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特集・コラム 2022-05-27

柔道整復師になるにはどれくらい費用がかかるの? 大学・短大・専門学校の学費と就学支援を紹介

柔道整復師は、スポーツ事故や交通事故で骨折・捻挫・脱臼などに適切に対処する専門家を指します。柔道整復師になるには、高校卒業後、鍼灸・柔道整復学・リハビリテーション・作業療法・理学療法が学べる専門学校・短大・大学へ進学する必要があります。

柔道整復師の国家資格の受験資格を満たし受験に合格した後、柔道整復師の資格が交付されます。

柔道整復師になるための流れは分かったけど、実際費用はどのくらいかかるの?と疑問に想っている人も多いでしょう。そこで本記事では、柔道整復師になるためにどのくらいの費用がかかるかについて詳しく解説します。

柔道整復師になるにはどれくらい費用が必要なの?

柔道整復師になるためにはどのくらい費用が必要なのでしょうか。ここでは、柔道整復師になるために必要なことと費用について詳しく解説します。

柔道整復師になるにはどうすればいいの?

柔道整復師になるためには、専門学校・短大・大学等で、鍼灸・柔道整復学・リハビリテーション・作業療法・理学療法を学ぶ必要があります。

そのうえで国家試験の受験資格を満たし試験に合格することが必要です。

柔道整復師は国家資格! 国家試験の受験&合格が必要

柔道整復師は国家資格です。年に一度所定の試験地にて試験を受験し合格する必要があります。

試験科目は、解剖学・生理学・運動学・病理学概要・衛生学・公衆衛生学・一般臨床医学
・外科学概論・整形外科学・リハビリテーション医学・柔道整復理論および関係法規の10科目から出題されます。

問題数は合計250問(必修問題50問・一般問題200問)で、2021年の試験では必修問題40問以上・一般問題120問以上の正答が合格基準でした。

詳しい柔道整復師の試験内容については下記の記事を参考にしてみてください。

柔道整復師の国家試験とは? 試験概要について解説|柔道整復師を目指せる専門学校を紹介!

国家試験の受験資格|養成施設で3年間以上技術と知識を学ぶ

柔道整復師の国家試験には受験資格があります。受験資格には、文部科学大臣が指定した学校が大学の場合は、3年以上柔道整復師になるために必要な知識・技能を修得していると認められる人か、文部大臣・厚生大臣が指定した柔道整復師養成施設で、規定された知識・技能の修得を終えた人が対象です。

つまり、四年制大学もしくは専門の養成施設に3年以上修学している必要があります。

柔道整復師になるにはどれくらいの費用が必要なの?

柔道整復師になるためにはどのくらい費用が必要なのか、気になっている人も多いでしょう。ここでは、柔道整復師になるために必要な費用について詳しく解説します。

1. 学費|選ぶ学校によって必要な費用は変わる

柔道整復師になるためにかかる費用の一つとして学費があります。柔道整復師になるためには、大学・専門学校・短大といった教育機関で所定のカリキュラムを修める必要があります。

実際にかかる費用は、選ぶ学校によって変わるので下記で詳しく解説します。

2. 国家試験の受験料|第30回は16,500円

柔道整復師になるためには、国家試験を受験し合格する必要があります。国家試験を受験する際には、受験料がかかり第30回の試験は¥16,500の受験料がかかりました。

3. 合格後|登録手数料・登録免許税

柔道整復師の国家試験に合格した後は、免許を新規登録する必要があります。柔道整復師の免許を新規登録するためには、登録手数料と免許税を納付しなければなりません。

柔道整復師の免許新規登録申請には、手数料が¥4,800、免許税で¥9,000の費用がかかります。

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学費はどれくらいかかるの? 学校別に目安を紹介

大学・専門学校・短大に通うと、実際どのくらい学費がかかるのか気になっている人も多いでしょう。ここでは、学校別に学費の目安を紹介します。

学費にはどんなものが含まれているの?|入学金・授業料など

柔道整復師の指定校に認定されている大学・専門学校の学費には授業料以外にも、入学金・施設設備整備費・学生傷害保険料・実験実習費などが含まれています。

学校別に学費の目安を紹介!

学費にはどのようなものが含まれているのかについて解説しましたが、実際にどのくらいの費用がかかるのか気になっている人も多いでしょう。

ここでは大学と短大・専門学校に分けて費用の目安について解説します。

大学|4年間で幅広く学べる

柔道整復師を目指して大学にいくメリットには、学歴が大卒になることや、総合大学などの場合さまざまな科目が選べること、大学のキャンパスライフを送ることができるといったメリットがあります。

実際にかかる費用については、入学金、授業料、実験実習費、施設費などすべて合わせて4年間の合計金額は、下記の通りです。

①帝京大学医療技術学部柔道整復学科
6,795,000円

②明治国際医療大学保険医療学部柔道整復学科
6,900,000円

③日本体育大学保険医療学部整復医療学科
6,669,500円

④宝塚医療大学保険医療学部柔道整復学科
7,050,000円

⑤東京有明医療大学保険医療学部柔道整復学科
7,800,000円

短大・専門学校|3年間で専門的に学べる

柔道整復師になるために、専門学校や短大で学ぶメリットとしては、必要な科目だけを集中して学べることや、3年間で国家試験を受験できるので1年早く就職できることなどがあります。

柔道整復師の国家試験受験資格を取得できる短大は現在1つだけですが、入学金・授業料・実験実習費・施設費などすべて合わせて3年間の合計金額は、下記の通りです。

①帝京短期大学ライフケア学科柔道整復専攻柔道整復コース(昼間部)
1,252,600円(初年度)

柔道整復師の国家試験受験資格を取得できる専門学校は入学金・授業料・実験実習費・施設費などすべて合わせて下記の通りです。

①東洋医療専門学校柔道整復師学科
4,200,000円(夜間部¥3,300,000円)
※別途諸経費

②新宿医療専門学校柔道整復学科
4,140,000円

③東日本医療専門学校柔道整復スポーツ科学科
3,600,000円

④東京メディカル・スポーツ専門学校柔道整復師科
3,081,600円

⑤森ノ宮医療学園専門学校柔道整復学科
3,980,000円

⑥首都医校東洋医学部柔道整復学科
1,220,000円

⑧仙台接骨医療専門学校柔道整復科
900,,000円(年間授業料のみ※別途入学金その他諸経費が必要)

⑨静岡医療学園専門学校柔道整復学科
4,250,000円

⑩米田柔整専門学校柔道整復学科
3,900,000円

学費の支払いをサポート! 就学支援にはどんなものがあるの?

柔道整復師を目指して大学や専門学校に通うとなると、多額な費用がかかるので戸惑っている人も多いのではないでしょうか。そこでここでは、学費を抑えたり学費の支払いを支援する制度について解説します。

学費をできるだけ抑えるなら?|夜間部がおすすめ

学費そのものを抑えるのであれば、夜間部がおすすめです。専門学校の夜間部は昼間部に比べて3年間で平均¥500,000~¥1,000,000前後も安くなることがあります。

なぜならば、授業時間数が昼間部よりも少ないからです。柔道整復師になるために夜間部の専門学校にいくメリットについては下記の記事を参考にしてみてください。

柔道整復師には夜間に学べるところもあります 夜間で通うメリット・デメリット、注意するポイントについてお伝えします

学費の支払いを支援する制度の例を紹介!

学費の支払いを支援する制度にはいくつかの種類があります。ここでは奨学金などの種類に応じて代表的な支援制度について紹介します。

JASSO|給付奨学金

JASSO(日本学生支援機構)は2020年度より給付奨学金の制度をスタートしました。給付奨学金は、家計・学業・その他要件を全て満たしていれば、採用候補者に選ばれ所定の手続きをとることで給付奨学生として採用されます。

また、給付型奨学生になることで返還不要の奨学金が支給されるだけではなく、授業料・入学金の免除・減額の措置も取ることができます。
※別途授業料・入学金免除・減免の手続きが必要

JASSO|貸付奨学金

JASSO(日本学生支援機構)からは貸付奨学金もあります。貸与奨学金は、教育の機会均等の理念に基づいて、意欲と能力のある学生が自分の意志と責任において大学等で学ぶことができるように国の重要な教育事業として実施されています。

JASSOの貸与奨学金は、大学院・大学(学部)・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)で学ぶ学生・生徒を対象として、第一種奨学金(無利息)・第二種奨学金(利息付)を貸与しています。

貸与奨学金は、卒業後に一定の期間が経つと返済が始まります。奨学金は、卒業生が返済してくれているお金で次の柔道整復師を育てる仕組みですから、自分が学業を終え、国家試験に合格したら、必ず返済しなくてはなりません。

給付型との併用、第1種・2種の併用可能

JASSO(日本学生支援機構)の奨学金には、給付型・貸付型(第一種・第二種)がありますが、併用することもできます。

ただし、併用する場合には、所定の条件を満たしている必要があります。例えば、第一種と第二種の貸付型を併用する場合には、高等学校における5段階評価の成績が3.5以上であることなどがあります。

第二種よりも第一種のほうが無利子ということから求められる基準が高くなるので併用したい奨学金の種類を確認した上で申し込みましょう。

日本政策金融公庫|国の教育ローン

柔道整復師の学校に通うために、費用を支援してもらえる制度には日本政策金融公庫による教育ローン、銀行各社、信販会社の教育ローンもあります。預金がある金融機関でしたら、比較的簡単にローンを組んでもらうことができます。

日本政策金融公庫の場合、借入金額の上限は¥3,500,000で年間の利率は1.65%です。JASSOの貸与奨学金(第二種)の年利は、利率固定方式で0.3%以下なので国の教育ローンのほうが利子が高いのが特徴です。

社会人の方|専門実践教育訓練給付金

社会人の専門学校生の場合は、専門実践教育訓練給付金があります。

指定の専門学校で鍼灸学科や柔道整復学科で学び⼀定の支給要件を満たすと、教育訓練経費の費用を支援する「専⾨実践教育訓練給付金」(3年間で最大上限額¥1,680,000)と、訓練中の生活を支える「教育訓練支援給付金」がハローワークから給付されます。

働きながら国家資格取得を目指す人と、キャリアアップを目指す人はぜひ活用してみたら良いでしょう。

学校独自の支援を利用する方法もある!

学校によっては独自の奨学金制度・学費減免制度がある場合もあります。

例えば、東京メディカルスポーツ専門学校では、高校3年生を対象に特待生制度・再進学学費分納制度・ダブル・ライセンス授業料減額制度・ATメディカルプラン分納制度など、幅広い学費サポート制度を用意しています。

他にも多くの専門学校・大学でも、特待生を募る学校は多いので、情報はしっかりとつかんでおきましょう。

費用や支援制度をチェックして自分に合った学校を選ぼう!

柔道整復師になるまでには、指定された養成機関で所定のカリキュラムを修了し柔道整復師の国家試験に合格する必要があります。

大学・専門学校・短大など、通う学校によって費用には大きなちがいがあります。また、受験料や免許税などもかかるので、事前に費用は準備しておきましょう。

学校に通うには多額の費用が必要ですが、学費を支援する制度もたくさんあるのでチェックしてみてくださいね。本記事を参考に自分に合った学校を選び、柔道整復師として活躍する人材を目指しましょう。

引用元サイト
厚生労働省:柔道整復師国家試験の施行

公益社団法人日本柔道整復師会

公益財団法人柔道整復研修試験財団:2.柔道整復師免許証の登録事務

帝京大学医療技術学部柔道整復学科

明治国際医療大学保険医療学部柔道整復学科

日本体育大学保険医療学部整復医療学科

宝塚医療大学保険医療学部柔道整復学科

東京有明医療大学保険医療学部柔道整復学科

帝京短期大学ライフケア学科柔道整復専攻柔道整復コース(昼間部)

東洋医療専門学校柔道整復師学科

東日本医療専門学校柔道整復スポーツ科学科

東京メディカル・スポーツ専門学校柔道整復師科

森ノ宮医療学園専門学校柔道整復学科

首都医校東洋医学部柔道整復学科

仙台接骨医療専門学校柔道整復科

静岡医療学園専門学校柔道整復学科

米田柔整専門学校柔道整復学科

日本学生支援機構:給付奨学金に関するQ&A【令和元年7月4日版】

日本学生支援機構:給付奨学金(返済不要)

日本学生支援機構:進学前(予約採用)の第一種・第二種併用貸与の学力基準

日本政策金融公庫:教育一般貸付 (国の教育ローン)

厚生労働省:専門実践教育訓練給付金に関するよくあるご質問

東京メディカル・スポーツ専門学校:学費サポート

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