技術を突き詰め獲得した日本とアメリカのWチャンピオン【フリーランスのライフスタイル ネイリスト・ダラム志織さん】

現在フリーランスのネイリストとして働くダラム志織さんは、日本とアメリカ、両方のネイルコンテストで優勝した経歴を持っています。日本でネイル講師として働いた後、アメリカに渡り、約6年間ネイリストとして活躍。2020年に日本へ帰国してからは、多岐にわたる経験を活かして、表参道のシェアサロンでネイリストをされています。

今回は、なぜこのようなさまざまな経歴をお持ちなのか、また日本とアメリカのコンテストの違いについてなど、志織さんのご経験を元にお話してくださいました。前編では、日本とアメリカ、両方のコンテストで優勝を果たしたことや、コンテストに挑むための勉強法、アメリカでの活躍についてもお伺いします。

お話を伺ったのは…

ダラム志織さん

北海道NSJネイルアカデミー札幌校(現ラ・ミューズネイルアカデミー)出身。卒業後、同校にてネイル講師として勤務する。約6年勤務したのち、神奈川県の緊急人材育成支援事業にて、求職者に向けたネイリストの職業訓練を行う。勤務のかたわら、コンテストに参加し、数々の賞を受賞。2013年には「アジアネイルフェスティバル大阪」のプロフェッショナル部門総合にてグランドチャンピオンとなる。結婚を機に渡米。アメリカではフリーランスのネイリストや講師として働く。2016年には「NAILPRO CUP」で全米年間チャンピオンを獲得。2020年に日本へ戻り、2021年には表参道に自身のサロン「NAILS by SHIORI」をオープン。
Instagram:@shiooo0ri

やりがいや達成感が原動力に。ネイルコンテスト日本一を受賞

ネイルコンテストで披露したデザイン。
競技15分前にランダムなスワロフスキーラインストーンを配られて
即興で作ったのがこちら!

――――多くのネイルコンテストでの受賞歴をお持ちですが、大会に出るようになったきっかけを教えてください。

学生時代に、先生方が多くのコンテストで賞を取る姿を見て、憧れたのがきっかけです。もともとはネイリストになりたいと思ってネイルスクールに入学したのですが、その憧れが強くなり、卒業後に同校で講師として働くことを決意しました。講師として勉強や練習を重ねていくうちに、自分が作ったものの実力を試したいという気持ちが芽生え、コンテストに参加するようになったんです。

ーーーー実際に出場していかがでしたか?

やりがいや達成感を感じることができ、とても楽しい経験となりました。それからは、毎年さまざまなコンテストに参加するようになって、年に2回開催される全国的な大会へは毎年出場していました。やるからには日本一になりたいと必死で練習して、2013年には「アジアネイルフェスティバル大阪」のプロフェッショナル部門総合にてグランドチャンピオンを獲得できました。

2016年、アメリカの「NAILPROコンテスト」で
全米年間優勝した際の授賞式

――――多くの勉強時間を費やされていると思いますが、仕事との両立はどのようにされていたのですか?

本格的にコンテストに参加することを決めてからは、学びやすい環境に身を置くため技術が集結する関東に転居し、練習時間が確保しやすい仕事に転職しました。コンテストの勉強や練習に力を入れたかったので、就業時間が決まっている職業訓練でのネイル講師を始めたんです。

――――日本で優勝されたのちにアメリカに行かれたとのことですが、海外のコンテストに出ることが次の目標だったのでしょうか?

アメリカには結婚を機に移ることとなりました。いつかは世界の大会にも出てみたいとは思っていましたが、たまたまいいタイミングでチャンスが巡ってきたというところです。約6年滞在し、その間にアメリカで一番大きな大会「NAILPRO CUP」の全米年間チャンピオンを獲得しました。

基礎を大切にするからこそ習得できる世界一の技術

メキシコのグアダラハラで行なったセミナーの様子

――――全米年間チャンピオンを獲得するなんてすごいですね。アメリカでの生活はどのようなものだったのでしょうか?

アメリカでは、フリーで仕事をしつつ講師の仕事もしていました。日本と同じ資格では働けないので、まずは現地のスクールに入学して免許を取得し、美容室の一角を借りて、ネイルサロンを運営していました。生活に慣れて、語学もある程度できるようになってからはレッスンの仕事も開始しました。仕事の合間に、いろんなネイリストの講座に通って勉強もしていましたね。

ーーーー仕事や勉強をしながら、コンテストにも参加するようになったのでしょうか? 日本との違いはありましたか?

アメリカのコンテストは1回の優勝ではなく年間のスコアが大切です。大会のシーズンになると複数の州で種目ごとにコンテストが開催されます。それに参加すると、毎回技術に見合った点数がもらえるんです。その点数の合計が1番高い人がその年の年間優勝者となるので、優勝を狙うにはすべてのコンテストに参加しなければいけません。私は、最初の1年はコンテストの雰囲気を知るため、数種目のみ参加しました。2年目は一部のコンテストにしか出ることができず、3年目の2016年にやっとすべてのコンテストに出場することができて年間優勝を果たしました。歴史のある有名なコンテストなので、世界中からそれぞれの国のトップネイリストが集まります。とても刺激になり、学ぶことも多かったですね。

――――日本でもアメリカでも優勝できる高い技術は、どのようにして習得したのですか?

まずは、基本を徹底的に練習します。そこで課題を見つけ、どうしたらできるようになるのか考えながら練習を繰り返していました。また、私の場合は、多くの勉強会に参加し、都度都度技術を取り入れていきました。同じものを作るにしても、人によってやり方が異なります。たくさんの技術を見ながら自分なりにアレンジして、一番やりやすい、美しい仕上がりになる方法を探求していきましたね。

コンテストで高い技術を披露していたネイリストの講座に行くこともあります。期間中はライバルでもお互いネイルが好きで刺激を与え合う仲間として、みなさん受け入れてくれるんです。私の講座にも同じ大会に出場していた方が生徒さんとして来ることもありました。

また、ネイルのモデルをしてくださる方に意見を伺うことも。モデルさんはネイルのプロではありませんが、多くのネイリストの作品を見てきているので思いがけない意見がもらえることがあるんです。周りの意見は一度素直に聞いて、そこから自分のやり方を見つけることを徹底しています。

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コンテストのための環境作りや時間の確保など努力を重ね、目標に向かってひたむきに突き進む志織さん。基礎をベースに自分なりの方法で技術を習得していくことが優勝への第一歩だと教えてくれました。

後編では、帰国後にオープンされたネイルサロンの運営について、また、志織さんのネイルの魅力である美しく仕上げるための丁寧な施述についてお伺いします。

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Salon Data

NAILS by SHIORI

住所:東京都港区北青山3-5-8青山OKビル5階
GO TODAY SHAiRE SALON 表参道Luce内

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