【美容師国家試験直前!】事前にチェックしておきたい持ち物やカット課題について解説!
美容師になるためには美容師免許が必要となりますが、取得するには先に美容師国家試験を受験して合格しなくてはいけません。また、美容師国家試験は年に2度しか受験できないので、事前準備をしっかりとおこなっておくことが重要となります。
ここでは、試験の前に知っておきたい「持ち物」や「カット課題」についてまとめました。ぜひ参考にしてみてください!
事前にチェックしておきたい美容師国家試験の持ち物
カットやカラーリング、パーマといった施術でお客様のヘアスタイルをデザインする仕事が美容師です。そんな美容の専門家である美容師として働きたいという場合に必ず受験しなければいけない試験、それが美容師国家試験です。美容師国家試験では筆記試験と実技試験が実施され、両方の試験に合格することで資格を取得することが可能となります。そこで今回は美容師国家試験のうち、実技試験を受験する際に必要となる、事前に確認しておくべき持ち物や服装など、準備事項についてご案内します。
忘れたら大変!実技試験で必要な持ち物
1.受験票
美容師国家試験には筆記試験と実技試験がありますが、受験票と筆記用具だけが必要となる筆記試験とは異なり、実技試験で必要となる持ち物はたくさんあります。
まず筆記試験と同様に実技試験でも受験票の持参は必須です。受験票は受験願書の「受験票等送付先」に記載された住所へ事前に発送されています。受験票がないと筆記試験も実技試験も受験することができないため、必ず届いているか確認をしておきましょう。
2.作業衣、上履き
作業衣については、白または淡色のものを1着用意します。指定のものがあるわけではありませんが上半身の衣服全体を覆うものであることが決まりです。
3.モデルウィッグ用取り付け金具、器具皿
モデルウィッグ用取り付け金具は作業机に取り付けが可能なものを1個用意し、モデルウィッグの高さが足りない場合にはジョイントも用意します。プラスチック製または金属製の器具皿は2枚必要です。机上や器具皿の汚れが確認しやすい不透明なものを選びましょう。
4.スプレイヤー
スプレイヤーの持参は1個となるため、自分が使用しやすい容量のタイプを用意しておくと安心です。
5.除菌用ウェットティッシュ
衛生用具として必要となる除菌用ウェットティッシュは特に持参量は決められていません。外見から確認できる場所に「エタノール」という成分表示があることが必須条件です。消毒のために使用するため、当然ながらペーパーが乾燥しているものは規格外となります。
6.敷物、雑巾、救急ばんそうこう、汚物入用透明ビニール袋
衛生を保つために必要となる敷物と雑巾はそれぞれ1枚ずつ準備しておきます。敷物はビニール製であることが決まりです。救急ばんそうこうは必要な分だけ用意します。使用済みのウェットティッシュやばんそうこうなどを収納する汚物入用透明ビニール袋は「汚物入」と表示をしておき、中身が確認できる透明で無色または淡色のものを選びましょう。
持ち物についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみて!
〈記事はこちら〉事前にチェックしておきたい美容師国家試験の持ち物
美容師国家試験のカット課題とは? 審査ポイントを解説|第二課題のワインディングとは?
美容師国家試験では、筆記試験を受ける前に先に実技試験を受ける必要があります。しかし、実技試験が具体的にどんな内容かまではくわしく知らない人も多いかもしれません。美容師国家試験の実技試験にフォーカスしてくわしく解説しますので、受験しようとお考えの方は参考にしてみてくださいね。
美容師国家試験のカット課題
美容師国家試験は毎年おこなわれるものですが、実施される年によって概要が異なることがあります。そのため、受験をする際には、その年の最新情報の確認を忘れないようにしましょう。
第二課題ワインディングの試験の流れと時間
今回の第二課題は、持参用具を使ってパーマを作るワインディング。まずモデルウィッグの審査がおこなわれ、準備時間が7分間用意されています。その後、20分間のワインディング試験がおこなわれ、モデルウィッグの顔面拭き取りが1分間。最後に仕上がり審査がおこなわれます。
カット課題、ワインディングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみて!
〈記事はこちら〉美容師国家試験のカット課題とは? 審査ポイントを解説|第二課題のワインディングとは?
美容師国家試験で行われるワインディングとは?持ち物の規定や審査のポイントを紹介
美容師国家試験は、筆記試験と実技試験があり、実技試験ではカットやセットといった技術を見られます。
ここでは、ワインディングに焦点を当てて、持ち物の規定や審査のポイントをご紹介します。
ワインディングとは
ワインディングとは、髪にパーマをかける際に、毛髪をロッドに巻いていく作業のことです。ロッドで髪を巻く前にどこにどうロッドを巻くか髪を分けたり(ブロッキング)、ロッドに巻くために手に取る髪の量を調節したりと、細かい作業がたくさんあります。
ワインディングは、美容師の技術のなかでも基礎とされている大切な作業ですが、オールウェーブと比較すると難しい課題だと言われています。
ワインディング試験の時間
ワインディング試験に設定された時間は、以下のとおりです。
・準備時間が7分
・試験時間が20分
・後片付けに1分
準備時間では、ロッドやコーム、トレイといったワインディングに使用する用具の準備、モデルウィッグの濡らしと梳かしなどを行います。試験時間の20分間で、決められた本数のロッドを利用してワインディングを行います。
後片付けは、使用した用具の片付けや、ウィッグモデルの顔面の拭き取りなどになります。
ワインディングに使う持ち物の規定
ワインディングの実技試験では、使用する用具を自分で持参する必要があります。持ち物には規定があり、規定より数量が足りなかったり、規定外の物を持ち込むと減点されてしまいます。必ず受験案内をよく確認して、準備しましょう。
ワインディングの試験に使用する物がこちら!
作業衣・マスク
モデルウィッグ
ロッド
コーム
スプレイヤー
器具皿・ピン皿
除菌用ウェットティッシュ
ワインディングの審査のポイント
採点は減点方式
ワインディング試験の採点は、減点方式です。あらかじめ項目に点数が与えられており、不備やミスがあると配点から減点されていきます。衛生技術試験と合わせて減点が50点以下で合格です。
持ち物や審査のポイントなど、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック!
〈記事はこちら〉美容師国家試験で行われるワインディングとは?持ち物の規定や審査のポイントを紹介
いかがでしたか?
ワインディング試験は技術面の審査だけでなく、道具が規定通り揃えられているか、作業に適した服装をしているかなどの審査も含まれます。規定どおりの道具を準備して、実技試験に挑みましょう。美容師国家試験を控えている人は、ぜひ参考にしてみてください。