送り迎えの時間を利用して、文字や色の名前、数字を学ばせるアイディアは参考にしたいところ。

もともとは子どものために「褒めちぎる」ようにしていたら、小さなことに喜びを見いだせるようになって、実は自分のためにもなっていた…という話も印象に残りました。

子育てをしながら、一緒に自分も育てられているのかもしれません。

▽前編はこちら▽
子育ての不安は地元のネットワークで解決!【(株)ドクターシーラボ 広報グループ PR 菊地 恵さん】#1>>

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