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特集・コラム 2022-02-03

調理師の平均年収・お給料はどれくらい?|収入UPを目指せる5つの方法

おいしいものを食べると、人は幸せな気持ちになるものです。飲食店など料理を提供する場で働く調理スタッフは、料理で人を幸せな気持ちにすることができるお仕事であり、性別年齢を問わず人気の職業になっています。

調理師の平均年収や給料の相場はどのくらいなのでしょうか。調理師が収入アップを目指す際の5つの方法と、調理師の求人に応募する際のチェックポイント、そして飲食店以外で調理師が活躍している職場についてご紹介します。

調理師の平均年収・給与相場はどれくらいなの?

飲食店で働く調理師は、調理技術や経験などの実力が生きる人気の職種です。調理師として働いている人の平均年収やお給料はどれくらいなのでしょうか。厚生労働省が毎年まとめている賃金構造基本統計調査のなかでは、飲食物調理従事者としてまとめられています。

2020年度の情報にもとづき、10人以上の企業規模で、男女をあわせて平均年齢44.1歳、平均勤続年数8.6年の平均年収や給与相場について解説していきましょう。

調理師の平均月給は約25万円

10人以上の企業で働く飲食物調理従事者全体の平均は、年齢が44.1歳で勤続年数は8.6年となっています。平均月給は25万円、正確には24万9,700円です。

このうち男性は43.2歳、勤続年数9.2年で28万1,500円、女性は45.4歳、勤続年数7.8年で20万2,600円と、男女で平均月給に8万円弱の開きがあるのです。

男性では企業規模が大きくなるほど月給が上がる傾向にありますが、女性では小さい企業規模のほうが、月給が高い傾向にあります。

賞与は年間支給額で約33万円

従業員数10人以上の企業で働く飲食物調理従事者全体では、年間賞与の平均は約33万円、正確には33万2,300円です。2回に分けて夏と冬に賞与が出るとすると、1回当たり17万円弱と推測されています。

月給同様に、男性では企業規模が大きくなるほど高くなり、女性では企業規模が大きくなるほど低くなる傾向にあります。従事者の勤続年数が男性のほうが長いことだけでなく、調理の内容が異なることも影響していると考えられるでしょう。

調理師の平均年収は約333万円

従業員10人以外の企業で働く、調理師を含む飲食物調理従事者全体の年収は、平均月給24万9,700円の12カ月分に年間賞与33万2,300円を加えると、332万8,700円になるのです。

男女別にみると、男性は373万7,500円、約370万円であるのに対し、女性では272万3,100円、約270万円とかなり開きがあります。

そのため、厚生労働省調査による飲食物調理従事者の平均年収が332万円なのに対し、求人統計データによる調理師の仕事の年収は320万円。12万円の差が出ています。

年齢や勤続年数で収入はどれくらい違う?

年齢別では、40~44歳がもっと高く平均月給26万4,900円、平均年間賞与46万4,600円で、年収にして364万3,400円、約364万円です。月給が20万円を切るのは24歳以下と65歳以上で、年収も220万前後となります。

経験年数別では、勤続1~4年の平均月給20万3,600円、平均賞与21万9,500円で平均年収が約266万円、5~9年になると平均月給21万7,700円、平均賞与28万6,300円で約290万円です。

さらに、10~14年では平均月給24万1,900円、平均賞与42万0,300円で年収は約332万円、勤続15年以上になると平均月給26万7,000円、平均賞与46万6,900円で年収367万円になります。

調理師が収入UPを目指せる5つの方法を紹介

現在、調理スタッフとして勤務している職場の給料に満足していますか?
「調理師として働きながら収入アップしたい」「もっと待遇のよい職場に移って収入アップをしたい」など、検討しているという人もいるでしょう。

収入アップを考える際には、いろいろな方向から検討してよりよい方法を選びたいものです。調理師が収入アップを目指すためには、どんな方法があるのでしょうか。代表的な5つの方法をご紹介します。

1. 経験を積んで昇給・昇格を目指す|料理長など

まず、今いる職場で経験を積んで実力をつけて、昇給や昇格を目指す方法があります。まだ、調理師免許を取得していないなら、免許を取得することで免許手当て付いて収入をアップできるでしょう。

もちろん、調理師としてのスキルアップをして、調理技術を磨いたり、お店の売り上げに貢献するようなメニューを考案したりすることは、収入アップのためには欠かせません。実力を認めてもらうことができれば、料理長などに昇格してもらえることもあるでしょう。

2. 給与UPの交渉をする

スキルアップをしても給料が変わらない場合には、給与アップの交渉をしてみる価値があります。お客様の評価やリピート率、メニュー考案の実績などの根拠を示したり、売上アップの目標を示したりして交渉すると効果的です。

まずは、交渉するための根拠のポイントをどこに置くか、スキルアップのための努力をしたり、売上貢献に取り組んでみたりしながら、考えてみるとよいでしょう。

3. 海外で修行する|本場の店に勤務する

海外の本場の店で経験を積むことは、スキルアップはもちろん、転職時により待遇のよい店に採用してもらうことにも役立ちます。できれば、中華料理なら中国、フランス料理ならフランスというように本場の店に勤務すると、その後のキャリアにとっても、よい結果となるでしょう。

海外での修業は、転職だけでなく独立する際にも、お客様にアピールできるポイントになりますので、いつかは自分の店をと思っている方にもおすすめです。

4. 資格と技術を活かして転職する|人気店で働く

今の職場にこだわらず、調理師の資格と技術を活かして待遇などの条件のよい職場に転職するという方法もあります。そのためには、まずは調理師などの資格を取得する、スキルを磨くなどの準備をしていくことが必要です。

給与などの待遇面だけでなく、知名度の高い人気店で働いた経験は海外での勤務経験同様に、次の転職の際や独立する際にも、職歴として役立てられます。

5. 独立開業する|飲食店経営

雇用されている立場では、実力がいくらあっても得られる収入には上限があります。しかし、独立開業して自分のお店を持てば、年収に上限はありません。

自分のお店で料理長として働きつつ、経営もしていくことで、お店のコンセプトやメニュー、調達する食材にこだわることができることも、やりがいにつながります。

独立開業を目指すという場合には、調理師免許のほかに、食品衛生管理者登録講習会を修了して取得する、食品衛生管理者の資格が必要です。

目指せ収入UP! 求人情報でチェックすべきポイントとは?

「転職して収入アップを目指そう」と決めて求人情報を眺めても、どの求人がよいのかわからなくなってしまうことがあります。実は月給だけで比べると、転職してから「こんなはずではなかった」と後悔することになることもあるのです。

どのくらいの給与アップを目指すと、無理なく転職できるのか。求人情報のどこをチェックすれば、確実に年収アップできるのかについて解説します。

1. 給料をチェック|今よりどれくらいUPを目指す?

まずは、基本となる月給をチェックします。高望みして無理をしすぎると、なかなか新しい職場を見つけることができなかったり、勤務しはじめてすぐに体調を崩してしまったりするおそれがありますので、自分のスキルや経験に見合った職場かどうかも大切です。

その地域の飲食業全体の給与相場もチェックしつつ、今よりも1~2割程度給料がアップする職場を探してみるとよいでしょう。

2. 賞与や昇給など制度をチェック

月給についで年収に大きな影響を与えるのが賞与、いわゆるボーナスです。月給にあまり差がなくても、賞与で収入が大きく変わる場合もありますので必ずチェックして、年収で判断するようにするとよいでしょう。

さらに、長く勤務しようと思うのであれば、昇給制度があるかどうかも大切なポイントです。昇給制度がどんな制度になっているのか、査定のペースなども確認しましょう。

3. 福利厚生をチェック|手当や交通費など

手当や交通費などの福利厚生のチェックも重要です。資格手当以外にも深夜勤務手当などが付くのかどうか、交通費は満額出るのかどうかを確認しましょう。

「収入アップのために転職したのに、手元に残るお金が減ってしまった」などということにならないように、社会保険への加入ができるかどうかなどもチェックしておくことが大切です。

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自分に合った方法で収入UPを目指そう!

10人以上の企業で働く調理師を含む飲食物調理従事者全体の平均では、月給が約25万円、賞与は約33万円です。年収にすると333万円ですが、男女で差があります。

調理師が収入アップするには、昇給や昇格を目指す方法と給与アップをする方法、海外や国内の有名店で働く方法、待遇のよい求人に応募する方法、独立開業する方法があるのです。自分の目標に合わせた方法で収入をアップ!

引用元サイト
令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種
令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種

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