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コラム・特集 2017-12-15

指名の多い美容師は給料も増える!歩合給の種類と仕組みは?

美容師の給与はアシスタント・見習いの時代は固定給がメインですが、スタイリストになった後は徐々に歩合給が導入されます。どのくらい歩合制が入ってくるかはサロンによりますが、多くのサロンで「固定給+歩合給」というシステムを採用しています。歩合給を増やす方法の1つはお客様からの指名を増やすことです。ここでは指名により歩合給が増えるシステム、歩合制の種類などをまとめます。実力によって今より給与を増やしたいと思っている人はぜひ参考にしてみてください。

指名によって美容師の給料が上がる仕組み

お客様からの指名によって美容師の給料が上がる仕組みは主に2つあります。1つ目は、指名料が美容師の取り分になるものです。サロンの予約をする時、美容師によっては指名料がかかることがあります。この指名料をそのまま美容師の歩合給にするのは、よく見られる歩合給のシステムの1つです。20%や50%など還元率はサロンによって大きく変わりますが、中には100%美容師の取り分とするサロンもあります。また、美容師のランクによって還元率を上げていくサロンも存在します。トップスタイリスト・チーフ・アートディレクターなどと昇進するにしたがって、還元率も上がっていくという仕組みです。

2つ目の仕組みは「指名料に関係なく売上で決める」というものです。自分が担当したお客様からの売上の○%をもらうという仕組みです。売上を伸ばすには多くのお客様をカットすることが重要で、そのためにはやはり指名をもらうのが重要になります。また、個々のお客様に高いコースを利用してもらう、シャンプーなどの商品を買ってもらうなども売上に貢献します。

この2つの仕組みは片方だけ導入するサロンもありますが、両方導入しているサロンも多くあります。商品の販売などの営業が苦手な美容師なら、指名料で歩合給を増やすシステムの方があっているでしょう。自分のスタイリングと接客さえよければ次回も指名してもらえるからです。

ごく稀にスタイリストでなく、アシスタントが指名を受けることもあります。シャンプー・トリートメントなどの技術が高い、接客の印象がいいなどの理由でお客様が指名してくれることがあるからです。このような場合もサロンによっては歩合給をもらえることがあります。アシスタントが指名を受けること自体がめったにないため、特に業界で一般的に見られる歩合給の基準のようなものはありません。しかし、スタイリストへの昇進が早くなるということは、ほとんどのサロンで共通しています。また、指名とは関係ないアシスタントの歩合給としては、シャンプー・整髪料などのヘアケア用品の販売があります。商品知識やコミュニケーション力・営業力に自身があるアシスタントであれば、商品販売で収入を増やすことも可能です。

美容師の歩合制の種類「業務委託・面貸し」とは?

美容師の歩合制は大別すると「一部歩合制」「完全歩合制」に分かれます。一部歩合制は、サロンに勤務しながら指名料・売上の一部をもらうシステムです。一方、完全歩合制はサロン勤務という形でも固定給は一切なしになります。代わりに売上の還元率が高い、あるいはすべて自分の取り分になるなど点がメリットです。完全歩合制の働き方は主に業務委託・面貸しのいずれかになります。

業務委託は「サロンで働くがサロンの従業員ではない」というシステムです。サロンは場所と名前を貸して美容師を集めます。その場所と名前に魅力を感じたフリーの美容師が集まり、お客様に対しては「そのサロンの美容師」として接客をします。しかし、従業員ではなく全員個人事業主なので給与は完全歩合制で全員バラバラです。売上からのバック率は50%~80%程度が相場となっています。業務委託で活躍している美容師だと、月収50万円を超えるケースも見られます。通常の美容師の月収が20万円~30万円ということを考えると、こうしたケースはかなりの高収入と言えるでしょう。

面貸しは、サロンの場所だけを借りるものです。ほとんどの場合は、サロンの中の1席を自分専用として借りる形になります。ミラーレンタルとも呼ばれる形式です。業務委託と違って「サロン○○のスタイリスト」という肩書は使えません。「サロン○○内のサロン××」という風に、自分の独自のサロンを借りた1席で開業します。独立開業に近い形と言っていいでしょう。

面貸しでの売上の還元率は極めて高くなります。還元率が低いサロンでも80%~90%は普通で、100%のサロンが多数派です。100%のサロンでは、席を借りるための月額を売上に関係なく毎月払うというルールが多くなります。逆に80%などのサロンでは、その分場所代が取られない、あるいは格安などのルールになっています。

面貸しは業務委託より還元率が高いだけではありません。メニューの値段を自由に決められるメリットもあります。お客様の人数が多くなって1人では対応できなくなった場合や、少ない勤務時間でより高い報酬を得ようとする場合には値上げも可能ということです。業務委託はお客様がひっきりなしに入ってくれても、メニューの値段を上げられない以上は収入に上限があります。しかし、面貸しだったらその上限をさらに高められるわけです。

その他、ごく稀に見られる歩合給のシステムでは「雇われ店長」もあります。スタイリストから昇進して店長になるのではなく、新しくサロンを開業する出資者から店舗の運営をすべて任せられるスタイルです。この場合は個人の売上でなく店舗の売上によって自身の収入も決まります。経営のセンスがある美容師であれば、このような形で歩合給を受け取ることも可能でしょう。

歩合制と給料のシステムを理解して勤務サロンを探そう

美容師が高い収入を得ようと思ったら、歩合制をうまく活用するのが一番です。東京の一等地にある有名サロンのカリスマ美容師でも、固定給で月収50万円などを稼ぐことはほぼ不可能です。このような高い月収をもらっている美容師のほとんどが、固定給にプラスされた歩合給で稼いでいます。

歩合制はサロンによってルールも違いますし、ルールだけでは待遇の良し悪しが判断できません。売上からの還元率が低いサロンでも、たくさんお客様が入ってくれるなら稼ぎやすいこともあるからです。歩合制や給与体系を理解するだけではなく、そのサロンの運営自体もチェックする必要があります。

サロン勤務の美容師として歩合給を増やす場合も、業務委託や面貸しのような形で歩合給を稼ぐ場合も、成功するには求人情報を多く見ることが不可欠です。自分が希望するエリアで還元率などの条件がある程度よく、さらにお客様の人数も多いサロンとなると候補はかなり絞られます。その候補となるサロンも常に求人を出しているとは限りませんから、定期的に多数のサロンの求人情報をチェックするべきでしょう。

通常の仕事やプライベートの合間に求人のチェックを多く行うのは、それなりに大変なことです。しかし、たとえば美容の求人情報を専門的に集めたサイトであれば無駄な情報がない分、希望の条件に合致するサロンを探しやすくなります。美容の転職求人に特化した情報サイトでは、たとえばリジョブなどがあります。リジョブなどのサイトで定期的に求人情報をチェックすれば、高待遇のサロンに空きが出た時にすばやく応募できるでしょう。

美容師が指名を増やして収入を上げるためには、最終的には本人のスタイリングや接客のスキルが最重要です。しかし、指名を増やすことが給与面でも評価されるサロンで働く方が生活の余裕もできて、長く無理なく美容師として活動しやすくなります。そのように働きやすい環境を求めている美容師は、環境を変えるための第一歩として、まずリジョブなどの美容求人情報サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。”

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