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特集・コラム 2021-11-23

精神保健福祉士の短期養成施設・一般養成施設とは?|学校の例を紹介

精神保健福祉士は、精神科病院や心療内科クリニックなどで活躍している専門職です。おもに精神疾患などを患った方やその家族に対して、困難なく日常生活をおくるためのサポートをおこないます。

そんな精神保健福祉士として働くには国家資格が必要となるため、まずは国家試験を受けるための受験資格が必要です。受講資格を取得するにはさまざまな方法がありますが、今回は短期養成施設・一般養成施設で取得する方法をくわしく解説します。

精神保健福祉士の短期養成施設・一般養成施設とは?


まずは、精神保健福祉士になるために必要な受験ルートの概要を解説します。また、ルートのひとつである短期養成施設・一般養成施設についても確認しておきましょう。

精神保健福祉士国家試験には受験資格が必要!

精神保健福祉士の国家試験は、誰もが受けられるわけではありません。受験資格を取得している人のみが国家資格に臨むことができます。受験資格を得る方法には、以下のとおりです。

1.4年制大学で指定科目を修めて卒業した方
2.2年制または3年制の短期大学などで指定科目を修めて卒業し、指定施設で2年以上または1年以上相談援助の業務に従事した方
3.精神保健福祉士短期養成施設(6月以上)を卒業(修了)した方
4.精神保健福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業(修了)した方

これらのいずれかを満たしていないと、受験資格を得ることはできません。

精神保健福祉士の受験資格についてはこちら

養成施設は受験資格を取得するための施設|基礎・専門科目の履修など

養成施設とは、精神保健福祉に必要な知識や技術を学ぶところです。大学などで精神保健福祉に関する基礎科目、専門科目を履修していない方が、養成施設で基礎科目、専門科目を学ぶことで国家資格の受験資格を得ることができます。

養成施設は一般養成施設と短期養成施設のふたつです。つづいては、それぞれどのような養成施設なのかを確認しておきましょう。

一般養成施設とは|一般大学等ルート・実務経験(相談援助)ルート

一般養成施設とは、おもに福祉系以外の4年生大学を卒業した方や指定施設で精神障害を持っている方の相談に応じる業務を4年以上経験した方が入学対象になる養成施設です。

医学や福祉に関する科目、精神保健福祉についての知識などを学べます。一般養成施設で1年以上学び、所定の課程を修めると、国家資格の受験資格を取得することが可能です。

短期養成施設とは|福祉系大学等ルート・社会福祉士ルート

福祉系の大学や短大に進学し、厚生労働省が指定する基礎科目を履修した方やすでに社会福祉士登録している方が入学します。精神保健福祉に必要な専門知識を半年以上学ぶことで、受験資格を得ることが可能。

福祉についてすでに学んでいる人が、足りない知識をさらに学ぶ場所なので、一般養成施設よりも少ない時間で受験資格を得られます。

通信でも学習できるの?|スクーリングや実習では通学が必要

精神保健福祉についての学習は、通学だけではなく、通信でも学ぶことが可能です。しかし、すべて在宅でいいというわけではありません。スクーリングが必要な科目や実習では、通学する必要があります。

短期養成施設・一般養成施設の例を紹介!

精神保健福祉を学ぶ施設である短期養成施設や一般養成施設に通うにあたって、どのような学校を選んだらいいか悩んでしまうこともあるでしょう。つづいては、短期養成施設、一般養成施設の例をご紹介します。

短期養成施設の例を紹介

まずは、比較的短い期間で受験資格を取得できる短期養成施設の例をご紹介します。それぞれの学校に、どんな特徴があるのかチェックしておきましょう。

日本社会事業大学通信教育科|精神保健福祉士短期養成課程

東京にあるこの学校のでは、精神障がい者に関する専門的な知識や技術を学ぶことができます。

国家試験の合格率が高いのが特徴で、いつでも、どこでもレポートの提出ができるe-ラーニングを導入しているという特徴も。また、通学が必要であるスクーリングは土日祝日に設定されています。

YMCA健康福祉専門学校|精神保健福祉科

神奈川にあるこちらの学校では、9カ月という修業期間で、精神保健福祉士に必要な理論や技術を自宅学習、スクーリング、実習で学んでいきます。

また、22回の国家資格では97.4%という高い合格率を誇っているのが特徴です。スクーリングは7日間で、5~9月の土日をメインに開講しています。

保育・介護・ビジネス名古屋専門学校|精神保健福祉士短期養成通信課程

愛知にあるこちらの学校では、愛知県や岐阜県、三重県、静岡県、群馬県などといった地域のいずれかに在住している方が受講することができます。

基本的には、在宅でのレポート提出がメインです。スクーリングは4月下旬~5月上旬の土日祝におこなわれます。

大阪健康ほいく専門学校|精神保健福祉通信教育科短期養

大阪にある精神保健福祉通信教育科短期養では、在宅中心でレポートを提出し、土日のスクーリングを得て受験資格を取得できます。

国家試験対策に力をいれており、国家試験合格率が高いのが特徴です。また、現場での経験が豊富な講師陣や卒業生が実習指導をおこないます。

麻生医療福祉専門学校福岡校|精神保健福祉士短期養成通信課程

福岡にあるこの学校は、創立80年の歴史のある学校です。圧倒的な合格実績を生み出すノウハウで、精神保健福祉士国家試験の合格率は九州トップクラスを誇っています。

また、メールや電話などで時間を問わず質問できたり、卒業後もサポートがあったりと、手厚いサポートを受けることが可能です。

一般養成施設の例を紹介

つづいては、おもに福祉関係の科目を履修したことない方を対象にしている一般養成施設の例をご紹介します。

日本福祉教育専門学校|精神保健福祉士養成学科

東京にあるこの学校は、2021年3月卒業生の一般養成施設昼間部通学の国家資格合格率が全国1位を誇る学校です。昼間部の通学コースのほかにも、夜間部や通信課程といったコースもあります。

いずれのコースでも、精神福祉に関する知識を学ぶことが可能です。受験対策はもちろんですが、実践力も身につけられます。

アルファ医療福祉専門学校|精神保健福祉士通信科一般養成コース

東京にあるこちらの学校は、東京都や神奈川県、埼玉県、千葉県を含む1都16県に在住する方が対象です。

働きながらでも学びやすいシステムで、通信ならではの不安も取り除くことができるよう、メール・電話・面談を通してサポートしてくれます。また、独自のシステムで転職・再就職のサポートを受けることも可能です。

東海医療科学専門学校|精神保健福祉科(通信課程)

愛知にあるこちらの学校では、精神福祉の実践的な知識や技術を身につけることができます。2年次から半年かけて、国家試験対策を実施するなど、試験対策も充実しているのが特徴。

すべてのスクーリングが土日開校で、日程も選択することができるため、仕事との両立がしやすいでしょう。

日本メディカル福祉専門学校|精神保健福祉士通信科一般通信課程

大阪にあるこちらの学校は修了率が90%を超えており、国家資格合格率も関西トップクラスとなっています。

スクーリングは土日が中心で、日程も2コースから選択できるため、仕事をしていても学習しやすいのが特徴です。

九州医療専門学校|精神保健福祉士通信学科一般養成課程

佐賀にあるこちらの学校では、1年6カ月で受験資格を取得することができます。レポートの提出やスクーリング、実習などで精神保健福祉士の業務や役割を学ぶことが可能です。

スクーリングでは、第一線で活躍している講師が直接授業をしてくれるのが特徴。そのため、精神保健福祉のあり方や現場で役立つことなどを学べます。

自分のルートに合った学校を選んで受験資格を取得しよう!

精神保健福祉士の国家資格を受験するのに必要な受験資格を得るための方法には、養成施設で学ぶという方法があります。自分のライフスタイルに合わせて学習しやすい学校選ぶことは、精神保健福祉の学習をするのにとても重要です。

さまざまな特色がある養成学校があるので、自分の地域やライフスタイルから自分にあった学校を選んで、受験資格を取得してみてはいかがでしょうか。

引用元サイト
社会福祉振興・試験センター 精神保健福祉士国家試験 試験概要社会福祉振興・試験センター 精神保健福祉士国家試験 受験資格(資格取得ルート図)厚生労働省 5.精神保健福祉士養成施設について

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