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特集・コラム 2020-06-28

ガイドヘルパーの養成研修とは? 何を学ぶの?|おすすめのスクールを紹介

ひとことで介護職といっても、介護関連の仕事にはさまざまな職業があります。よく聞く職種といえば、介護福祉士やケアマネジャーがあるでしょう。そのほかの介護職のひとつにガイドヘルパー(移動介護従事者)があるのです。今回は、ガイドヘルパーが養成研修でどのようなことを学ぶのか、どのような学校で学ぶことができるのかをご紹介します。

ガイドヘルパー(移動介護従事者)の養成研修とは? どんなことを学ぶの?

ガイドヘルパーとは移動介護従事者のことですが、ガイドヘルパーの仕事をするためにはまずは資格を取得しなければいけません。その資格を取得するために養成研修を受講するという方法がありますが、そこではどのようなことを学ぶのでしょうか。

養成研修の受講はガイドヘルパーの資格取得方法のひとつ

ガイドヘルパーの仕事には、視覚障害者ガイドヘルパー・全身性障害者ガイドヘルパー・知的障害者ガイドヘルパーがあります。介護福祉士が国家資格なのに対して、ガイドヘルパーは各都道府県の管轄です。なおかつ、資格要件は各市町村において定められているので、その市町村の資格要件を満たす必要があります。そのためには市町村が実施している養成研修を受講しなければなりませんが、養成研修は各市町村によって異なるので、まず各自治体の要項を確認する必要があるのです。養成研修の受講は方法のひとつですが、各自治体の資格要件をチェックして自分に合った方法を選ぶようにしましょう。

要綱・資格要件の一例を紹介

ガイドヘルパーの要綱や資格要件は都道府県によって異なりますので、お住いの都道府県の概要を確認することが大切です。今回は一例として、神奈川県と千葉県の要綱・資格要件について紹介します。

神奈川県|ガイドヘルパー養成研修事業認定要綱

ガイドヘルパーの資格要件は市町村で定めることとなっていますが、神奈川県は県が主体となって養成講座をおこなっています。神奈川県では、まず養成研修をおこなう事業所を募集しているのです。その認定研修をおこなうにあたって必要な書類を提出することによって、養成研修を実施できます。実施後には報告書を提出しなければいけませんし、もし内容に変更があった場合や研修自体を休講するときは、再度必要書類を提出する必要があるのです。その認定を受けた事業所が開催する研修を受講することによって、ガイドヘルパーとしての資格を取得でき、修了証明書が発行されます。

千葉県|移動介護従業者養成研修」実施要綱

千葉県で開催された移動介護従業者養成研修の実施要綱では、参加できるのは満 18 歳以上で全日程参加できる方、定員は約25名です。全科目受講修了者に対し、修了証明証が交付されます。ただし、ヘルパー3級以上研修修了者及び介護職員基礎研修修了者・介護福祉士の方は、本研修終了とみなされますので受講対象外です。すでに取得している資格があるなら、科目免除になる場合もありますので、あらかじめ確認しておきましょう。受講料は20,000円とテキスト代がかかります。

千葉県|同行援護従業者の資格要件

千葉県で同行援護従業者として仕事をする場合には、次のような要件を満たさなければなりません。

・介護福祉士
・実務者研修修了者
・介護職員基礎研修の修了者
・居宅介護従業者養成研修1級課程修了者
・初任者研修修了者又は居宅介護従業者養成研修2級課程修了者(3年以上介護等の業務に従事した者)

これらのいずれかの要件に該当している必要があります。そして、同行援護従業者養成研修応用課程を修了していることです。または、厚生労働大臣が定めるもの(平成18年厚生労働省告示第556号)に定める国立障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科の教科を修了したもの。またはこれに準ずる視覚障害者の生活訓練を専門とする技術者の養成をおこなう研修を修了していることです。

養成研修では何を学ぶの?

実際に千葉の養成研修を受講する場合を解説します。視覚障害者ガイドヘルパー・全身性障害者ガイドヘルパー・知的障害者ガイドヘルパーによって多少の違いはあるものの、基本的には講義と演習によって学んでいくのです。ホームヘルプサービスに関する知識についてと、それぞれのポイントについて学んだあと、介助方法について学びます。

介護福祉士や日常生活支援従業者研修修了者など、科目が免除される資格があることも

自治体によって違いはありますが、千葉県を例にすると、持っている資格によっては科目が免除されることがわかります。ホームヘルプサービスに関する知識といった基本的内容などに関しては重複するものも多いです。そのため、ヘルパー研修修了者(3級以上)、介護職員基礎研修修了者、介護福祉士や全身性・知的障害者移動介護従業者研修修了者、または日常生活支援従業者研修修了者によっては免除となる科目が複数あります。ただし、資格に応じて異なりますので、必ず自治体の規定をチェックするようにしましょう。

自治体指定の開催講座以外にも|おすすめのスクールを紹介!

資格を取得するための近道は、学校に通うことです。学校ではその資格について詳しくしっかりと教えてもらえるので、確実に身につけられるでしょう。そこで自治体の指定業者以外でも資格取得を目指せる、おすすめのスクールをご紹介します。

同行援護従業者養成研修

同行援護従業者とは、視覚障害者が外出する際に同行し、移動や排せつ、または食事などにおける必要な援助をおこなう人のことです。これまで含まれていなかった「情報支援と情報提供」「代筆・代読の基礎知識」が追加されたことにより、同行援護従業者養成研修がはじまりました。

未来ケアカレッジ|同行援護従業者養成研修

この同行援護従業者養成研修を受講できるスクールに、未来ケアカレッジがあります。一般課程と応用課程を受講することによって、資格を取得することが可能です。もし欠席して受講できない日があったとしても、無料で振替受講をすることができます。

出典元:未来ケアカレッジ|同行援護従業者養成研修

三幸福祉カレッジ|視覚障がい者同行援護従業者養成研修

三幸福祉カレッジでも、視覚障がい者同行援護従業者養成研修を受講することが可能です。視覚障害はひとりひとり違うといわれますので、その障害の種類を知り、その方にぴったりの介助をすることができるように学ぶことができるでしょう。

出典元:三幸福祉カレッジ|視覚障がい者同行援護従業者養成研修

全身性障害者移動介護従業者養成研修

全身性障害者移動介護従業者は、全身にわたる運動および機能障害の方や身体障害者手帳1級を持つ重度の障害を有している方の移動支援をするための資格を所有している人のことです。この資格を取得するためには、養成研修を受講しなければなりません。資格を取得できるスクールをご紹介します。

湘南国際アカデミー|全身性障害者ガイドヘルパー養成研修

湘南国際アカデミーでは通常3日間で資格の取得ができます。有資格保有者で科目の免除がある場合は、2日間での取得も可能です。重度の障害について学べますので、今後介護職の幅を広げられることが期待できます。

出典元:湘南国際アカデミー|全身性障害者ガイドヘルパー養成研修

三幸福祉カレッジ|全身性障がい者ガイドヘルパー養成研修

こちらでは障害者の方が経験されている車いすでの不自由な生活を実際に体験する機会を設けることで、より相手の気持ちになって介助できるよう学べます。実際に現場を経験している講師から学べるため、生の現場の声を聴けて参考にできるのです。

出典元:三幸福祉カレッジ|全身性障がい者ガイドヘルパー養成研修

行動援護従業者養成研修

行動援護従業者とは、行動援護(知的障害者や精神障害・発達障害で行動上困難があり、日常的に介護が必要な方への援護)をする資格を有した人のことです。制度が見直されたことにより、行動援護従業者養成研修を修了したことにくわえ、知的障害児者もしくは精神障害者の直接業務1年以上の実務経験が必須となっています。この点がほかの養成研修と異なりますので、注意するようにしましょう。

藤仁館医療福祉カレッジ|行動援護従業者養成研修

こちらでは3日間の研修を受けることによって資格の取得ができます。ただ知識として学ぶだけではなく、実践的に行動援護を学習することが可能です。事例にもとづくノウハウがカリキュラムに含まれていますので、イメージがわきやすく実際に援助する場合の参考にできるでしょう。

出典元:藤仁館医療福祉カレッジ|行動援護従業者養成研修

未来ケアカレッジ|行動援護従業者養成研修

このスクールの特徴は、知的障害者・精神障害者と接するサービスを提供している講師が研修をおこなうことです。豊富な経験からくる現場でのノウハウを、実践的に学べます。グループワークを通して、さまざまな視点から考える機会にもなるでしょう。

出典元:未来ケアカレッジ|行動援護従業者養成研修

自治体の要綱をまずは確認! 自分に合った資格や研修を選んでガイドヘルパーを目指そう!

仕事の内容としては全国どこでも同じではありますが、自治体によって要綱が異なるのがガイドヘルパーです。養成研修を受けるにあたっても、その開催される研修内容をよく確認して、自分に合った研修を受講することで、資格を取得したあとにより役に立つ知識を身につけられます。そのためにもまずは自分に合った資格や研修を選んで、ガイドヘルパーを目指しましょう。

出典元:
神奈川県 ガイドヘルパー養成研修事業認定要綱
千葉県 「移動介護従業者養成研修」実施要綱
千葉県| 同行援護従業者の資格要件

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