こだわりの家具と自然な接客で心地いい空間を『BLESS』
明治神宮前駅、表参道駅、そのどちらからもアクセス可能な立地にある『BLESS』。美容師激戦区にありながら、14年間もお客さまに愛されてきた理由は、美容知識の豊富さと高い技術水準にあります。他店では断られたパーマを、ダメージレスにかけることができ、喜ぶお客さまも多いそうです。
今回はスタイリストの時田匡人さんに、インタビュー。前編では、このサロンがオープンしたきっかけや接客面で気を付けていることについて、伺いました。
お客さまとの1対1の関係を大事にできるように
—-このサロンが作られたきっかけについて教えてください。
「大手有名サロンで働いていたオーナーが、お客さまの1対1の関係をもっと大切にしたいという思いから立ち上げたのが、このサロンです。今年で14年目になります。僕は入社から10年目、スタイリストとしては5年目になるところです」
—-内装にかなりこだわりがあるそうですね。
「はい。床には100年前の古材を使っていて、何年経っても古びていかず、味がでてくるように作っています。ほかにもコルビジェ・イームズやジョージ・ネルソンの家具を入れていて、お客さまが落ち着けるような空間にしていますね。施術のときに座ってもらう座席もしっかりしたもので、とても座りやすい椅子を入れているので、居心地のよさを感じてもらえているようです。あとは外観を見て気になったといって訪れるお客さまもいます」
お客さまとの近い距離が魅力のサロン
—-時田さんが、このお店で働こうと思ったきっかけは?
「就職活動でいろいろなサロンをまわっていたときに、オーナーに出会い、話を聞きました。ケミカルの知識がとても豊富で、技術力もあり、セミナーの講師などをよくされていたので、勉強になることがたくさんあるんじゃないかなと、このオーナーの元で働きたいと思ったんです。あとは個人的に、大きなお店は人がたくさんいるのがあまり得意じゃなくて(笑)。このサロンを訪れたとき、アットホームでお客さまと近い雰囲気があったので、そこもすごく気に入り、入社を決めました」
—-スタッフの方は、現在何名いらっしゃるんですか?
「オーナーと、僕のほかにスタイリストが1名、アシスタント1名の合計4名です。お店と同じで、みんな落ち着いた雰囲気があると思います(笑)。ものすごくわいわい盛り上がるというよりは、お客さまとほどよい距離感で接するスタッフが多いのですが、スタッフ同士はとても仲がいいと思います。みんな勉強熱心なので、お互いにいい刺激になっています」
—-勉強会などはあるんでしょうか?
「このサロンでは、スタイリストでも勉強会は続けるということを大切にしています。技術面だけでなく、ブログなどの発信に関する勉強会もしているんです。いま美容業界は集客に悩んでいるサロンが多いといわれていますが、ブログを通しこのサロンを知ってお店に訪れる方も多いので、力を入れていて。ブログはスタッフが交代でほぼ毎日、記事を上げており、僕は週に2回担当しています。ネタ探しに困ることもありますが、美容師として得た知識や普段自分が思っていることなどを発信することで、お客さまとの距離も近くなるので、欠かさないようにしていますね」
自然体でありながら、細やかさのあるサービスを
—-接客面で気を付けていることはありますか?
「あくまで自然に接客をすることを大事にしています。過剰なサービスをするのではなくて、自然体でありながら、お客さまが何を求めているのかという細かいニーズに気付けることが大切だと思っていて。スタッフ全員がそういった意識を持っているので、フォローしあいながら、お客さまにとってよりよいサービスを提供できていると思っています」
洗練されながらも、温かくどこか懐かしさを感じさせる『BLESS』。後編では、その技術力の秘密に迫ります。