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ヘルスケア 2020-08-17

【もっと知りたい「ヘルスケア」のお仕事 Vol.10】Chura La Mana 井田真由美さんに聞く、セラピストの仕事の魅力

ヘルスケア業界のさまざまな職種にフォーカスし、その道で働くプロにお仕事の魅力や経験談を語っていただく『もっと知りたい「ヘルスケア」のお仕事』の企画。

アロマの販売職を経た後にセラピストとして独立し、Chura La Mana(チュララマナ)をオープンした井田真由美さん。前回は、井田さんがセラピストの道を目指したきっかけや、独立に至るまでの経緯をお聞きしました。今回は、セラピストのお仕事の魅力や、セラピストとして活躍するために大切なことなどを教えていただきました。

「スッキリした」と言ってもらえることがすごく嬉しいです

―井田さんは、どんなときにセラピストのお仕事に魅力を感じますか?

私はお客様に心身の変化を感じてもらえたときに、この仕事をやっていて良かったと思えます。例えば、つねに心配事があって気分が沈みがちだったお客様が、私の施術を受けて「なんかスッキリした」と言ってもらえると、すごく嬉しいです! あと、日頃のストレスが原因で慢性的な腰痛を抱えていらっしゃるお客様に、自分の溜まった感情をほぐす効果のあるヨガのポーズをレクチャーしたところ、ぽきっと骨盤が開いて骨があるべき位置に戻ったんです。このときは、お客様の体を良好な状態に持っていける手助けができたと感じ、私自身もやりがいを感じられました。

井田さんが施術時にとくに気をつけていることを教えてください。

「呼吸」は心理状態のバロメーターにもなるので、施術時はお客様の呼吸を見ることに重点を置くようにしています。あと、タッチした時の感覚も大切です。私がお客様を心から感じようと思って触るのと、単なる施術として触るのとでは伝わり方も全く変わってきます。同時に、ネガティブな感情が自分の中にあったときにお客様に伝わってしまうリスクもあるので、仕事中は負の感情を絶対に持ち込まないように気をつけています。

―では、施術以外で井田さんが普段から気をつけていることはありますか?

セラピストは普段から「感覚」を研ぎ澄ましておくことが求められる仕事なので、食事にはより一層注意を払っています。自然を大事にして、生きているものを傷つけないというヨガの教えに則り、なるべく動物性のものは摂らず、マクロビオティック中心の食生活を心がけています。自分でコントロールしながら食事をしていくと感覚もクリアになり、必要な情報をキャッチするセンサーが上手に働くようになるので、カウンセリングでお客様のお話を聞くときにも活かされます。

お客様により満足してもらえるよう、井田さんが施術以外に行っていることはありますか?

ご来店時には、沖縄ソルトやデットシーソルトとお好みのハーブの香りをブレンドしたオリジナルのバスソルトをプレゼントしています。また、ご来店いただいた際にはカラーカードを用いたヒーリングを行っているので、次の日、お客様へアフターフォローの連絡をするときに、ご来店時にお客様が引いたカードの意味を写真とともにお送りするようにしています。

自然の治癒力の橋渡し的な役割であることを忘れない

セラピストは、今後も多くの女性が活躍を目指せるお仕事かと思います。
 現代の女性が、セラピストのお仕事に挑戦するためのアドバイスをお願いします。

私は自由に活動してきましたが、お子さんがいらっしゃる方などは時間に制限がある分、人との協力は欠かせないですよね。私が独立前にお世話になったコークリエーションスペースでは、お子さんがいる方同士で協力しあってお仕事をされていて、同じ境遇の方同士で繋がることも大切だなと感じました。そういった場所であれば、働くママとして共感できる仲間や、子ども同士のコミュニケーションも生まれ、お互いに助け合える自然な流れができるようになり働くママさんたちも活躍しやすいのではないでしょうか。

これからセラピストを目指す人に向けて、井田さんからのアドバイスをお願いします。

私は普段から専門用語は使わず、子供でもわかるような言葉を選んでお客様に説明するようにしています。これは、私が尊敬している大先輩からいただいたアドバイスでもあります。いざ、つい使ってしまっていた専門用語を説明してくれと言われると、きちんと説明ができなかったりもするんですよね。なので、日頃から誤魔化さずにきちんと説明することが大切だと思います。

あと、お客様が施術でどんなに効果を感じられたとしても、自分が治したとは思わないようにすることです。つねに謙虚な気持ちを持ち、相手との距離を大事にする。そして自分はあくまでお客様の体を良い状態に持っていけるようにエネルギーを通してあげているという感覚を忘れないようにしています。

―貴重なお話をありがとうございます。最後に、井田さんの今後の展望を教えてください。

呼吸をするだけでエネルギーをもらえる沖縄で、ロケーションを楽しみながらヨガを行ったり、聖地を巡る「沖縄リトリート」を、サロンのメニューに導入していきたいですね。

また、自分で栽培した野菜を使ったマクロビオティック中心のランチやおやつを提供しながら施術やヨガを行うプランなども将来的には考えていきたいです。

セラピストとしての知識や技術だけでなく、普段から食事の面などにも気を配っているという井田さん。つねに自分の感覚を研ぎ澄ませておくことが、お客様に最高の施術をお届けできることにつながるんですね。次回は、Chura La Manaのコンセプトと、井田さんの手技・技術についてご紹介します。

▽#3はこちら▽
【もっと知りたい「ヘルスケア」のお仕事 Vol.10】Chura La Mana井田真由美さんの手技&技術をお届け!>>

取材・文:小沼奈央(レ・キャトル)
撮影:岩田 慶(fort)

教えてくれたのは…

セラピスト&ヨガインストラクター 井田真由美さん

事務員として勤務していたときに体と心に不調を感じるようになったことがきっかけで、精油やアロマに関する勉強を始める。その後、人の体質に合わせたケアをしたいと考えるようになり、アーユルヴェーダ(インドの伝統医療)を学び、アロマの販売職に転職。アーユルヴェーダの理論を基にお客様の体質を見極めながら商品の販売を行う傍ら、店内でのワークショップの開催や、フェイシャルエステのプチサロンを担当するなど幅広く携わる。販売職を退職した後、ヨガとロミロミのライセンスを取得。都内のコークリエーションスペースにてヒーリングを用いたヨガやオイルトリートメントの施術を約1年間行う。独立し、Chura La Manaを立ち上げる。

Store Data

Chura La Mana

住所:埼玉県志木市本町5-22-22
東武東上線 志木駅東口より徒歩3分
URL:https://churalamana.fun/

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