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介護・看護・リハビリ 2020-02-29

ホームヘルパーが仕事で抱えている悩みとは

ホームヘルパーの仕事は、高齢者や障害者など、支援を必要とする人をサポートできるやりがいのある職業です。このような利益追求とは異なる社会貢献がしたくてホームヘルパーになる人もたくさんいます。

ところが、その一方でホームヘルパーの仕事についてからさまざまな悩みを持つ方も多いようです。ホームヘルパーに転職してから後悔しないように、ホームヘルパーの現実についても知っておくようにしましょう。

ホームヘルパーに対する利用者の無理解

利用者の中には、ホームヘルパーは頼めば何でもやってくれる人と考え、家政婦のように働かせる方もいるようです。その場合、ホームヘルパーの仕事内容は、草取りから始まり、犬の散歩や窓拭き、台所の換気扇掃除などにまで及びます。

そもそもこれらの仕事は、利用者の自立した日常生活を支援するという介護保険の適用外の内容となります。適用外の仕事を依頼してくる利用者は、介護保険の理念を知らないで依頼してくるケースもありますが、知っていてもとがめられないと考えて、依頼してくるケースもあります。

もちろん介護保険の適用外なので断ることもできますが、最近の介護業界は競争が激化しています。そのため利用者を逃がしたくないために、事業者が黙認して引き受けてしまうケースも多いのが現状です。そのため、ホームヘルパーは、現場の理不尽さを感じながらも、それらの仕事をせざるをえなくなってしまうのです。

労働条件や待遇が良くない

ホームヘルパーの仕事は、肉体的にハードで、責任も重い仕事であるにもかかわらず、賃金が低いという傾向が以前から問題視されています。例えば、利用者宅の間の移動時間が勤務時間に含まれないことや、社会保険がないこと、利用者側の都合によるキャンセルに対してヘルパーに補償が無いことなどが挙げられます。

またパート雇用が多く、短時間労働であるため、ボーナスや手当てが無い場合がほとんどです。このようなが労働条件や待遇について、悩みを感じているホームヘルパーの方も多いでしょう。

事業所によっては、各ホームヘルパーの希望収入額に合わせて、勤務量を考慮してくれるケースもあります。ただし、利用者の側から急なキャンセルがあったり、契約の終了があった場合は、収入は減少してしまうため、安定した固定収入は期待できません。予想していた収入よりも金額が少なくなる月もあり、収入面で厳しいと感じているホームヘルパーは、少なくないのが現状です。

介護放棄など家族の行為に強く言えない

利用者宅を訪問するとき、家族の利用者に対する行為に対し、ホームヘルパーが反発を感じる場面もあるようです。例えば、利用者に対して家族が暴言を吐いたり、介護放棄の現場を目撃したりすることもあります。

このような場合、ホームヘルパーが家族に対して意見を言うことが、かえって利用者を悪い環境に追い込んでしまう場合もあります。ホームヘルパーにとっては、利用者の気持ちと同時にその家族の気持ちも尊重する必要があるため、家族と利用者の間にたって上手に間を取らなければいけない場合があるのです。

ホームヘルパーは、あくまで第三者にすぎません。家族には家族なりの言い分が存在しているので、利用者の介護責任を負う立場に無い第三者が口を挟むことが、事態をより難しくしてしまうリスクを考慮する必要があります。自分のできる範囲で必要な支援を行い、訪問している時間帯は、利用者を含めその家族が、楽しく過ごせるような配慮をすることが、介護のプロとして求められているのです。

いかがでしたでしょうか? 高齢者や障害者など支援を必要としている人に、手を差し伸べられるホームヘルパーの仕事。社会貢献として、大きなやりがいがあるとともに、ホームヘルパーとしてのさまざまな現実も存在しています。ホームヘルパーの現実から目をそむけることなく、仲間と励ましあって現実を乗り越えていきたいですね。

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