都内クオリティと最先端トレンドを武器に、新天地 “横浜” に出店 ！【サロンインタビュー「BAYROOM」＃１】

表参道でヘアーサロンを運営する「HONEY」から、新たに横浜に新店舗「BAYROOM」が出店されました。美容室が新しい店舗を出店する際、一番悩むのがその場所かと思いますが、果たして「HONEY」の戦略はどのような展開なのでしょうか？　担当される2人のスタイリスト・吉田氏と野村氏にお話しをお聞きしました。

新宿・渋谷・池袋・銀座といった都心ではなく、敢えて横浜で勝負します！

――どのような経緯で新しく横浜に出店することにしたのですか？

現在の表参道店（ヘアーサロン・HONEY）ではお客さまの受け入れが10〜12席です。2014年のオープン当初に比べるとスタイリストが2名増えたことで、週末になるといっぱいになってしまい、予約をお断りしている状況が続いていました。

アシスタントからも来春くらいにはスタイリストとしてデビューできそうな見込みが立ってきたことで、これはそろそろ新店舗を……と考え、出店する場所を探す作業に入ったのですが、東京・表参道でお店を開いていて感じたことは、やはり青山・原宿・表参道といったこのエリアは、美容室を運営していく上では別格で「通ってでも（お客さまが）来てくれる」街だということです。

しかし自前の表参道店と競合しても仕方ないので、他の戦えそうな地域を探す段取りに……。

新宿、池袋といった他の候補地も検討していましたが、規模的にもそんなに大きくできるわけではないので、さまざまな人の流れや立地の問題を考えるとこれらの地域は難しそうに感じました。銀座には友人が開いているサロンがありますが、情報を聞いても頭打ちの印象です。渋谷はビルの再開発があるので、もう何年か後ならば……など、どこに出店するかは非常に悩みましたね。

スタッフ的に神奈川出身の人間が複数いて、横浜に対する雰囲気が掴めているということと、現在のサロン（表参道店）でも横浜方面からいらっしゃるお客さまが多く、駅の利用者数的にも横浜駅が上位ベスト5以内に入っていたことなどを考慮し、この場所にオープンを決めたという状況です。僕の勝手なこだわりとしては絶対西口だと思っていました（笑）が、出店しようというのが先にあり、場所は消去法で決めて行ったという経緯になります。

――野村さんは「HONEY」としてのブランディングを気にされたとのことですが？

最初は「横浜」でなければというよりも、新しい場所で勝負したいという気持ちが強かったです。自分も、一緒に新店舗を担当する吉田も出身が神奈川なので、横浜に対する土地勘はありました。

他の候補地として銀座・新宿・池袋も考えたのですが、やはりそれらの地域では「どんなテイスト・どのラインで?」といったブランディングを考えた場合、「HONEY（表参道店）」としてのブランドを持って行ってもしっくりするイメージが浮かびませんでした。価格帯を上げたところで他のサロンとの差別化ができませんし、逆に下げた場合は、表参道店と同じスタイリストが施術しているのに「こちらは安いの……」と変なことになってしまいますよね。

――吉田さんが考える横浜におけるヘアーサロンの勝算は？

自分も横浜の人間ですが、この辺りに住んでいる人は「横浜ってお洒落で格好良い……」という「横浜ブランド意識」が高く、ファッションや美容に敏感な人が多いと思っています。また特に女性では、この街に住んでいると遊びもショッピングもほとんど横浜で済んでしまうのに、美容室だけ青山・原宿・表参道に行くという方が多いようです。それは「行きたいサロンがないから……」という理由ですよね。

当店は、本当は横浜でヘアカットを済ましたいけれど「もうちょっとクオリティを……」と考え、都内のサロンに通っている方を横浜でストップしたい思いです。

美容サロンは価格帯も、お客さまのニーズもさまざまです。特にこの「横浜」という場所は、競合店が多そうなイメージでしたが、チェーンストア系のサロンや、中価格帯のサロンが多く、当社のコンセプトなら勝負できるのではないかと考え、出店を決めました。

表参道の最先端トレンド感覚とクオリティで、新天地 “横浜” に出店 ！【サロンインタビュー「BAYROOM」＃２】>>

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